みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.スピルバーグのリメイクより絶対こっちの方が面白い。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-15 10:35:54) 5.《ネタバレ》 「髪結いの亭主」のジャン・ロシュフォールがやむをえずド・ゴール空港内に足止めされる学者に。 狭いトランジット・ルームに宿を求めるアルチュロと故郷のない住人たち。 ふってわいた災難に戸惑いながらも彼は目新しい生活に何となく楽しげだ。 今までの仕事も肩書きもここでは意味をなさず、ただの初老の男にすぎないのが別に不服そうでもない。 うるさがたの妻はすぐ近くにいても一緒にはなれないかわり、若いアンジェラがいて若やいだ気分にもなる。 どんな環境でも必要に迫られれば慣れてしまうものなのだろう、人間は。 怪しげな身の上を語るセルジュ(オルガドは「髪結い」でも共演)の話にも耳を傾ける。 大晦日の夜セーヌ河に停泊する遊覧船からの眺めは彼らだけのパリ。 確かな身元があり自由な人々にはけっして味わうことのできない喜びもある。 新年あけて解放される彼を一人無言で見送るナックの表情が「行ってしまうのか」と語り、言葉は通じなくても仲間と認めていたのだろう。 黒人少年ゾラを突き放せず供い、荷物を盗まれていなければ知ることのなかった場所を胸にしまい歩みだす彼のこの先の人生はどんなものかと思わせる。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-10 00:00:09) 4.《ネタバレ》 スピルバーグが豪華キャストで撮った「ターミナル」と比べると空港の華やかさも無く美女とのロマンスも無く地味な作品ではあるのですが僕は本作の方に惹かれました。 ここは確かにパリのはずなんだけれどパリじゃない。世界中のどこでも無い場所。そんな場所に世界からそっぽを向かれてしまった、この世界に行く場所も帰る場所も失ってしまった人々の少し物悲しくも可笑しな人間模様。 大晦日の夜にテーブルの上に再現したパリの街、そしてこっそり空港を抜け出したパリの街が良かったですね。雑踏と華やかなネオンに彩られたパリではなく、人気が無くどこか淋しげな深夜のパリの雰囲気がいい。 恐らくもうあと何日か辛抱すれば自由にパリの街に出ていける主人公の男とは違い、それが叶わない人々の身近なようでとても遠い街であるパリの夜景を眺める淋しげな表情とそんな彼らの心の内を表しているかのような淋しげな深夜のパリの風景、そして主人公の男とギニア人の少年が歩き出す先にはきっと希望があると信じたいラストシーンが鑑賞後も不思議な余韻となって心に残ります。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-14 22:48:17) 3.コンパクトにまとまってて、人情たっぷりの空港滞在劇。子供と妻がどうなるかちょっと気になるラストでした。カナダとフランス国籍で、イタリアにスペイン人の妻と住んでいるバックグラウンドがうらやましかった。旅券取られるのはまっぴらですが。。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-27 00:27:32) 2.最初は何かの寓話かと思って見ました.その後、モデルになる人物がいると知り、しばらくして、アメリカの監督が大味な「感動作」を作りました.でもやっぱり、これは寓話のはずなんですよね.どこにも居場所がない人々の.そして、当然居場所があるはずと思っていた人が、ふいにその虚構に気づかされるという. 【えぴおう】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-11-21 22:41:46) 1.パリでもなく、ましてそれ以外の国でもない場所。それが空港である。パスポートを失い、身分を証明できなければそこを出ることはできない。美しい街パリを思い描きながらも、パリではない場所にいる人達の人間ドラマ。一人一人の人生が心に刻み込まれる、美しい作品。 【sherlock】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-19 04:42:17)
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