|
表示切替メニュー |
レビュー表示 |
その他作品(無) |
心に残る名台詞(投稿無) |
エピソード・小ネタ情報(投稿無) |
心に残る名シーン(投稿無) |
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】 |
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示】
|
【通常表示】/【改行表示】 |
【通常表示】/【お気に入りのみ表示】
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 同性愛の偏見が強い時代の割には、いとも簡単にそれらしい相手に遭遇できるのが不自然だった。パートナーにはなかなか巡り合えないゲイだからこそ、相手に先立たれるショックははかりしれないと思うのだけど、次から次へといい男が向こうからやってくる。それこそバスのように。この辺の違和感が少し引っかかったが、上質ないい映画を見たという余韻があった。
別れた元妻は、今でも心の友。マイノリティであるゲイと知りながら、師のために銃をわが身に隠す美しい教え子。渋いなあ・・・。口数の少ない主人公をコリンが抑えた演技で演じているから、画面から彼の気持ちがにじみでているように思えた。 【tony】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-11-14 00:25:39)
3.《ネタバレ》 トム・フォードは知らないが、とても雰囲気のいい映画だった。大切な人を失った孤独。過去、現在、未来と思いをはせては、孤独を重ねていく。ゲイを演じるコリン・ファース、夫と別れ子供と離れて孤独をぶつけるジュリアン・ムーア。どちらもクセの現れそうそうな役だが、感情を押し殺して現実味のある感じが良かった。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-12 22:03:44)
2.《ネタバレ》 この映画は、一人の男が、「死」に向かう“一日”という道中を描いた“ロード・ムービー”だと思う。
孤独に苛まれた男が、何処か遠くに行くわけではない。普段と変わらない一日をある「決意」を込めて生きるだけの話である。
だけれど、そこには起伏に富んだ出来事と出会いが繰り返される。
“孤独感”に埋め尽くされて色彩の無かった世界が、ふとしたことで色味を帯びていく。
それは、世界中のすべての人間の何気ない日常の中に、「生きる」ということの意味と価値が溢れているということを物語っている。
それと同時に、世界が色を帯びていく過程には、「死」を決意した男自身が、「生きたい」という本能に気付いていく様を感じた。それは、「明快」という言葉を隠れ蓑にして現実から目を伏せてきた男が、自分が在る世界を直視したということだったと思う。
結果的に、一日の最後に主人公の男が得た結末は、目覚めたときに決意したままのものだったかもしれない。
しかし、そこには明確な違いがある。
“死ぬために生きる”のか“死ぬまで生きる”のか。
同じように聞こえる言葉の価値の違いを強く感じる映画だった。
世界的デザイナーのトム・フォードという人が初監督をした映画だけに、作品全体に強い「美意識」が溢れている。
そういうタイプの映画は多いけれど、この映画の美意識は決してビジュアルの表面的な部分だけではなく、人間のインサイドに至るまで徹底的に反映されている。
素晴らしい才能だと思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-05 14:17:29)(良:1票)
1.《ネタバレ》 デザイナーのトム・フォードのことはそれほど好きではなかったが、本作のデキは素晴らしいと言わざるを得ない。全体的に高い“美意識”に支えられており、彼が描こうとしたヴィジョンも明確であり、才能の高さをひけらかす様な嫌らしさも微塵も感じさせない。単なる道楽ではなくて、彼がGUCCI、イヴ・サンローランを捨ててまで、映画の監督にこだわった理由というものがきちんと見えた気がした。
最愛の恋人を亡くし、自殺を決意した男の、いつもと変わらないようで何かが変わっている一日を通して、彼の『過去』『現在』『未来』を浮き彫りにしている。
『人生』『孤独』『恐怖』『希望』といった哲学的な要素を交えながら、前向きに生きることができるような一筋のまばゆい光が感じられる。
どんよりとした曇り空が晴れるような感覚、海の中で呼吸ができないでもがいている中で陸地に辿り着いたような感覚を味わえる。
ラストの展開は結果的には同じかもしれないが、明確な違いを打ち出している。
大切なことは“結果”ではなくて、“気持ち”の問題であろう。
孤独から逃げた果てではなくて、最愛の恋人に迎えられるというハッピーエンドと捉えることもできる。
彼の専門分野のファッションについてももちろん輝いている。
しかも、映画の本質とは無関係に輝いているのではなくて、映画を盛り立てるための道具としてしっかりと輝いている点が素晴らしい。
登場人物のキャラクターの性格や生き様をファッションなどのライフスタイルという形を通して代弁しており、デザイナーならではの感性が活かされている。
『ウィンザーノットで』と指示を書き加えるシーンには、主人公がイギリス人であるという誇りが込められているだろう。
また、トム・フォード自身ゲイであることは有名であり、本作もゲイを扱った映画である。ゲイに対する差別や偏見などを直接描いた部分がないにも関わらず、ゲイに対する差別や偏見なども本作を見ることで緩和していくような気がした。
彼らも我々と何一つ変わることのない普通の人間であり、普通に誰かを愛する人間であるということが描かれている。
声高々にストレートに主張してうっとうしいと思わせることなく、自分のメッセージを相手の心に伝えているということも評価できる部分だ。
男同士のラブシーンもあるが、嫌らしさなどは全くなく、トム・フォードのセンスの高さが垣間見られる。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-10-14 23:17:29)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
24人 |
平均点数 |
5.33点 |
0 | 0 | 0.00% |
 |
1 | 0 | 0.00% |
 |
2 | 2 | 8.33% |
 |
3 | 1 | 4.17% |
 |
4 | 4 | 16.67% |
 |
5 | 6 | 25.00% |
 |
6 | 6 | 25.00% |
 |
7 | 1 | 4.17% |
 |
8 | 4 | 16.67% |
 |
9 | 0 | 0.00% |
 |
10 | 0 | 0.00% |
 |
|
【その他点数情報】
|