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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 雪山。山荘。若者。殺人鬼。定番。王道。定石を踏む安定感抜群のスラッシャーホラー。恐怖演出の数々。アメリカ産にはないノルウェー産の雰囲気◎。
殺人鬼は一人だけ。怪力だけど、蹴ったらひるむ。銃はある。スキー板もある。密室でもないし、出口はいっぱいある。どうとでもなりそうなのに、結局どうにもならないこの感じがもどかしくて良い感じ。人を怖がらせるのに一番大切なのは、『助かるかもしれない』という希望なのでしょう。これぞ正統派ホラー。
まずはミカルとイングが別行動。ちょっとしたことで諍い。ミカルが飛び出て、迷って、やっぱり一人みんなのところに戻っちゃう。この『やっぱり部屋に戻ろうか』と逡巡させるのがポイント。で、イングンは一人ぼっちに。最初の犠牲者。この流れが王道にして完璧。
私は個人的に、ホラー映画は『登場人物=犠牲者』が多いほうが好み。この映画は少なめ。ですが、この映画に関して言えば、少なめにしていることがプラスに働いています。まず瞬殺はされません。なにせ人数が少ないですから。あがくあがく。それがいい。エンタメホラーに過剰すぎないリアリティを添えます。
また、今回のメンバーが、若者特有のチャラさがありつつも、微妙に良い人たちってのが大事。感情移入しちゃうんですよね。だから悲劇、惨劇の衝撃が5割増し。一人でも生き残ってよかったと思う反面、殺人鬼と仲間たちの遺体がクレバスの底に横たわっているのが凄く悲しい。
忘れ物置き場のように並べられている、今までの被害者の戦利品。新聞の切り抜き。こういった小道具の使い方にも抜群のセンスが見え隠れ。掘り出し物とはまさにこうゆう映画を言うのでしょう。
なぜ少年は両親から虐待を受け殺されなければならなかったのか。そしてなぜ殺人鬼になってしまったのか。焼け焦げた部屋でいったい何があったのか。いくつかの謎が放置されたままなのが惜しい・・・! 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-04-25 07:10:20)
1.B級ホラーの多くは手っ取り早く本編に入りますが、この映画は本編に入るまで比較的長めです。序盤は車のCMや飲料水のCMにそのまま使えそうな映像で爽快そのもの。そして仲間が一人負傷し廃墟ホテルに着くわけですが、ここからが少し長いです。ですが一般的なホラー映画の様にチャラチャラしたやりとりや、ふざけた感じがあまりないのでそこまで退屈はしません。ここがB級ホラーと違う点。そして5人の演技がすごくしっかりしています。切羽詰まった演技なんか素晴らしかったと思います。5人の中で目立って良かったのは主役級の女性(当たり前だけど)。シガニーウィバーを思わせる風貌で、この先きっと暴れてくれるだろうと大いに期待しながら見ていました。残念ながらリプリー程の活躍はないものの、彼女の役者としての実力は十分感じました。この映画はホラーとして、グロやびっくり効果音などあるべき要素は殆どなく、またひねりのないごくごくフツーのストーリーでありながら、何故だか目が離せない。そんな空気があります。もっと言えば気付いたらドキドキしていた。これが正直な感想です。思わぬ掘り出し物でした。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-19 17:26:18)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
6人 |
平均点数 |
5.83点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 16.67% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 33.33% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 1 | 16.67% |
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8 | 2 | 33.33% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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