みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
2.これは『マカロニ王子 ニューヨークへ行く』といった感じの趣向でしょうか。アリゾナからニューヨークにやってきた(前世期から現代にやってきた、と捉えても結構)保安課が、囚人の移送中に取り逃がしてしまう。そこで、右も左もわからぬ大都会を持ち前の厚かましさを武器に(?)囚人の追跡を行う、というオハナシ。実際、妙に説得力のある邦題(意味はワカランが)で、この邦題を考えたヒトはエライと思います。まあ追跡劇として見るとそれなりにお粗末ではありますが(引っ張った割にはアッサリ囚人を発見するしなあ)、そこはそれ、別角度の面白さ。演出の切れ味とか(冒頭のタイトルのバックで繰り広げられる先住民とのやり取り、まさにツカミはOK)、ビリヤード場の対決にバイクチェイスといった体を張ったアクションとか。さらには、サイケ調の大都会の風俗描写、これはもう文明批判と呼ぶ気も起らない、若干の悪意すら感じられもする描き方で、何か知らんが面白ければいいじゃないの、ってな感じ。プログラムピクチャー的な「中身の無さ」が実に素晴らしい、活きの良い映画です。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-10 08:45:10)(良:1票) 1.マンハッタンでテンガロンハットを被った主人公の保安官が、街の人間に「テキサスか?」と聞かれて「アリゾナだ」と苦々し気に答えるシーンがくり返し描かれ、笑える。この男、常にクールだが女にだらしないってあたりの設定も、実に人間臭くてよろしい。そんな、けっこうダーティ(後のハリー・キャラハンほどじゃないにしろ)なヒーローを、イーストウッドが快演。ドン・シーゲルの簡潔明快な語り口も、最近のジェットコ-スタ-調の16(時には32)ビートじゃなく、8ビートの映画的テンポで快調であります。 【やましんの巻】さん 8点(2003-06-06 13:44:33)
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