みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
7.《ネタバレ》 気持ち悪くて気持ちいい。 リアル系のキャラクターデザインにどこか違和感が混ざり合うように、 夢と現実との境目がなくなって、混沌が肥大化していくさまが面白くアニメでしか表現できない。 夢は言語化できないもので、その願望がまとまらないからこそ、具現化するためにもがく姿が現実とリンクする。 敦子が時田を救うために、理想の自分であるパプリカから独立して現実を勝ち取るように。 ハリウッドにも影響を与え、細田や新海を超えるだろう監督の早世が惜しまれる。 【Cinecdocke】さん [地上波(邦画)] 8点(2022-02-09 13:45:02)(良:1票) 6.他人同士の夢が混じりあい、夢と現実が交差する妄想120%アニメ。夢の世界を使うとなると、一切の制約がなくなってしまうわけで、描き手が描きたいものは全て脈絡なく登場することが許されてしまうと同時に、受け手を置いてけぼりにする可能性が生じてしまう訳です。だからといって、夢の世界を描いてるのにあんまりわかりやすい世界でちじこまってしまってもつまらない。 で、この映画は、暴走具合がわかりやすくて豪快で気持ち良い。無茶苦茶な話ではあるのにシンプルな冒険活劇としても意外と成立していて面白い。この絶妙(もしくは微妙)なバランスはやはり、観る人を選ぶのかな。僕は好きです。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-05-31 17:04:54)(良:1票) 5.サイコな映像は好みが別れそうだが、自分的にかなり楽しめました。平沢進の音楽もなかなかステキで耳に残ります。 【真尋】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-17 06:27:10) 4.《ネタバレ》 夢と現実が交錯する物語の場合、その区分が曖昧になることが多い。そこから派生する幻惑・幻想・酩酊感がウリだったりもする。本作も、後半にかけて夢と現実の境が無くなっていきます。でも夢か現実か、あるいはその混合世界か、自分が何処に立っているのかは判断できます。戸惑いはあっても、迷子にはなりません。物語の骨子は明確で、物語のナビゲーションは丁寧でした。これは勿論プラスの要素。ただその反面、面白味には欠けます。夢は所詮個人の思考の産物。「一見制約が無さそうで、しっかり制約のある世界」を真面目に描きすぎたかと。この辺のさじ加減は難しい。地図とコンパスが無かったら目的地には着けないけど、保護者同伴の冒険旅行にワクワク感はありません。もう少し乱暴でも良いと思いました。点数は8点。私的には高得点です。でも「8点止まり」という感じ。凄くもったいないと思いました。ちなみにオチは世の男性に“夢”を与えるもの。あの超おデブのボクちゃんが、クールビューティーなパプリカ本体をゲットするとは!でも彼は天才でもあるしなぁ。やっぱシビアな結末なのかも。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-10-24 17:20:44) 3.面白かった!!今まで観てきた今監督の作品の中では、エピローグでの締め方も含めて一番、読後感の良い映画でした。前作の『東京ゴッドファーザーズ』の体ヒョロヒョロ・手足ブラブラでなく、体と動きがしっかりと描けていた作画も良かったです。 でも平沢進の音楽に乗せて空を翔る何度見ても気持ちよいシーンが、あっさりと終わってしまうあたりの演出が残念。(『千年女優』でも、歴史絵巻を背景に千代子が馬>馬車>人力車>自転車と駆け抜けるシーンが突然終わってしまうのとそっくり...。) また、監督本人も音声解説で言っていた「"間"を置くのが苦手」と言う言葉にも納得。(笑) 観客の「ここ、もう少し見ていたい」とか「一息つかせて」という暇を与えずに次の展開に移ってしまうスピーディーさ。 しかし他の作品もそうだけど、90分という尺とこの駆け足さで多少の物足りなさが残る"腹八分目"具合がミソなのかも。実際、気軽に何度でも見返したくなるんですよね、この監督の作品って。 【リン】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-13 22:48:42) 2.悪夢の行進に圧巻。バグった精神という感覚を覚えた。 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-01-31 21:39:34) 1.他人と夢を共有するっていう原作設定とリズミカルで浮遊感のある平沢進の音楽を上手に使いアニメにした思います。 現実感が無く、狂気を感じさせるアニメーションがすごい快感で衝撃を受けました。 他人におすすめできるアニメ映画。 【寺 梅斗】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-01-14 09:58:12)
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