みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
25.序盤からもの凄い情報量で頭がパンクしそうになった。私は広島弁も広島の地名もだいたいわかるが、そうでない人には訳のわからないところもあったのではないか。そして、ただ単に情報量が多いというのでは無く、なんでもないような日常のシーンで心の機微に触れる描写が多々あり、どうしてここで感動しているのか自分でうまく説明できないけれど、何故か涙が流れてしまうところも何度かあった。作品として評価が高いことはわかっていたので、身構えてというか、ちょっとハスに構えた感じで見始めたが、まあとにかく見事に心を奪われてしまって、参りましたという感じです。 【すらりん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-07-07 13:09:37) 24.こうの史代さんのファンなので、原作は随分前に読んでいました。映画は原作にほぼ忠実に丁寧に描かれていて素晴らしい出来だったと思いますが、世間で大騒ぎされているほど衝撃を受けたりはしませんでした。ここまで騒ぎになっているのは原作があまり知られていないからでしょうか?過熱気味の評価にちょっとびっくりしています。原作のほうが映画よりも踏み込んだ内容だったので、内容に興味を持たれた方はぜひ原作を読んで欲しいと思います。 【クリロ】さん [映画館(邦画)] 8点(2019-08-24 14:30:53) 23.《ネタバレ》 なんの予備知識もなく、絵柄で戦時中の恋愛モノかな、くらいに思って鑑賞したらガチな戦争映画でびっくりした。 いい意味で。 戦争によって、戦地に赴く兵隊さんはもちろん大変だけれど、故郷で待っている生活している人たちも大変だったことが、ひしひしと伝わってくる。 配給もどんどん少なくなり、物価も上がっていく中、すずさんがやりくりするところは、すずさんはただほんわかしているだけではなく、強さも持っていることがうかがえる。 場面が急に切り替わる、とレビューしていた人もいたけれど 鬼いちゃんが急に遺骨になって戻ってくるシーンとかは、戦争中に亡くなって戻ってくる人たちは あんなにあっけなくあっさり死んでしまうんだな、と逆にリアルに思えた。 空爆の描写もリアルで怖いし、空爆が過ぎ去っても時限爆弾が恐ろしい。 ここからが色々とつらい描写が続き、ここまでですずさんに感情移入していた私にも、とてもつらい状況となってしまう。 終盤、8月に入ってからすずさんが広島へ帰る、と言い出してセ〇ンやミ〇トのようなバッドエンド映画かと覚悟しました。 夫婦で広島入りしていましたが、放射能は大丈夫なのかとハラハラしてしまった・・・。 でも、当時の人たちは放射能のことなんて知る由もないですもんね・・・。 すみちゃんも・・・悲しい。 ラストの電灯から布を取るシーンで、あぁ戦争が終わったんだな、と思わせる少し安堵する演出でした。 ( 電灯を布で覆うのは、夜間に家の明かりを爆撃機から発見されにくくするためですね。たしか ) 戦争が終わったら映画も終わり、ではなく、映画が終わっても描写はされないけれど すずさんたちの生活は続いていくんだ、と感じさせてくれるいい映画でした。 戦争映画というくくりになりますが 火垂るの墓は、疎開先で耐え切れず逃げ出した主人公たちが死んでいく、あざといお涙頂戴映画。 かたや この世界の片隅に は、戦争で死んでしまうのは悲しい、でもそれだけではなく戦時中に生きていく人たちのたくましさを丁寧に描いている良作です。 毎年、夏に放送するのは「火垂るの墓」より、「この世界の片隅に」のほうがいいと思います。 【みけら】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-08-07 14:58:12)(良:1票) 22.体験はしていないが、知らなければいけない日本の過去。 リアルに描けばエグすぎて見ていられなくなったり、距離感がありすぎて別世界にしか思えなくなることもある。この映画はアニメであることや 主人公の性格も含め、ほんわかした部分が緩衝材になって エグい内容に対する免疫が弱い人でも おそらく見続けられるだろうという点が非常に良い。 免疫が強い人には 他にたくさん代替品があると考えると、この作品の意義は大きいと思う。