|
表示切替メニュー |
レビュー表示 |
その他作品(無) |
心に残る名台詞(投稿無) |
エピソード・小ネタ情報(投稿無) |
心に残る名シーン(投稿無) |
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】 |
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示】
|
【通常表示】/【改行表示】 |
【通常表示】/【お気に入りのみ表示】
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
1.《ネタバレ》 映画を観ていると、何気ないことがふと気にかかるときがある。
その瞬間というのは大概が、後々に、ああ、成る程ということになるもので、
そういう反復、連鎖、というものが描かれる映画はやはり面白い。
この言わずと知れたスクリューボールコメディの傑作『襤褸と宝石』にもそんな瞬間がある。
それは冒頭、ゴミ処理場で暮らすある男のところに上流階級然とした女と男がやってくる
(この時のその男の後ろに車が滑り込んでくるワンショットも凄く好い)
ところであるが、その男の汚い手を最初に躊躇いもなくしっかりと握る妹という、
このちょっとした何でもないことが、何故だかふと気になるのだ。
あんな汚い男の手をあんな身なりの綺麗な女が躊躇わずに握りしめる。
姉などは近付きたくもないというような振る舞いであったではないか。
そういったことが気になるのは、まぁごくごく普通のことだろうが、
それは何故かこの映画の忘れられない瞬間となる。
この瞬間は、この映画の先を読める瞬間でもある。
話は進み、映画も終幕間際である。
男は成功するわけだが、そこにその妹は転がり込んでくる。
勿論、そこはあのゴミ処理場の跡地である。
そしてラストショット、その妹はしっかりとその男の手を握り締めているのだ。
しかも、それは婚約の誓いとしてだ。ああ、成る程なと。
これが映画であると信じている。 【すぺるま】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-01-04 03:16:25)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
3人 |
平均点数 |
8.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
 |
1 | 0 | 0.00% |
 |
2 | 0 | 0.00% |
 |
3 | 0 | 0.00% |
 |
4 | 0 | 0.00% |
 |
5 | 0 | 0.00% |
 |
6 | 0 | 0.00% |
 |
7 | 1 | 33.33% |
 |
8 | 1 | 33.33% |
 |
9 | 1 | 33.33% |
 |
10 | 0 | 0.00% |
 |
|
【その他点数情報】
|