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ギャラクシー・クエスト

Galaxy Quest
1999年【米】 上映時間:102分
アクションSFコメディアドベンチャーパロディ
[ギャラクシークエスト]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-05-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(2000-01-20)


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監督ディーン・パリソット
助監督アンディ・アームストロング〔スタント〕(第二班監督)
ステファン・ファングマイヤー(第二班監督)
演出アンディ・アームストロング〔スタント〕(スタント・コーディネーター)
キャストティム・アレン(男優)ジェイソン・ネズミス/ピーター・クインシー・タガート艦長
シガニー・ウィーバー(女優)グエン・デマルコ/タウニー・マディソン少佐
アラン・リックマン(男優)アレックス・デーン/ドクター・ラザラス
トニー・シャルーブ(男優)フレッド・クワン/技術主任チェン
サム・ロックウェル(男優)ガイ・フリーグマン/保安主任ロック
ダリル・ミッチェル(男優)トミー・ウェバー/ラレド
エンリコ・コラントーニ(男優)マセザー
ミッシー・パイル(女優)ラリアリ
ジャスティン・ロング(男優)ブランドン
コービン・ブルー(男優)若き頃のトミー
レイン・ウィルソン(男優)ランク
ブライアン・ペニカス(男優)(ノンクレジット)
鈴置洋孝ジェイソン・ネズミス/ピーター・クインシー・タガート艦長(日本語吹き替え版)
小山茉美グエン・デマルコ/タウニー・マディソン少佐(日本語吹き替え版)
石塚運昇アレックス・デーン/ドクター・ラザラス(日本語吹き替え版)
山路和弘ガイ・フリーグマン/保安主任ロック(日本語吹き替え版)
伊藤栄次マセザー(日本語吹き替え版)
阪口大助ブランドン(日本語吹き替え版)
落合弘治(日本語吹き替え版)
脚本ロバート・ゴードン[脚本]
音楽デヴィッド・ニューマン〔音楽〕
編曲デヴィッド・ニューマン〔音楽〕
撮影ジャージー・ジーリンスキー
製作マーク・ジョンソン
チャールズ・ニューワース
アレグラ・クレッグ(共同製作)
ドリームワークス
配給UIP
特殊メイクスタン・ウィンストン
スタン・ウィンストン・スタジオ
ブライアン・ペニカス
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
ステファン・ファングマイヤー(クリエイティブ・アドバイザー&視覚効果共同スーパーバイザー)
コリン・ストラウス(3D効果スーパーバイザー)
グレッグ・ストラウス(デジタル効果スーパーバイザー&システム・スーパーバイザー)
美術ガイ・ヘンドリックス・ディアス(コンセプチュアル・イラスト)
衣装アルバート・ウォルスキー
編集ドン・ジマーマン
字幕翻訳戸田奈津子
その他チャールズ・ニューワース(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
米国のSFテレビドラマ、STAR TREKに出演していた俳優さんたちの舞台裏を映画化。完全な実話(ドキュメンタリー)ではありませんが、実話に基づいた話です。

よしふみ】さん(2005-11-20)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(8点検索)】

別のページへ(8点検索)
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95.《ネタバレ》  「スタートレック」のパロディ作品なのですが、どちらかといえば「サボテン・ブラザース」の影響の方が色濃いようにも思えましたね。

 「物語の中のヒーローが、本物のヒーローになる」という筋書きが全く同じであり、その枠組みを「西部劇」から「スタートレック」に置き換えただけ、という感じ。
 である以上、既視感だらけで退屈な映画になりそうなものなのに……なんと吃驚。
 これがまた、元ネタに優るとも劣らぬ傑作に仕上がっているのですよね。
 自分の場合「サボテン・ブラザース」を観賞済みだったので、ある程度展開が読めてしまった部分があるのですが、そういった予備知識無しで観ていたら、本当に衝撃的な面白さだったんじゃないかと思います。

 ストーリー展開が読めているのに、何故こんなに面白かったのかと考えてみたのですが、それに関しては「登場人物が魅力的である」という一点が大きかった気がしますね。
 往年のSFテレビドラマ「ギャラクシー・クエスト」の栄光に縋って生きている、売れない俳優達。
 互いに喧嘩したり、仕事に対する文句を言ったりはするんだけど「基本的には良い奴等」という線引きが絶妙であり、観客としても素直に彼らを応援出来るんです。

 特に感心させられたのが、序盤にて主人公のジェイソンがファンに八つ当たりしてしまう場面。
 ここって「主人公達は現状に不満を抱き、鬱屈としている」「そんな彼らが、この後ヒーローになる」という事を示す為、決して外せない場面だと思うんですが、一歩間違えば序盤の段階で「こいつは嫌な奴だ」と観客に悪印象を与えてしまう、非常に危うい場面でもあるんですよね。
 でも、この映画ではヒロインのグエンが「ファンを相手に、あんなにカッとするなんて初めて」と驚く展開が用意されている。
 それによって「主人公はファンサービスを大切にするような、優しい男である」「そんな彼が思わずファンに八つ当たりしてしまうほど、現状に対しては不満を抱いている」という二つの情報を、同時に観客に与える事に成功しているんだから、これは本当に上手かったと思います。

