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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 ギリアムの世界が好きな人には堪らない仕上がりの作品。「ブラザーズグリム」「Dr.パルナサスの鏡」と、個性的な世界観にCGアートを少しずつ取り入れてきたギリアムにとって、今作は従来の古典的美術とCGをうまく融合した作りになっている。妙に発展しすぎた世間に馴染めない主人公が、ゼロを追求するうちに愛と友情を知り、世の中と区切りをつけて終には恐れていた無に自らを投じるという展開は、抽象的ながら涙を誘う。分かりやすくしたら「12モンキーズ」になるのかもしれないけど、今作はギリアムに馴染めない人には退屈だろう。ギリアムも既に75歳、この先誰にも作れないだろう世界観の映画を1本でも多く作ってもらいたい。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-08-14 21:10:34)
2.《ネタバレ》 近未来の魂のなさそうな人を描いた、魂のこもった愛すべきSF大作。「未来世紀ブラジル」で脚光を浴びたテリーギリアム、ここにきて、本当に自分の納得いく作品を仕上げた感がある。小道具まで愛すべき要素たっぷりで、じっくり観るためのDVDが欲しい。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-03-13 00:27:12)
1.《ネタバレ》 真面目に生きて真面目に仕事を頑張り、
ひとつのものを追い求めるあまり心を病んで扉を閉ざした人(主人公コーエン)、
その脳内世界を表現したものだと理解した。
ラスト近くの我々君のパジャマ姿は「患者」ということだろう。
だから観ている私たちにとって筋が掴めず難解なことも計算なのだ、多分。
外に出ろ!とかあなたが好き!などの言葉を拒絶して自我の中だけで暮らし、
おそらくさまざまな経験で傷ついた後に沈んだ「虚無」の渦を見つめ、
それを追い求めることを止められないその姿。
我々君は虚無を選び飛び込んで行ったのだ。
現実との決別だ。
私の心には少し悲しい物語として映った。
ブラジル以後いくつもの作品で見てきたアイテムがちりばめられ心地良く、
彼の世界はやはり現実を超越した人のなかに息づくものの投影なのだと思った。
現実と折り合いをつけずにまたこんな作品を作った監督に拍手。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-24 21:19:52)
マーク説明 |
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《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
14人 |
平均点数 |
5.64点 |
0 | 1 | 7.14% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 7.14% |
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4 | 1 | 7.14% |
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5 | 4 | 28.57% |
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6 | 2 | 14.29% |
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7 | 1 | 7.14% |
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8 | 3 | 21.43% |
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9 | 1 | 7.14% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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