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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.日常の中にある悲喜を大阪らしいテンポの良い掛け合いと共に描く。「無縁社会」という言葉が流行語大賞のトップ10に選出された寂しい時代だからこそ、この映画に出てくるご近所さんとの繋がりを見ているだけで温かい気持ちになる。明治から終戦直後まで、別の言い方をすれば父親になった瞬間からもう少しで曾爺ちゃんになるってところまでを一人で演じた辰巳柳太郎の演技力は見事。殿山泰司や北林谷栄も同様で、特に北林谷栄は当時45歳だと知って衝撃を受けた。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-13 21:00:52)(良:1票)
1.これまで大阪人を描いた作品では、同じく織田作氏原作『夫婦善哉』が最高作かと思ってましたが、これも浪花下町を舞台に笑いとペーソスが散りばめられた秀作に仕上がってます。川島監督独特の特異な感覚はここではやや陰を潜め、ロケーションを最大限に生かし、今のニッポンにおいてはもはや絶滅種と思われる、豪快に生きたある一人の浪花日本男児の一代記が綴られていきます。最初あまりにディープな大阪弁を聞き取るのが難しかったほど。この男の生き様をただただ肯定的に描くのではなく、後半孫娘(南田洋子←美しい!)に批判させる事で、人物像に奥行きが出て一本筋が通った作品になったのではないでしょうか。それより何よりも当時の大阪下町の町並み、風物、風景こそがこの映画の最大の魅力でしょう。主役のタアやん=辰巳柳太郎はじめ、隣のおっちゃんおばちゃんを演じる殿山泰司、北林谷栄等脇役もすこぶる充実。一般受けする大スターは出てないけど、巧いバイブレイヤーを使う事によって、温かな雰囲気が滲み出せたのは川島監督の手腕によるものかと思います。好きなシーン、町の写真屋の前で子供たちとマラソン大会の写真をみつめるシーン、あとは・・・、やっぱりラストのプラネタリウムの南十字星かなあ・・・。う~ん、また大阪行きたくなってきた・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-14 13:02:43)(良:1票)
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
8人 |
平均点数 |
8.38点 |
0 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 2 | 25.00% |
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8 | 2 | 25.00% |
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9 | 3 | 37.50% |
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10 | 1 | 12.50% |
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