みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
21.《ネタバレ》 非ロシア人であるハリウッド二大スターを使って旧ソ連海軍を描くとは難しい仕事だったと思います。しかし、言語こそ英語ですけど原潜内部のリアリティ溢れる造りはもとより、乗組員と政治士官との立場の差異など社会主義国ならではの政治事情もストーリーで説明できており、メイド・イン・ハリウッドということを気にさせない立派な作りです。画がちゃんと重くて渋い、ザ・共産圏の香りがします。 原潜内部で起きた異変の原因は、党が強いた突貫工事による整備不良や、正規品も間に合わない現場のとりあえず間に合わせた不完全な仕上がりによることは明らかです。K-19、この艦はドックから出たての処女就役なんですよね。この年1961年。1年目からこんな有様の潜水艦をソ連はその後老朽艦になるまで使い回し、冷戦終結後に明らかになった数字ではのち29年間で23件もの同様の原潜事故が起きていたと書物で読みました。 劇中非業の死を遂げた乗組員や艦長らの慟哭、非人道的な安全対策の不備がこの物語の後30年も繰り返されたとは旧ソ連という国家の非人間的なことに改めて衝撃を覚えます。 この映画の伝える恐怖は身体が震えるほどのリアル描写で、恐慌状態に陥ったP・サースガードが泣き叫ぶほどにこちらの気分も悪くなりました。 序盤まではリーアム・ニーソンとハリソン・フォードという主役クラスをどう両立させるのか、バランスの難しさを危惧しましたが杞憂に終わりました。特にH・フォードの新艦長がどういう立ち位置になるのか、とても興味深い出だしでした。ハリソンといえば、いつでも「正」側にいるイメージがついているスターですから‟無能艦長”の役回りで終わるとも思えなかったですし。 そう、もちろんボストリコフ艦長はこの就航が無理なミッションであることを分かっているのでした。しかしひとたび任に就けば艦内のトップとして職務全うにベストを尽くす。「訓練好きのコネ艦長」などではないのです。 副館長のリーアム・ニーソンはハマリ役で安定感抜群でした。部下に対しては温情型の彼が、しかしクーデターを許さず厳しい態度に出たことで原潜内の秩序維持の必須なことを思い知らされます。危険で特殊な環境下では組織のタガが緩む行為は許されない。たとえ意見は対立してもハリソンは艦長なのです。 ベテラン俳優二人の見事な組織人ぶりがドラマの重厚感をより引き立てました。どっと疲れるけれど、観るべき映画と思います。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-08 23:31:27) 20.《ネタバレ》 ロシア人ばかりの映画なのに、何故か英語という点は・・しょうがないとして・・。「こぇー!」もう、ダメかも・・。原爆モノ・被爆モノは怖すぎる。自分、ダメです。地震や台風、竜巻と違って、人間が作って・人間を原点から破壊しつくすんだもん。怖すぎる。”この世で最も怖い映画が「櫻隊散る」”の私には後半は「吐き気」との闘いでした。自分も電気の恩恵を受けて文明生活しているくせに、どうしようもない奴ですが、本当に怖いです。修理に入った技官達が「美しい若者」であるのも、たまらなく切なくて居たたまれない・・。この監督さんの力量にはまいっちゃいますが・・吐き気が治まらない・・。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-01 00:53:55) 19.突っ込みどころ満載だが、そこは考えずにみると潜水艦ものとしてはかなりの名作。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-08-01 01:19:21) 18.衝撃の実話!!60年代にこんなことがあったとは。。。 リーアムニーソンもハリソンフォードもどちらも正しい。 全てがかっこいいわ。。。でも、全編英語、ハリウッドスター出演で、ロシアが舞台に見えない。。w 【おれおれ41】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-06 10:59:40) 17.ソ連原潜K-19で実際に起こった事故を映画化した映画。米がソ連の話を描いたにしてはそれほど政治的なものは無い。普通に楽しめるパニック映画 【Arufu】さん [地上波(吹替)] 8点(2005-08-24 16:04:36) 16.原子力潜水艦モノというのは娯楽映画として人気の高いものであるが、今作は明らかに原子力潜水艦モノではあるが、他の娯楽映画とは一線を画すテーマをもった映画である。そもそも戦争自体が紛れもない愚行なわけで、その愚行を食い止めるため愚かであろうとも身を挺して発端となりうる潜水艦事故を修復しようとする乗組員たちの行為に胸が詰まる。スターであるハリソン・フォードが物語的にはあまり活躍しない艦長を熱演していたことも効果的だったと思う。