 「ドラマでは直ぐに死ぬ端役だが、現実の世界では今度こそヒーローになろうともがいている男」を、ゲスト枠のような形で参戦させているのも良いですね。
 主人公達が「ドラマのようにヒーローになる」という展開ならば、彼に関しては必然的に「ドラマと同じように死んでしまうのでは?」と思わされるし、その存在によって、適度な緊迫感が生まれてる。
 女性型宇宙人とのロマンスを繰り広げる技術主任なんかも、程好いアクセントになっていたかと。

 彼らに助けを求める宇宙人側の描写も、これまた良いんですよね。
 「コスプレかと思ったら、本当に宇宙人だった」という序盤の展開だけでも面白いし、歩き方や笑い方がぎこちないという、わざとらしい「宇宙人っぽさ」の演出も素敵。
 リーダー格のマセザーが、ジェイソンから「本当の俺達はヒーローなんかじゃない。全ては作り物だった」と告白されて、凄く切ない反応を返す場面も、忘れ難い味がありました。

 「サリスの船から盗み出したテープ」「小さな猿のような生物」など、要所要所でハッとさせられる場面があり、コメディでありながら油断出来ない、シリアスな物語としての魅力が充分に備わっている点も、見逃せない。
 そんな魅力がピークに達するのが「ドクター・ラザラスに憧れていた青年」の死亡シーンであり、彼を看取りながら「役者のアレクサンダー」が「ヒーローであるドクター・ラザラス」へと生まれ変わる流れは、本当に感動的だったと思います。

 無名時代のジャスティン・ロングがオタク少年役で出てくるサプライズも嬉しかったし「いつも一秒で止まるのよね」などの台詞も、ユーモアがあって好み。
 仲の悪かったジェイソンとアレクサンダーが、咄嗟の機転で一芝居打ってみせ、窮地を脱する辺りも面白かったですね。
 無事に悪者を退治した後「ギャラクシー・クエスト、十八年振りのシリーズ復活!」「かつての端役が、今度はレギュラーに抜擢」「技術主任と女性宇宙人も、ラブラブなカップルに」といった映像が次々に流れるハッピーエンドも、非常に後味爽やか。

 気になる点としては、切り札であるオメガ13の使用シーンにて(明らかに十三秒以上、時間が巻き戻ってない?)とツッコまされる事。
 そして、上述のオタク少年も皆を救った功労者なのに、それが認められる場面が無かった事なんかが挙げられそうですが、精々そのくらいですね。

 元ネタありきの内容でありながら「これは元ネタより面白いんじゃないか」と思わせてくれる。
 非常に貴重な映画でありました。 ゆきさん [DVD(吹替)] 8点(2018-05-29 14:19:58)(良:4票)

94.《ネタバレ》 おバカ映画のふりをしていますが、脚本がすごくよくできています。宇宙機雷を活用した攻撃方法やオメガなんとかという謎の究極兵器によるドンデン返しなど、「なるほど~!」と快哉を叫んでしまいます。また、泣かせどころもあって、トカゲアタマの弟子が死ぬシーンなど、私も怒りにふるえてしまいました(笑)。さらに、ラストのほうではファンたちのサポートが絶大な役割を果たしており、細かい配慮も怠らない筋書きが見事です。
  そうしたスペオペとしてもよくできていますが、本作には「+α」のテーマが込められています。それは「自己再発見」です。最初、「ギャラクシー・クエスト」出演者の面々は、現状に倦み無気力、惰性に流されてイヤイヤやっているばかりでした。しかし、一連の体験を経て、ラストでは見違えるように輝いていており、自分たちに誇りさえ感じられるように変わっています。自分のなかにあった可能性と素晴らしさに気づいたわけです。
  サーミアン人たちにしても、あれほどの科学力をもちながら、当初は自主性が欠落していました(このあたりは社会批判とも受け取れる)。ちょっと強い敵にはなぶられ放題で、誰かのマネをするしかできない、ひ弱な花といった存在でした。が、こちらも最後には自分たちのなかに真のリーダーを見出し、雄々しく大宇宙へと旅立っていきます。
  つまり、自分を高め、強めてくれるものは、実はもともと自分のなかにあるんだよというメッセージであり、そのため観客も観終えてから、なんとなく勇気がわいてくるような気持ちになれます。本作は、そうした人間賛歌の精神が通底しているがゆえに、観ていて気持ちよく、心温まるものが感じられるのだと思います。すばらしきB級映画ではありませんか! ということで、8点也です。「ギャラクシー・クエスト2」を希望!
delft-Qさん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-06 13:27:39)(良:4票)

