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【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 ドイツは戦争映画で常に悪役にされるのに辟易して、当時の「内側」の状況を知ってもらいたい気持ちもあって、この映画を作ったのではないでしょうか。 美しく散った白バラの闘士ゾフィー・ショルはそのための触媒、彼女の真摯な言動に触れたナチスに迎合する人間たちの心の揺れが見所。 審問官モーアの厳しい尋問がしだいに「問答」へと変化していくように見え、彼が気圧され迷いが生じてくる有り様が映し出されていく。 また彼にも守るべき家族があり、容易に自分の立場を崩せないことも。 法廷で傍聴する将校たちも彼女の答弁に躊躇いがちに人間らしさを覗かせ、叫ばれる「ハイル・ヒットラー」にも心なしか精気がない。 現代の人間による理想主義的な描き方ではあるにせよ、ナチスドイツの在り方に疑問を持っていたドイツ人も少なくはなかった、そう訴えかけてくる作品。 処刑台に向かうゾフィーを見送りうなだれるモーアの姿が象徴的で、ゾフィーがまとう赤いカーディガンが白皙の彼女の内に流れる血の熱さを物語っているようでした。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-08 00:00:06)
3.《ネタバレ》 ゲシュタポ尋問官がゾフィーを取り調べるシーンが圧巻。それにしても二十歳そこそこの少女が、実際あれほど泰然自若としていられるものだろうかと訝しがってみるが、監獄の小さな鉄格子から太陽を縋るように見つめる姿や毅然とした態度の合間に見せる悲しみの表情などを見ると、彼女が正義のために身を投げ打つ殉教者などではなく、ごく普通の少女であることが分かる。しかし、裁判が終わり死刑執行室へ向かう途中ふと空を見上げ、太陽が輝いていていることを認めた瞬間に、彼女は真の神々しさを身に纏っていた。断頭台に頭を置いた途端に落下。ダンサー・イン・ザ・ダークとは違い、一切の感傷の余地を挟ませない一瞬のカットで、この映画は終わる。
自分自身の生き方を問い直すために、この映画は観るに値する。そして自分たちの歴史を真っ向から見つめる勇気のあるドイツに、そうしたことを語ろうとする映画人を育ててその映画を賞賛できるドイツに、日本には決して感じられない、国家というものの成熟を見る。真善美を求めて散ったゾフィーの魂が、もしこの映画を観たなら、現在のドイツをきっと誇らしく思うことだろう。 【ヒロポン】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-12-22 21:20:49)
2.パリで見ました。白バラの抵抗運動については本では知っていましたが、ショル兄妹がどのように捕まり、どのように裁判にかけられ、どのように死んでいったのかを初めて知りました。1943年2月といえば、ドイツの敗色が見え始めた頃とはいえ、まだドイツ本土が猛爆にさらされるという状態ではなかった、換言すれば国民の多くはまだドイツの勝利に希望をもっていた時期です。そうした時期にヒトラーとナチスを否定する運動をしたということは大変、勇気がいることだったと思います。フライスラー裁判長の恫喝に対してハンス、ゾフィーが立ち向かっていくところは感動的でした(なお、フライスラーは1944年に同種の裁判を行っている途中、空襲で死亡します。天罰というべきでしょうか)映画の中でゲシュタポの取調官や女性看守がわずかに見せる人間的な側面にやりきれない話ながら、ほんのちょっとだけ救いを感じました。ゾフィー役の女優さんはすばらしかったです。
【ピュルテ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-09 05:51:22)
1.「正義は死なず」です。 【たま】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-04 16:35:38)
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【点数情報】
Review人数 |
31人 |
平均点数 |
7.00点 |
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【その他点数情報】
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