何よりもこの骨太な作品を説得力を備えた作り出した女流監督の力量に驚く。 【鉄腕麗人】さん 8点(2004-01-28 16:17:19) 15.感動でした、とても良い出来です..「クリムゾン・タイド」と比べてしまいがちですが..こちらの方が断然イイ..艦長交代で生じた部下との確執..艦長と元艦長の苦悩..非常事態により、極限状態に陥るK-19..手に汗握る、切迫感、緊張感、観応えあり!!です..これが実話とは..考えただけでも恐ろしい..秀作です!! 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-01-14 10:19:24) 14.《ネタバレ》 有無を言わさず面白い。軍人の義務と言う物を考えさせられた。 【miso】さん 8点(2004-01-05 04:10:46) 13.アメリカ映画がロシア軍人をこう描くようになったか。冷戦時代は終わったんだなと実感する。 それはともかく、ヒューマンドラマとして秀逸。 それに潜水艦ものは甘ったるい恋愛ものとちがって、男しか出てこない男同士の世界でよろし。 【goro】さん 8点(2003-12-28 08:46:43) 12.乗組員全員が覚悟を決めて、艦長の命令に従うと報告してくる場面が凄いなあって思った。凄すぎる。そして一端原子炉に入るのをためらった兄ちゃんが再び中に入っていくのも凄い。何度も言うが凄すぎる。 【ゆうろう】さん 8点(2003-12-15 18:28:10) 11.この作品は、国とか政府(同じか)間の問題ではなく、結局は(女性の方賛否両論あると思いますが・・・)”男”の話だと思いました。政治的な事を抜きにして、純粋に”仲間”だとか”男としての自分のプライド”だったり・・・登場人物一人一人の心理描写が痛いほど伝わってきて泣けました。 【◆◇◆◇◆ raindrops ◆◇◆◇◆】さん 8点(2003-11-25 04:37:41) 10.《ネタバレ》 軍隊だからとか共産国家だからっていうんじゃないけど、ほんとにみんな最後まで立派でつ。 批判はあるでしょがポストリコフ=ハリソンの選択は、たまたま幸運に恵まれただけかもしれないけど、踏みとどまって最後までベストを目指すっていうことなので、正しかったなと思ったの。 それと、腰抜けのヴァディム中尉が最後にひとりで冷却水パイプ直しにいったけど、もしあれやってなかったら一生負け犬気分だったかも。でも死んじゃったし。なんかやりきれない。 【ごりちんです】さん 8点(2003-11-23 21:07:04) 9.はじめはハリソン役の艦長が傲慢で横暴で嫌なやつと思っていたのですが最後には自分の地位を捨てる覚悟で国と乗組員を救おうとする姿勢に感動を覚えた。ストーリーがいいか悪いかは実話なので何とも言えないのではないか 【paruru】さん 8点(2003-11-07 13:21:42) 8.潜水艦のパニック映画とばかり思って観てたら、やられました。劇場で泣きすぎて立つ事が出来ず、友人に心配されたほどです。ハリソン・フォードの愛の深さに感動しました。 【Ronny】さん 8点(2003-11-01 21:18:31) 7.良かったです。実話ってところがまたすごい。潜水艦内の閉塞感と絶望感が伝わってきてまさに「深海で死ぬ」という最悪の事態を感じることが出来た。 【ぱぴんぐ】さん 8点(2003-07-29 19:04:31) 6.こんな出来事が実際にあったとゆう事に驚かされます!!。潜水艦同士の戦闘はない物の、艦内でおきるトラブルに、終止緊張しっぱなし!!。 【sirou92】さん 8点(2003-07-24 21:53:27) 5.後半ハリソンフォードがどんどん立派に見えてきてしまう。潜水艦の映画を見るたびに思うけど、潜水艦には絶対に乗りたくありませんね。何はともあれ、最後はなけた。 【JACK】さん 8点(2003-07-08 20:25:04) 4.ソ連軍が英語なのはいただけなかったが、良い映画だったと思う。 【福助】さん 8点(2003-07-08 16:43:43) 3.印象的だったのが原子炉修理しながら潜航する場面。無茶な内容だった訓練が生かされて限界を超えた300m潜航を人的に可能にした。艦長は最初から最後まで間違ってなかったんだなあ。最後のシーンでシンドラーのリストを思い浮かべたりして。とてもよい映画でした。 【にまの】さん 8点(2003-02-07 04:26:58) 2.ひゃー、もう潜水艦のトラブルの間中手が震えてドキドキしてましたー!!本当に実話だったなんて胸が痛くて、放射能漏れのときは見てられなかったくらいリアルで切なくて。とてもよかったと思います。 【こゆ】さん 8点(2003-01-13 23:08:57)
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