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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
6.《ネタバレ》 タイトルがいいですね、このタイトルに惹かれて鑑賞。でも想像してた内容とは全く違ってました。
家が燃えるシーンとあの音楽、オープニングで惹き込まれ悲しい話の予感。渡辺善太郎さんの曲が物悲しいけど優しくて安らぐ。収録曲の全てが良いですね、エンディングまでずっとこれで通してほしかったです。なぜかエンディングだけ「?」と感じる歌い手と曲で終わるなんてことが邦画にはよくあるのよ。
まず、私これ好きです。人物のキャラ設定はしっかりしてますし演じる俳優たちもハマっている。そして肝心なとこをしっかり描き見せていて、奇をてらったようなウケ狙いのような人物や描写が無いのが非常に良いのです。
誰がと言われたらピエロはお父さんかな。穏やかでホワンとしてるけど芯があり強い人って感じ、突然母親が亡くなったそのタイミングで出生の秘密まで言うのはどうなのよとは思ったけど。でもピエロって口は笑っているようなメイクだけど目が笑ってなくてむしろ泣いてるみたいなのよね。
兄弟の方も薄々何か違和感はあったんだろうな、子どもの耳にまで入るほど噂されてたってことだから、両親の方は言うに及ばずでしょうね。心無い人の下衆の勘繰りも受けていたわけね。
何と言ったら童話の世界みたいで、童話ってダークでわりと残酷でしょ。善人は最初悲惨な目にあい、悪者の最期は猛獣に食われるとか焼け死ぬとか、カタキをとられて殺されるとかですし。そしてめでたしめでたしで終わる。普通にクライムサスペンス、アクションものならなんの問題もないことですよね、放火や殺人の是非はここではあまり意味が無いと感じました。
ダーク、ブラックな再生モノ家族の絆モノでラストまで惹き込まれてほっこり見終わりました。
ジンジャーエールと嘘つくときの癖。二階から飛んでしっかり地面に着地する春。遺伝子とストーカーの夏子の存在が良いですね。吉高由里子はやっぱりこういうキャラがいい。
岡田将生はほんとに美しいわね。
最大の難点はやはりセリフが聞き取れないとこ。邦画のいちばんダメなとこですよ、録音、音声技術はどうして向上しないんだろ?
映画は映画館でしか観れない時代はとっくに終わってるのに。 【envy】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-12-26 13:37:44)
5.《ネタバレ》 自分のアイデンティティーに苦しみ続けてきた春が、絶対悪である実の父親にとった行動には賛否両論あるかと思います。でも、それはキレイごとではすまないくらい、春の苦悩が大きかったということ。そして、血は半分しかつながっていないけど兄の泉水がその苦悩を十分に理解していて、春(と自分)の苦悩を除く、ないし和らげるたった一つの方法が殺人という究極の選択であっても、春を守るためならどんなこともやる絆の強さはやはりすごい。父親のような度量の大きさを身につけるには、彼らは若過ぎたと思うのです。冒頭のシーンから、原作のイメージやセリフを大切に作ってくれていて安心しました。細かいところですが、盲目のジャズピアニスト、ローランド・カークのエピソードを、小説とは形を変えて使ってくれたことに感謝。 【黒部三十郎】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-06-13 23:29:27)
4.《ネタバレ》 原作を読んでいて、とても気に入ったので、映画を楽しみにしていました。
原作は原作で大好きだけど、映画は映画でとてもよかったです。
ガンジーと綱吉が好きで性的な暴力が許せない春。
映画の春のようにかっこよくはないけれど、
ぼくもガンジーと綱吉が好きで、性的な暴力が大嫌いです。
最近よく、どこぞの大学やらステーキチェーン店やら色んな所で集団強姦なんて事件が多発していますが、
犯人全員を虚勢して終身刑にしてもらいたい。なんなら死刑でもいいです。
きっと表沙汰にならないだけで、ものすごい数のこの手の事件が起きてるだと思う。
強姦魔の一瞬の快感のために女性は一生の傷をおう。
そのために好きな人ができても幸せなセックスができないなんて悲しすぎます。
法律では春は犯罪者かもしれませんが、ぼくは春の行動は正義だと思ってます。
もっと女性を守る国、世界になってもらいたい。
ジョーダンバットを持った春。
そんな春が大好きなです。
なんかあんま映画の感想になってなくてすいません。。
【bokugatobu】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-06-10 02:33:30)(良:2票)
