みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
8.《ネタバレ》 どうして現場に血が流れるんだぁー!ねえ室戸さん?室戸さーん!! 前作を忠実に再現したコミカルかつテンポの良い活劇。 若侍たちの金魚のフン振り(加山雄三と田中邦衛と土屋嘉男以外マジで見分けが付かない)も見事に再現。 ただ、さとう珠緒は軽すぎた。 アレじゃあ、今作三十郎の優男の側面が強調されてしまう。 かといって鈴木あんが乗っても微妙であろう。 「早く行けデブ」と言うようなもんだ。 それじゃあ品が無い。 入江たか子さんには悪いが、やっぱり三十郎に「うっ」と言わせられるのは、あの人くらいのウエイトと年季が無いと。 「お歳をめした貴婦人なら仕方無いね」感が。 あと最後の決闘。 スローモーションにする意味は無かったな。 一瞬の「バッー!」って出来事だからこそ、あの場面は映えるしカッコイイ。 脚本が忠実なだけに、無駄なアップと同様にマイナス演出になってしまった。 実に惜しい。 そして特筆すべきは織田裕二。 その邪魔な前髪をむしれ(憤慨) 原作では凄まじい実力と凶悪な人相に対して、義侠心に厚く知能派浪人というギャップが魅力であったが、今作では織田裕二特有のコミカルで爽やか、心優しきチンピラ風味な三十郎像を楽しめる。 どうせならその個性をもっと押し出すべきだった。 せっかく脚本に忠実なんだから、その上で新たな三十郎像を見出すのがリメイクの目的のはず。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-12-13 19:14:03)(笑:1票) 7.見事に展開していくシナリオのお陰で、直ぐに作品世界に引き込まれた。 特に松山ケンイチと佐々木蔵之介の底力が発揮されていた印象で、大いに笑わせてもらった。 悪役側のコメディ担当の風間杜夫がややすべってたのが残念でしたが、全体としては非常に面白い出来栄えだったと思います。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-11-27 06:40:14) 6.時代劇特有の緊張感がありながら、笑える部分もあり、織田の演技も両方兼ね備えていた。コミカルな部分が多いと、緊張感が無くなってしまうものだが、室戸役の豊悦がそこをカバーしていた点が大きい。角川作品にしてはなかなかの出来。エンターテイメントに徹する姿勢は評価できる。演出も良いのだが、なんと言っても脚本だろう。菊島、小国、黒澤とかいう3人組らしいが、邦画にも期待できる人材がいるようだ。こいつらの次回作が楽しみである。 【パセリセージ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-05-25 14:43:44) 5.《ネタバレ》 全く期待してなかったけど、面白かった。それは脚本が素晴らしいからに決まっているんだけど、現代にリメイクしても充分通用するんだな、と思った(「犬神家の一族」は古臭さが残ってしまってたからね)。確かに織田裕二や豊川悦司は三船や仲代には到底敵わないけど、これはこれで存在感を醸し出していたと思う。殺陣も迫力があったし、時代劇的なカタルシスやクスクスと笑える物語運びにはかなり満足。ただやっぱり、オリジナルを見てしまうと、決闘シーンの改悪は大いに残念。角川春樹は「血が噴出すようなものにはしたくなかった」って言ってたけど、それにしてもあれはないんじゃないだろうか。そういった不満はあるけれど、黒澤映画のリメイクという、ある意味“禁じ手”を上手く映画化したと思う。そして何といっても特筆すべきは大島ミチルの音楽。時代劇であんなに迫力のある音楽を流してもらっちゃ、もうたまらない。久々にサントラが欲しいと思わせてくれる素晴らしい音楽だった。 【ドラりん】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-01-02 01:56:56) 4.《ネタバレ》 良くできていたし、面白かった。とくに、役者陣がそれぞれ好演していた。でもね、僕は真っ赤な血しぶきが見たかった。最後の果たし合いは、カラーだったらどんな風になるんだろう、とオリジナルのファンは、誰もが思っていたはず。制作陣は、変に斜に構えず、その期待にまっすぐに応えて欲しかった。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-12-11 01:05:42) 3.最初はあの演出についていけるか心配だったけど、単純におもしろかった!観客にやさしい(分かりやすい)展開が非常に気持ちいい!原作観てないので比べようがないですが、監督が織田裕二じゃなきゃと言ったのは何となく分かる。あのキャラクターはよかった。 【ラグ】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-12-09 22:42:59) 2.《ネタバレ》 面白かったです。オリジナルの脚本は素晴らしいと思いました。 オリジナルの三船敏郎はお父さんという感じ。対する織田三十郎はさすがに深みという点で及ばないですが、頼りになる番長的な存在で、アリなんじゃないかと思います。殺陣に関しては、編集に助けられてる感もありますが思ったほど悪くなかったです。 ただ、最後の有名な決闘シーンですが、一太刀でなかったのはいいのですが、繰り返し見せたのは興醒めでした。ですんで、この点数です。 でも、最近の時代劇では良作の部類に入ると思います。 【osaosa】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2007-12-03 00:25:25) 1.いや、何よりもまず黒澤作品をリメイクしようという森田芳光監督らを評価したいですね。ただでさえリメイクはオリジナルに絶対に適わないうえに、時代劇なんか誰も見向きもしない今の時代に(公開初日だというのにガラガラ、案の定観客の平均年齢は高かったです)黒澤作品をリメイクしようと言うのですから評価してあげたいですよ。叩かれることうけあいですしね。 で、問題の織田裕二ですが・・・思ったより悪くなかったと思います。三十郎が織田裕二と聞いたときは、ねーよと思いましたが観てみれば、そんなに酷くはありません。そりゃあやっぱり三十郎=三船というイメージが頭の中にあるので多少の違和感は感じずにはいられませんでしたが・・・。他にも2,3言いたいことはありますがこの辺にしておきましょう、この後は批判の嵐が続く予感がしますし・・。 まあ、何ですか、小難しい話は一切無い娯楽作品なんです。殺陣かっけええ!室戸との対決すげえ!押入れ侍おもしれえ!とかそんな簡単な感想でも抱ければそれで良いんじゃないでしょうか。 それとせっかくリメイクされたのですから、もっと多くの人に観て欲しいですね。日本人に生まれて「ラストサムライは知ってるけど黒澤時代劇は知らないよ」・・・そんなのはちょっと悲しいじゃないですか。モノクロは受け付けないって人もせめてこのリメイクぐらいは観てみてください。 【ケ66軍曹】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-12-01 18:53:41)(良:2票)
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