みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4. おバカ映画は趣味ではない。伊勢谷友介目当てで見た。“ランニングシャツにベストを着てネクタイを首にぶら下げる”のがかっこいいと、初めて思った。で、ラストの爽快感に驚く。 たぶん、それは、松尾スズキと演じるコンビの味わいのせいだと思う。見たところエンドーの方が遙かに年上だが、うわてに出ているのは「俺」で、格好の割には常識人の「俺」は自分がエンドーの面倒を見ている気分のところがある。「おい!エンドー!」と呼びかける声と、それになんのこだわりもなく応じるエンドーの自然さで、二人の関係が全て示されたと思う。 「さよ子」に、エンドーは“居なくなったら居なくなるタイプ”だから擬死体験に誘うな、と言われた「俺」が、自分だけ死ニモドキを飲もうとしてエンドーとするやりとり。結局、黙っていじけてしまうエンドーに応対しきれず、「あー、もう、わかったよ!一緒にやろう!」となる。三途の川も一緒に渡ろう! いいのか? せっかくだからさ! 演技が違ってたら噴飯もののシーンだが、ここは素直に楽しめた。 そしてエンドーは消えてしまい、一人海辺でアイスを売る「俺」。お下げを垂らした伊勢谷だ。客が「 ねえ、何か、失くした? 失くしたでしょう。顔にそう描いてある。」と言う。強い海風が乾いた喪失感を強める。・・・。 売れないライターが真っ赤なオ-プンカーを走らせるなんて、日本の現実にはそぐわないが、乗り込む男二人は、とてもかっこいい組み合わせだった。 【TAMAKIST】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-05-18 21:01:10)(良:1票) 3.《ネタバレ》 いちいちギャグがグロいです。塩辛の人面疽風に、ゲロピッツァ、それに松尾スズキのキャラ。汚らしい。笑うに笑えない。この感覚は、三木監督の作品を初めて観たときと似ています。作風は分かっていたはずなのに、戸惑ってしまうから不思議。でもラストで全てがひっくり返りました。主人公が垣間見た死後の世界。現世と何ら変わりはありません。でもあいつらがいない。目玉のおっちゃん、チョロリ、マユ無しサヨコに、エセレゲエ・エンドー。うっとおしい奴らがいない。たったそれだけの違いなのに、心にぽっかり穴が開いたような。失って初めて大切なものに気付くなんて、ベタもいいところです。でも身に染みないと分からないのが人間だと思う。生きててバンザイ。お前ら居てくれてありがとう。今までの全てが、微笑ましく思えてきます。ダサくて、情けなくて、恥ずかしいことばかりの人生。でも、なんか有難いと思う。バカなお前らが好きだと叫びたい。三木聡流、人生賛歌のお話でした。難を言えば、目玉のおっちゃん側の流れ(新興宗教団体云々)が後半おざなりになったこと。でも、そんないい加減なところもまたいい。人生は、分からない事の方が圧倒的に多い。また一つ、三木監督が好きになりました。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-06-21 21:30:13)(良:1票) 2.《ネタバレ》 うーん!すばらしい!サイッコ!!全編、かっちょ良し!しかし、伊勢谷は弱い。はっきりいってダメ!リンコも上手いけど、、、ちょっとね、、、だけどまあ、及第点。そう!小ネタなんだけど、わたしには、どれも大当たり。いいかえると、家に持っていたいと思う作品。特にふせえりは抜群の出来!! まあでも現代日本のまれにみる巨匠作品!!!、すばらしい脚本!普通じゃない脚本!普通の感覚でない芝居!変な方向に統一されているすばらしい俳優術!個々の俳優達のなんという強印象!そして、そして三木流の”なんという人情劇!”さらなる作品に期待!!やっぱ、赤いアメ車オープン、最高!!!俺もやっかな、、、、、、、。 【男ザンパノ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-25 00:36:11) 1.い~い世界観だと思いました。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-07-20 17:28:31)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS