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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 「私達は水槽の金魚さ。水槽を海だと思い込まされている」
「そこも現実っていうゲームの世界じゃないの?」
などなどの台詞に痺れてしまう身としては、観賞中、とても楽しい時間を過ごせました。
現実と虚構の境界線が曖昧になってしまう作風はフィリップ・K・ディックの面影を感じさせる一方で、後代のサイバーパンク映画に与えた影響も大きいように思えますね。
モノクロ世界の中で一部だけカラーを用いて、その存在を際立たせる手法については、幾つかの映画で目にしてきましたが、この作品は、その使い方が凄く好みなんです。
特に、色が流動的に変化する口紅とドレスの演出などは、全体に漂うオリエントな猥雑さと、それに伴う色っぽさを引き立ててくれていましたね。
湯気を浴びただけで、すぐに曇って調子が悪くなってしまうカメラアイなんかも、妙に説得力があるというか「本当にそんな機械が存在しそう」というSFマインドを、大いに刺激してくれます。
主人公を手助けしてくれる仲間のジョイスティック、ヒロイン格のナイマも魅力的なキャラクターで、三人でハッキングを行うシーンには、実にワクワクさせられるものがありました。
はてさて、こんな映画を撮ったのは一体誰なんだ? と調べてみたら「ぼくは怖くない 」と同じ監督さんだと分かって、大いに納得。
あちらも素晴らしい傑作でしたからね。
上述の通り、全体的に好印象の映画なのですが、気になる点としては、もう一人の主人公とも呼ぶべき存在であろうソロが、作中であまり活躍してくれなかった事が挙げられそう。
彼は仮想世界にいる「囚われのお姫様」ポジションであるのだから、現実世界の主人公ジミーの行動原理でさえあれば良いのだ、という解釈も可能でしょう。
ただ、それにしてはラストシーンにて
「私達は勝ったのか?」
「あぁ、勝ったよ」
という小粋なやり取りを交わす件など、まるで二人が共に戦った相棒であるかのように描かれているのが、少し不自然に感じられたのですよね。
それならば、終盤にてソロも「ニルヴァーナ」の消滅に役立つような見せ場が欲しかったな、と思ってしまいます。
ソロと別れを交わした後、ジミーがドアに向かって発砲した後のシークエンスに関しては、色々と解釈の分かれるところでしょうね。
自分としては「ジミーの死後、ナイマの中に挿入された記憶チップという形で、二人は一つになれた」という一種のハッピーエンドなのだと考える次第。
その方が、勝者となった主人公には相応しい顛末かと。
劇中にて印象的に語られていた「降りながら消える雪の一片」が、スタッフロールにて描かれる終わり方なども、とても良いですね。
こういったビジュアルセンスって、凄く好き。
素敵な余韻を与えてくれる映画でした。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-04-14 12:23:01)
1.否の意見が多いようですが、ヨーロッパ製のSF映画としては傑作かもしれません。イマジネーション感覚あふれる映像と、まるでアートのようなセットの構築にただただ目を惹かれるばかりでした。ランバート映画としてはとてもよく出来た映画かと。こういう世界観すきです。 【ユウジロウΣ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-07-31 00:31:50)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
16人 |
平均点数 |
4.75点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 2 | 12.50% |
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2 | 1 | 6.25% |
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3 | 2 | 12.50% |
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4 | 3 | 18.75% |
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5 | 1 | 6.25% |
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6 | 2 | 12.50% |
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7 | 3 | 18.75% |
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8 | 2 | 12.50% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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