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-08-05 13:32:36) 21.《ネタバレ》 ほんわかしたタッチの絵でほのぼのとした日常描かれていたのが、段々と変わっていく様子は見応えがある。特に食事の変化は興味深い。食べ物が満足に無い中、創意工夫で乗り切る女性たちの逞しさには感心する。叫びながら片腕で防火バケツを運ぶシーンが好きだ。 登場人物に嫌味なキャラが居ないのがまた良い。最後も希望の持てる終わり方で好みだった。 【alian】さん [地上波(邦画)] 8点(2019-08-04 00:43:05) 20.戦争に関する代表的な作品になるのは間違いない。 面白みがあるわけではないが、説明し難い感動がある。優しく生きたいと思わせる映画。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-03-21 16:35:01) 19.大げさに戦争を描写していないが、それでも純粋な主人公が苦悩する姿に心打たれた あの時代にも笑いあう場面がたくさんあって人の力強さを感じました 【Ren】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-11-29 14:49:05) 18.《ネタバレ》 連合国軍が描くWW2は殺戮を正当化しているものが多く吐き気がするけど、本作は今まで観た戦争映画の中で一番(というかほぼ唯一)面白かった。どんな戦争でも一般人の殺戮を正当化したらいけんよ。Fルーズベルトやトルーマンがアメリカ史上でも偉大な大統領とされてる風潮、俺は反対し続けるぞ。キャラクターの一人一人が愛らしかったし(作画が良いからか)、のんの声優は上手だった。 【なす】さん [インターネット(邦画)] 8点(2018-05-10 09:59:27) 17.《ネタバレ》 年末の映画館で鑑賞。 素晴らしい物語、素晴らしいテーマ性を持った映画だと感じた。 演出についてはところどころ思う点があり、8点評価とした。 戦争の影にどんどんと呑みこまれていく日常を描きながらも、物語全体を通してユーモアや笑いの要素は絶えず盛り込まれる。 原爆投下の日が迫るサスペンス(観客はそれを把握していて、劇中の人物はだれも気付かない、という構図が素晴らしい!)と、ほのぼのと笑いやユーモアの交じる描写を何の違和感もなく融合、両立させている脚本・物語は見事だ。 少し注文をつけたくなったのは、淡々とした描写が光る作品だからこそ、空襲~すずさんの片手切断のシーンはやや長ったらしくくどく感じ、原爆投下のシーンはあえて直接的に描かない方が良かったのではないかと感じた。 むしろそれらのシーンはばっさりカットして、腕を失くしたすずさんや、爆風でぼろぼろになった孤児を映すだけでも、衝撃度はあったのではないかと思った。 原作も興味を持って読んでみたが、映画版は原作に負けず劣らずの出来だと感じた。 予算や上映時間の制約の中で、原作の淡々とした世界観を巧みに再構築出来ている。 最後に。 こうした素晴らしい作品の主演を掴み取った”のん”の運や才能はやはり凄いものがあるなと感じた。 彼女と同世代でちやほやされる女優は沢山といるだろう。しかし誰からも記憶される、数年に一本あるかないかの名作に巡り合える女優はごく僅かだ。 事務所とのトラブルや、様々な逆境の中で、彼女は本作を手繰り寄せたわけだから、これはもう”何かを持っている”としか言いようがない。 演技も申し分なかった。のんの将来にも期待したくなる映画だった。 【nakashi】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-03-17 17:32:19) 16.日本を代表する戦争アニメ映画です。平和への願い、そして感動を伝えたいという気持ちが溢れた作品。 【VNTS】さん [インターネット(邦画)] 8点(2018-03-16 14:30:58) 15.《ネタバレ》 超適当レビューだったのと、会社で、この作品は「”重い“ “重い” 子供に見せたい」と語っている人がいて、 そんなに重かったけ??と思い再観賞。(テレビドラマが始まるからそれと比較するってのもあります) 再観賞前に、TVスペシャルドラマ、原作コミックを読みました。 原作も、映画も、ほのぼのとした絵がすごく素敵です。 