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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 『ヤング・フランケンシュタイン』と『悪魔のはらわた』を足して2で割ったような。違うわい。こちらが原点なんです。でもちょっと笑っちゃう。さて今回。前作の火炎地獄の中から、先代引田天功よろしく水中へと脱出し、無事生還したモンスター君。とりあえず腕慣らしに殺人を犯し、それを見ていたのはフクロウだけ、という、いかにも怪奇映画らしい滑り出し。しかし今回のモンスター君は、言葉を覚え、人間らしい感情に目覚めてゆく、という展開。一方で進むのは、モンスター君に花嫁人造人間を作ってやろうという一大プロジェクト。そうすれば、人造人間同士、子作りに励み、子子孫孫、繁栄していくであろう、と。生命の創造にとどまらず、種をも創造しようとするマッドサイエンティスト。いやまあ、何が生まれるのか知りませんけどね。で、お見合いとなる訳ですが、残念ながらそれなりに美形に仕上がってしまった花嫁人造人間、面食いだったらしく、モンスター君を見て「あれ~バケモノ~」となってしまい、お見合い失敗。ここで性欲の持って行き場を無くしたモンスター君、大暴れ、となる訳ですが、その性欲をヒューマニズムへと昇華させるところがミソ。他人を思いやる心。はい、モンスター君は今こそ、ほんとうににんげんにとって大事なものを知り、まことのにんげんになったのですね。と説教臭く胡散臭いコメントを付け足してみる。しかし考えようによっては、『フランケンシュタイン』の原作のように自分の作った物(者)に復讐される、ということよりも、この作品のように、自分の作った物(者)に助けられる、ということの方が、自己の存在自体を揺るがしかねない衝撃と言えるのかも。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-22 23:18:40)(笑:1票)
3.しまった。前作は未見のままで見たけど、最初の作品を見てない私でさえもこれは悲しい上に何とも切なくなる。だって、フランケンシュタインであることの哀しみ、そして、醜い姿であることへの自分に対するやるせない切なさとそんな男に愛される花嫁もこれまた悲しい。でもそこには人間が持つ心としての姿を感じられる。何とも哀しみに満ち溢れている映画であり、ホラー映画なんたけど、ホラーてよりも恋愛映画として見て感じることの、愛することと愛される者とのお互いの哀しみが滲み出ていて切なくなってくる。個人的にはホラーは苦手なジャンルであるが、昔のホラー映画て今のホラーみたいにやたらと血を流してドロドロとした映像による恐さてよりは人間心理の上手さで恐がらせることに関して凄く上手い。この映画は間違いなくホラーの古典として語り告がれるべき映画であると声に出して言いたいし、何よりも花嫁の素晴らしい演技がよりこの映画を単なるホラーでない完成度の高い映画にしている。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-03-29 22:40:20)(良:1票)
2.さてと、題名からして花嫁って付いてんだから、その花嫁の事から触れておくかな。まずは手始めにその頭から… っていうか、とにかくあの頭すごっ!もうさ、あれだよ。まだ30年代のモノクロ映画の時代なはずなのに、既に80年代のパンク化しちゃってますよね。そうね、例えるなら、ジグジグスパトニックってところかなっ。もうさ、びしっと決まりすぎてるのなんのって。きっとスプレーぶしゅっと振りかけてガッチガッチに固めてるんだろうね。そしておまけにサイドメッシュまで入っているしで 決まり過ぎ!そして何せあの動き、花嫁にしては合格点だな。なのにさ、惨いよね。ラストって…。そして一方、フランケンはというと、そうだ、懐かしいよね。あの感じ。なんか時代の流れと共に後のフランケンって人相悪くなって行ってしまってた感があるけども、実は言葉が通じないだけであってそんなに恐ろしいものではないんだよね。なのにさ、やっぱ最後は惨いよね。かわいそすぎ…。そんなこんなで、じゃぁキャラクター的にあなたは誰が一番好きだった?って聞かれたら?私はやっぱあいつだったな。目がぎょろっとしてて歯抜けだったあの助手君。なんかツボに嵌ってしまうんだよな。彼みたいなキャラってさ。。 【3737】さん 8点(2004-03-21 20:26:09)(良:1票) (笑:1票)
1.《ネタバレ》 「感動するよ」という話を聞いてはいたのですが、なかなか観る気にならなかった作品でした。だって、フランケンシュタインですよ。あの鉄鋲をつけたモンスターが暴れるだけかと思っていたんです。『フランケンシュタイン』(31)も、なんだか納得いかなかったし。で、ヒマだし観てみようかな、と思って手に取ったんですよ。今までの私の先入観を恥じましたね。前作から4年しか経っていないという事実に驚きすら覚える完成度の高さ。上手に前作のダイジェストを入れて、初めてみる人&前作を忘れた人にも親切設計。モンスターの孤独を中心に、胸がしめつけられるような辛いシーンや心温まるエピソード。そして……心打たれるラスト……。どうしてあんなレバーが?なんて言ってはいけません。そんなことはどうでもいいんです。「友達……いい」と話す彼の夢は、自分を友達としてみてくれる人と一緒にいたい、ってことだけなのに。はじめてモンスターを友人として迎えた、盲目のおじいさん。モンスターの姿が見えないから迎え入れてくれた、というのも辛いじゃないですか。とかく人間は見た目に左右される。それは私もしょうがないことなんだろう。だけど、私も孤独な盲目のおじいさんのように偏見を持つことなく生きていけたら、どんなに素晴らしいか。もっとも、おじいさんも辛い思いをして、毎日淋しく生活していたから、モンスターを受け入れることができたのでしょうが。あの二人を引き離さないでいて欲しかった。感動するという言葉は適切じゃないかもしれない、でも心に深みを与えてくれるような、そんな作品でした。是非、ご覧ください。この作品のコメントがまだ二人だけというのは、少し淋しいですねっ、【Pewter All】さん。 【元みかん】さん 8点(2003-12-08 07:10:06)(良:3票)
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【点数情報】
Review人数 |
14人 |
平均点数 |
6.21点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 7.14% |
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4 | 3 | 21.43% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 2 | 14.29% |
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7 | 4 | 28.57% |
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8 | 4 | 28.57% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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