3.《ネタバレ》 人は規則に従って生きている。社会活動の規範は法律。人としての在り方を示す道徳。そして自分の中のルール。罪を犯した葛城は、一度法によって裁かれました。しかし彼は意に介していない。彼のルールでは、何ら自身に非は無いから。魚を盗ったノラ猫を窃盗罪で起訴するのは無理な話。真に葛城を裁けるのは、彼が認めるルールのみです。それを見極めるために春は何度も葛城に会った。回りくどい遣り方で彼の良心に問い掛けた。自認するスタンダードで“正当に”裁かれた葛城については、この際どうでもいい。問題は春です。葛城が言う「自分の心は痛まない」は、春にも当てはまるのか。答えはおそらくYES。春に潜む凶暴性は、父の血を引いている。ただし、彼にはもう一人父親がいます。唐突に“降ってきた”命を全身全霊で受け止めた男。誹謗や蔑みを恐れぬ強い心を持った男。奥野の選択を道化と揶揄する人もいる。でも凄い事を凄いと思わせない事が、いちばん凄いこと。ピエロは笑っているから最強なのです。奥野もまた、自分のルールを持った人間でした。葛城と同じです。違うのは自分のルールに従う理由。強いから従うのか、弱いから従うのか。春のはにかんだような笑顔は、どちらの父親に似ているのでしょう。キャスティングについて。加瀬と岡田については文句なし。それぞれの血を引く父親、小日向と渡部との相性も抜群です。ただ、若き日の小日向にヅラを被せた事や、年増の鈴木京香には違和感がありました。若作りする必要は?でも観終わって納得。この夫婦の年齢は物語に深みを与える重要なファクターと考えます。養蜂にも意味がある。ミツバチの生態が奥野家の姿と重なります。遠心分離機の2枚の巣板は、DNAの二重螺旋の暗示か。奥野正志の生き方を象徴するような優しい音楽の使い方もいいです。細部まで創りこんだ映画。素晴らしい。 【目隠シスト】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-05-27 18:25:49)(良:1票)
2.《ネタバレ》 映像化不可能と謳われていたらしい原作のほうを、本作の鑑賞後にぱらぱらと読んでみた。小説でも漫画でも実写化によって劣化する作品が多いと個人的には思うのだが、この作品に関しては映画版のほうが断然良い。原作で随所に挿入される文化的な薀蓄が私には少し煩かったのだが、映画では大幅にカットされていて、かなりさっぱりまとまっている。森淳一の作品はこれまで「TOYD」しか観たことはなかったが、この冷たさを含んだ透明感は持ち味なんだろうなあ。そして、本作のいちばんの見所はキャスティング。こんなにそっくりな子役を使った回想シーンは今まで見たことがない。加えて、泉水も春もどちらもそれぞれの親に似ていることがびっくり。起用する役者のチョイスによってこんなにリアリティーを醸し出す作品はちょっと珍しい。
【よーちー】さん [試写会(邦画)] 8点(2009-05-14 14:38:36)(良:2票)
1.本来ならこういった邦画は映画館で観ないんですが、「アヒルと鴨のコインロッカー」がかなり良かったので、同じ原作者ということで映画館で観てきました。ミステリー作品なのかと思いきや、それよりも家族の絆がテーマって感じなんでしょうか。連続放火事件を軸に物語が進んで行きますが、その犯人や動機っていうのは、わりと早い段階で読めてしまいます。“アヒルと鴨”みたいな驚きの展開を期待していたので、その点はかなり拍子抜けでした。切なかったり、笑えるところもあったり、全体の雰囲気は良かったと思います。キャストも良くて、春役の俳優さんは私は知らなかったのですが、役にしっくりきてました。また、子供時代の子役達も演技が自然ですごく素敵でした。個人的には夏子さんという役の設定が絶妙で大好きです(笑)。渡部篤郎はいかにもというか、役にハマリ過ぎてる感じが逆に嫌でした。あまり名前の知られてない役者さんにしてほしかったなぁ。ともかく、作品自体は内容・雰囲気ともに良かったです。 【びくーにゃ】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-04-29 02:35:12)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
82人 |
平均点数 |
5.66点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 4 | 4.88% |
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3 | 5 | 6.10% |
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4 | 9 | 10.98% |
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5 | 10 | 12.20% |
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6 | 31 | 37.80% |
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7 | 16 | 19.51% |
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8 | 6 | 7.32% |
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9 | 1 | 1.22% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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