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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 最後の対決、と思わせてあっけなく終わっちゃった。と思わせてからのどんでん返し。シャマラン、好きだわー。ミスターガラス、かっこいいじゃん。と思ったけど、彼って大量殺人犯なんだよね。あと、なんでこういう病院の警備って馬鹿ばっかりなんだろう。アメリカってそれで普通なの?というか人数少なすぎ。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-09 17:59:29)
1.《ネタバレ》 「スプリット」のポストクレジットで突如示された怪作「アンブレイカブル」のその後。
まるで想像していなかった奇跡的な連なりと、「特異」そのものの3人のキャラクターたちの再登場に際し、両作推しのシャマラン映画ファンとしては、鑑賞前から高揚感は膨れ上がっていた。
無論、映画館で鑑賞したかったのだが、公開規模が大作映画としては小さく、地方では劇場公開されず落胆。どうやら、そもそも「アンブレイカブル」と「スプリット」とでは製作会社が異なっており、両作の続編である本作は異例の二社共同製作となっていたことが、日本国内でのは配給制限に影響したのではないかと想像する。
色々な意味で「異質」な映画であることは間違いなく、それがシャマラン映画として初めての“シリーズもの”となったわけだから、普通の映画に仕上がっているはずもない。
そして、「アンブレイカブル」から19年の長き月日を経て展開されたこの続編は、過去の二作両方に対しての見事なそして特異なアンサーとして成立していると思う。
この映画の特異な終着点は、「ミスター・ガラス(Glass)」というタイトルが掲げられた時点で、ある意味明確だったのかもしれない。
「アンブレイカブル」がそうであったように、このシャマラン流“アベンジャーズ”は、画一的な“ヒーロー”の活躍を描き出したいわけではない。
あまりに不遇な自らの人生を呪い、心からコミックに登場するスーパーヒーローに憧れ、その存在を渇望するあまりに、自分自身が最凶最悪なヴィランになるという狂気にたどり着き、それを成し得てみせたイライジャ・プライスというキャラクターの信念こそが、3作通じたこのシリーズの主題だったと言えよう。
「アンブレイカブル」のラストシーンにおいて、イライジャ・プライスは「ヴィランには皆あだ名がある。私はミスター・ガラス」と悲しく言い放ち、ようやく見つけ出したスーパーヒーロー(デヴィッド・ダン)を見送る。
彼はその直後逮捕され、ずっと収容施設に閉じ込められていたわけだが、その“ヴィラン”としての立ち位置と、信念が揺らぐことは微塵もなかったのだろう。
表現として矛盾するが、彼はひたすらにヴィラン即ち「悪」としての“純真”を保ち続け、只々機会を待ち続けた。
そしてついに、不遇を極めた自らの人生の「意味」を勝ち取ったのだ。最期の彼の瞳に宿っていたものは、正義と悪の混濁だった。
極めて「変」な映画シリーズである。ただし、このシリーズが伝える「価値観」は一貫している。
「正義」と「悪」を等しく対なものとして捉え続け、両者に共通する「異質」さを、“普通”とされるこの世界に問うている。
それは即ち、「正義」とか「悪」とか関係なく、普通と異なるものを、この世界は受け入れられるのかということ。
この映画の終着点の論理は極めて“屈折”していて、多くの普通の人間には理解し難いものかもしれない。
それでも、本作の主人公は、ひび割れたガラスの屈折した光を通して、ヒーローにも、ヴィランにも姿を変えて、その難問を問い続ける。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-08-17 23:32:58)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
25人 |
平均点数 |
5.84点 |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 5 | 20.00% |
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5 | 6 | 24.00% |
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6 | 4 | 16.00% |
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7 | 8 | 32.00% |
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8 | 2 | 8.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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