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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 この独特な詩情、唯一無二な味わい。こんな短い時間の中に男子の放浪への憧憬をしみじみと漲らせて余韻をも残します。ピーター・フォンダというメジャーネームの映画というより、駆け出し前衛作家の手による作品と言われた方がしっくりきます。特にぽわーと直前の映像が残ってかぶさってくる実験的な画とか。
構成も演出もシンプルで、説明を極力削った展開がクールです。どういう関係か分からないけどとりあえず一緒に旅する三人のうち一人が序盤に早々と殺されてしまう。かなりびっくりしましたけど、ここもその後の敵討ちも描写は素っ気ないほど。
全編にわたってトーンが渋めに抑えられています。旅に疲れた主人公の心情と重ねているような静かさ。若きP・フォンダが老成したかのような演技を見せます。妻の指摘は鋭い。「本当は彼と二人で旅に出たい。疲れたから帰ってきたくなっただけ。男同士なら気兼ねも無いもの。女房は色んなことを要求しすぎるものね」
そうなのかも。結婚は男子の翼を折ってしまうものなのかも。ちょっと忘れがたいメンズ・ムービーでありました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-08 22:12:57)
3.《ネタバレ》 ロードムービー風ですが、むしろ、ロードムービーの終盤の「旅の終わり」の部分にスポットを当てたような映画。
旅する3人組、その一人が射殺され、命を落とす。何でも、他人の妻に襲い掛かろうとして、成敗されたらしい。残された二人にしてみれば、おそらくは納得いかない話なのだけれど、反論する術もない。それが放浪者の、運命なのか。
ってな訳で、残された二人のうちの一人、ピーター・フォンダが、ついに妻子の元へ帰ってくる。というオハナシ。
しかし、娘は母より、父親はすでに死んだと聞かされており、彼が父だとは思っていない。妻も、夫の不在中には使用人と寝床を共にしていたらしい。もはや父親失格、使用人と何ら変わらない立場。
だけど、そういう人間関係がドロドロしたものとしては描かれておらず、むしろ、大自然の営みの一環であるかのように大らかに描かれていて。
予想に違わず、主人公は、ウォーレン・オーツとのさすらいの生活と完全に縁を切ることはできず、またそこには、ニューシネマらしい「悲劇への誘惑」みたいなものがあって。
悲劇と言えば勿論悲劇なんだけど、それらすべてを抱擁するような、大らかさ。それが魅力ですね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-09-06 20:05:18)
2.尊敬するヴェンダース監督の「パリ、テキサス」に相通じるものがあった。本作も中年のダメ男のロード・ムービーとしてみることが可能だろう。美しいシーンの数々と随所に挿入されるスローモーション、ギターの音色が監督の演出の冴えを感じさせる。結局主人公は帰りたくても帰れなかったという事になるのだろう。しかし、娘との関係が中途半端なまま終わり(娘は最後まで「パパ」と呼ばなかった)、その点が残念だった。娘が登場する必要はなかったのではないか。 【マイカルシネマ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-24 22:15:40)
1.出逢って別れて、出逢って別れて、出逢って別れて、そしてまた、出逢って別れて。人は出逢いと別れを繰り返すことでしか生きられない、哀しく切なく、愚かで美しい生き物。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-21 03:26:40)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
15人 |
平均点数 |
6.13点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 2 | 13.33% |
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4 | 1 | 6.67% |
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5 | 4 | 26.67% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 3 | 20.00% |
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8 | 4 | 26.67% |
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9 | 1 | 6.67% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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