のん(能年玲奈)とすずの声もマッチしててすごく自然です。 エンドロールまで観て“重い”とは私には感じませんでした。強いていうなら、 ラストの方で、爆風によりガラスが半身に刺さり、腕を失い、片腕で我が子の手を繋いで歩いて、そのまま死ぬところでしょうか。 耳からウジが沸くところは、生々しかったと思います。 それでもエンドロールが終わった時には、どちらかと言うと、明るい気持ちになりました。 エンドロールで拾い子に、死んだ晴美の洋服を着て生活している様子は、素敵でした。 (エンドロール前に、お姉さんが、「去年の晴美の服じゃ こまいかねー?」というところも良い) クラウドファンディングに協力してくれた人の名前が流れましたが、 出資した人は劇場で自分の名前を見つけた時は、そりゃもう嬉しかったんだろうな〜と羨ましく思いました。 笑いどころでいうと、 原作のほうが、笑いどころのニュアンスが伝わるところもあれば、アニメのほうが笑えるシーンもありました。 例えば、“すず”が結婚した夜の傘の話。 お婆ちゃんから、しきたりを聞き、すずが「なんで?」と聞くとおばあが「なんでもじゃ」と答えるところ。 これは、原作のほうが断然笑えます。何度も笑ってしまいます。 お姉さんから、格好が冴えん。と言われ、もんぺを作るところは、お姉さんの姿をふすまから覗いて確認するとこがツボです。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-11-30 18:42:38) 14.最初はけっこう退屈だったんですよ。 声優のん が想像以上にはまっていたのは好印象・・・それで持っているかなという感じ。 それなのに終わりに進むにつれて 気づいたら口を半開きにして見入ってる自分がいました。 8月6日はどうなるんだ?と身構えていたら、こうきたかと・・・真田丸の関ヶ原を思い出しました。 不思議ですね、悲惨なシーンをストレートに描いていないのに、心がえぐられる。 見終えてしばらくして、、、ジワジワきます。 もう一度見るには相当なエネルギーがいりそうです。 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-09-20 20:54:08) 13.ようやく「火垂るの墓」に変わる老若男女誰でも見ることができる作品が出てくる。 細かいところまで丁寧につくっているし、映像も声も脚本もとてもいい。 音楽があまり印象に残らないのが少し残念。 また観たい。 【aimihcimuim】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-09-19 01:11:09) 12.《ネタバレ》 DVDで家で鑑賞したため、人目をはばかることなく嗚咽できたのが良かった(笑)呑気だが芯のある女性がこれからどうなるのか、舞台の広島で何が起きたか知っている観客の自分は冒頭から涙が止まらなかった。しかし原作同様、淡々と話が展開していく監督の手腕はさすが。クラウドファンディングなので、原作を下手にいじれないためだが、それでもここまで映画としてまとめたのはスゴイと思う。何よりのんの声がどんぴしゃ!恐れ入りました・・。 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-09-16 23:27:35) 11.《ネタバレ》 (地元自治体の平和事業での上映会にて観賞) 原作未読。皆さんのレビューからして結構アレンジされてるようですので、あくまで本作についての感想です。 戦争の悲惨さが随所に込められていながら、悲しみを前面に押し出すことを極力抑えた演出が、逆にリアリティーとなって伝わってくる作品ですね。誰が死のうと、自分の身に何が起きようと、そのことに捕らわれることなく生きていかねばならなかった時代。かといって決して死に対して無感覚ではなかった時代。現代よりもずっと、日本人が命を慈しんでいた時代。今の日本のあり方に警鐘を鳴らすようなメッセージ性のある作品ではなく、戦中戦後の日常性の対比から、平和の大切さを教えてくれる作品でした。 上映会には子どもたちの姿が多かったけれど、低学年以下には難しかったかな? 【タコ太(ぺいぺい)】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-08-13 10:03:49)(良:1票) 10.