みんなのシネマレビュー

アフガン零年

OSAMA
2003年【アフガニスタン・日・アイルランド】 上映時間:82分
ドラマ
[アフガンゼロネン]
新規登録(2004-02-24)【もっち~(←にょろ)】さん
タイトル情報更新(2019-08-12)【Olias】さん
公開開始日(2004-03-13)


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あらすじ
女性だけの外出や就労が禁じられているイスラム原理主義の社会。兄や夫を戦争で失ってしまった女だけの一家は、ついに娘の髪の毛を切り、少年と偽って働かせることにする。娘はいつ正体をばれるかと恐れながら、少年としてふるまうが・・・。

花守湖】さん(2007-01-05)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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6.重い。ずっしりとくる。押し付けがましくない問題提起というか、私たちの知らないアフガニスタンでのターリバーン政権の暴挙が描かれている。 見せ方が上手く惹き付けられて、どんどんのめりこんでいくが最後に残るのは悲しみだけ。現実として、いくら伝えたいことがあっても、映画として“上手”じゃないと見てもらえない。そういう意味では、成功例だと思う。この作品を見て、どうするか。自分はターリバーン政権やアフガニスタン紛争について調べ、いかに自分が無知・無関心であったかを知った…。 Sugarbetterさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-21 21:10:18)

5.《ネタバレ》 オサマが縄跳びをしている映像が目に焼きつきます。最後の彼女が縄跳びをしている彼女自身を見ているところが切ない。彼女はまだほんの少女なのに一家を支えるためには自分の人生をかけて男にならなきゃならない。たえがたい緊張感の中で生きていかなきゃならない。本当はまだ年相応に遊びたいしいろいろ楽しみたいこともあるのに…それが縄跳びをする彼女にこめられています。そして彼女を見る彼女は縄跳びをする自分を捨てて無理やり大人にならなければいけない。希望は一筋もない。悲しい最後です。 CEDFさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-01-15 21:36:13)

4.《ネタバレ》 なんで神さまは「女」をつくられたのだろうか?という台詞が一番印象に残りました。これはまさに女たちのジハード。 女性が男たちから人間扱いにされていないという事実に驚かされる。 いや本当に女性は人間以下の犬並みの扱いです。犬(女)は働く必要がない、ご主人様(男)に飼われて、餌を与えてもらうだけで良いということか。 この話は、女が働けないことが1つのテーマになっています。 働けない、ということはそれだけで、自立できないことを意味します。 自立ができないということは、養ってもらう必要があります。もうその時点で女は支配される側にまわっている。 どこの国であっても、多少の男社会を形成していて、女性差別はありますが、タリバン政権における過激なイスラム原理主義は、女性を同じ人間と見ていないほど過酷な差別があります。 女の子の主人公は、男になりすまして生き延びようと試みるのですが、女であることがばれたら本気で殺されると思い込んでいる。 まるで女であることが大きな罪であるかのように感じさせるこの映画の設定は、イスラム原理主義の異常さを鮮明に映し出しているように思う。 その教育を受ける子供たちは、上半身を揺さぶりながら、コーランを唱える・・。唯一主人公のために涙を流したあの男の子も、こういう環境のなかで、いずれは洗脳されていくのでしょう。幼い子供たちが、大人たちから教えられることは、イスラムの教えに反する者に罰を与える方法だった。神を愛することよりも、敵を憎むことに重きをおいて教えている。私は宗教の本質は排除だと思う。 宗教とは人を救うことよりも、人を苦しめることのほうが多いのかもしれない。 花守湖さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-01 22:35:49)

3.一生に一度しか観なくてよく、一生に一度観るべき映画。それ以下でもなくそれ以上でもなくそれ以外でもない。これにはあんまりいろいろと私が書くと蛇足になるのでただ一つ言わせいただくと「私は幸せだ。そしてあなたも」 tetsu78さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-26 00:13:31)

2.私たちが持余している「自由」を、チョットでもいいから分けてやりたい。憐れみだけでは何も変わらないが、モノグサな私は祈る事しか出来ない。アフガニスタンだけでなく、世界中の虐げられているであろう少年少女達に、幸多からん事を祈るしかできない。全く、私は無力だ。そんな気分にさせるのは、この作品の力量なんだろうか。それとも、今現実に理不尽が横行している社会情勢のせいなのだろうか。 aksweetさん 8点(2005-02-08 23:46:59)

1.同じ時代に生きていながらこんなにも違うものなのか。日本に生きる子供たちとのあまりの違いにまず、驚愕せざるを得なかった。この衝撃は「シティ・オブ・ゴッド」以来だ。しかしこんなにも違う世界に生きているのに、人を哀れむ心、勇気、欲望といった根本的なところは日本人と変わらない。出演は素人ばかりとのことだが、それがアフガンで生きるの人々のリアリティを一層引き立てていた。特に主演のマリナ・ゴルバハーリは素人とは思えない迫真の演技だ。いや、「演技」といってしまうのにも抵抗を感じてしまう。 物語は辛い結末を迎えるが、物乞いをしていたところを監督に見出されたマリナには是非幸せになって欲しいと願わずにはいられない。 ロイ・ニアリーさん 8点(2004-11-28 00:55:53)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 7.04点
000.00% line
114.35% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
514.35% line
6417.39% line
7834.78% line
8626.09% line
928.70% line
1014.35% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.50点 Review2人
2 ストーリー評価 3.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 0.50点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【ゴールデングローブ賞 情報】

2003年 61回
外国語映画賞 受賞 

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