《ネタバレ》 TVドラマ → 映画 → 原作漫画 → TVドラマ の順で鑑賞..映画の出来は、原作漫画より、笑いの部分はより笑えたかな..(ニュアンスがよく伝わるのでクスクスと笑いっぱなしだった..) 残念だったのは、りんどう柄の茶碗のくだりが無かったこと..すずと周作の夫婦としての関係が少し淡泊に感じられ、周作の謎めいた感も半減..(尺の問題ですね) それでも、TVドラマより 映画(アニメ)の方が、圧倒的に原作に忠実で、原作の世界観がにじみ出ていて、とても良く出来ています! Good Job! ただ一つ、気になったのは、最後の戦災孤児の少女と母親のシーンが長かったこと..生々しくてインパクト強すぎ(-1点).. 本作は、長めの4コマ漫画の集合体って感じ、短編の面白ネタを一つずつ積み重ねて、時間軸に乗っけて、物語として構築..アニメ サザエさん方式、と言ってもいい作風..とは言え、家族や親戚、登場人物たちのドラマがしっかりと描かれているし、(原作者=女性)女性ならではの視点で描かれているところにも注目! 基本的に大人目線の話なので、対象年齢は二十歳以上、大人を中心に観てもらいたい、と思わせる作品です..小、中学生といった子供には、微妙なオチは理解できないだろうな..笑 【コナンが一番】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-02-10 23:36:52) 9.《ネタバレ》 一番その世界から離れていそうな人がふとした瞬間から世の中の不条理や理不尽に嫌でも向き合わなきゃいけなくなる。 前半まるでなにか明るいバリアに守られているような気がするが、そんなものは無い。ただただ「ふとした瞬間」どうしようもない理不尽がやってくるのだ。 その残酷さが、その後に残った間がとにかく心に刺さる。 それでも毎日は続く。泣いてばかりもいけないし、落ち込んでもいられない。 とにかく笑って生きていかなきゃいけない。生きていかなきゃいけないのだ。 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-01-20 18:17:00) 8.このような人間が現実に存在するだろうかと思えるほど、すずの性格は柔和で温厚だ。 決して裕福な暮らしではないが、彼女が感じているのは幸福感しかないように思える。 映画の中ではあるが、すずさんに出会えてよかった。 原作未読でもあり、テンポの速さに時折「???」となるところはあった。リンとの出会いのシーンもやや唐突さを感じる。 すずの描いた絵が背景とオーバーラップしたりする表現手法は単調になりがちな田舎の光景をドラマティックに変化させる。 必要以上に書き過ぎず原作の雰囲気を壊さぬまま映画化したというのは実はとても大変な仕事ではなかったか。 戦争を体験してない世代が言っても説得力はないが、平和であり物質的に恵まれている現代の人々が当時の人々より幸せであると言い切れるだろうか。 すずの笑顔を見るたびそのような思いに駆られる。 【banz】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-01-17 21:45:06) 7.戦時中の日常、懸命に生きる姿を描いている。その姿が平和ボケした自分の心を揺さぶる。 主人公のすずさんのホッコリした話し方が良いテイストになっている。 これからは終戦記念日には「火垂るの墓」でなくこの作品がオンエアされるのでは? 【tonao】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-01-09 18:39:07) 6.この映画を見て一番に感じたこと。 声優の素晴らしさである。 のんとすずの絶妙なシンクロ。時代に負けず直向きに生きる強さや人柄の温かさはアニメーションではあるが実写版のような体感。まさにすずでありのんのようである。それほど声でこの映画を良作へと盛立てた。監督の熱烈オファーも納得。 【mighty guard】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-01-02 19:38:17)
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