93.TSUTAYAの発掘良品に釣られて借りましたが、期待以上に面白かったです。
この好評価にも納得!見終わって気持ち良く、すがすがしかったです。 のははすひさん [DVD(吹替)] 8点(2010-11-17 23:59:52)(良:2票)

92.パロディも、成功するとここまで面白くなるのだなあ、と思う。「スタートレック」をパロった人物設定、「サボテンブラザーズ」をパロったプロット。さらには、出演者が自分自身をパロディにしている。リックマンはあの役を演じることで、自分自身のキャリアを見事に自嘲し(仏頂ヅラ、ヤケクソ気味の自己陶酔ヅラには大爆笑)、シガー二ーは、自分自身のパブリックイメージを笑い飛ばすかのように、バービードール系(まさに彼女のパブリックイメージとは対極にある)を嬉々として演じている(『エイリアン』主演と言うキャリアもお忘れなく)。他にも、デジタル転送の失敗のエピソードは「ザ・フライ」を彷佛とさせるし、ティム・アレンの雰囲気は「インディ・ジョーンズ」みたいだ(ちょっと言い過ぎかも)。パロディを、はじめて心から純粋に楽しめた。 黒蜥蜴さん 8点(2003-12-12 10:50:54)(良:2票)

91.設定だけでワクワクさせてくれますが、中身もそれを裏切りません。役者とは何か、芝居と嘘はどう違うのかといった深遠なテーマにまで迫っていた気がします。一見するといかにも荒唐無稽なB級作品でありながら、アラン・リックマンとシガニー・ウィーバーがA級な気品を漂わせています。カブリモノと胸元がだんだんボロボロになっていくあたり、演技から本気になっていく様子を演出しているわけで、バカバカしいけれどよく練られているなぁという感じです。なお、シガニー・ウィーバーがこんなに美人だったとは、この作品で初めて認識しました。 眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-28 03:32:03)(良:1票)

90.《ネタバレ》 役者にとって、”当たり役”とは嬉しい半面、やっかいなことでもあるんでしょうな。そのキャラクターであることを常に周囲から期待され続けるなんてけっこうキビシイ。まさにその呪縛にかかったSFシリーズ物の面々、いやおかしいやら同情するやら。A・リックマンの「俺は名優なんだ。リチャード三世を演ったんだ」の叫びもS・ウィーバーの「指示を繰り返すのがアタシの唯一の仕事なの。文句つけないで」のキレ具合もすんごくリアル。そうでしょうなあ。
フェイクを知らない異星人とのギャップの中、元ネタのシリーズをいじりながら(でも愛を込めて)展開するヒューマニズムあふれるお話(?)。なんでかちょっと泣けたりもします。
でもって、この作品、ちゃんとコアなファンのことも一緒に愛してくれているのが素晴らしい。「これは現実だ!」と俳優ではなく、”船長”から告げられた時の喜び、生き甲斐はとても理解できる。良かったな!
私は現在BBC制作の某ドラマシリーズにぞっこんなのですが、役を担う生身の彼らが必要以上に役者の幅を狭めることの無いよう願ったり、といろんなことを感じ入る作品でありました。 tottokoさん [DVD(字幕)] 8点(2016-06-23 00:11:13)(良:1票)

89.序盤はギャラクシー・クエストという元ネタに対する現実の描写がなんだか切なくて、もしかして真面目な話なのかと思わせておいて、そこから一気になんでもありのパロディ展開に引きずり込まれる。
でも、それが単なるパロディではなくて、次第にリアルな物語に思えてくるのが不思議だ。
作品の随所に皮肉が込められているんだけど、それと同じだけ愛情が込められていることもよくわかる。
一見すると、夢を壊すようなシナリオではあるけど、最終的には夢を守る展開に制作サイドの良心を感じた。
笑いを取るにしても、涙を誘うにしても、ギャラクシー・クエストという設定が上手く活用されていて、よく出来たシナリオだなと感心させられました。
あと、20年後のヒロインという設定にシガニー・ウィーバーが見事に嵌っていて、歳は食ってるけどイケるという絶妙なエロさが良かった。
この何歳なのかよくわからない年齢不詳の魅力にやられました。 もとやさん [DVD(吹替)] 8点(2012-10-16 17:01:43)(良:1票)

88.ここ数年で見たSF映画の中では、ファンタスティック4の次に好きです。小さい宇宙人がたくさん出てくるところで、けがをしている仲間に「水を飲みなよ。」て水を飲ませておきながらそこへみんなで襲いかかるシーンだけやたら怖かった。あそこだけホラーテイストですね。 たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-08 14:14:37)(良:1票)

87.ばかばかしく笑えて、なぜかさわやかな後味。SFの定番を面白おかしくアレンジ、風刺!している。 HRM36さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-06 12:30:51)(良:1票)

86.なんて夢のある作品なんだ。それにCG?何あれ?8年前ってこんなに技術あったっけ?ものすごくリアルで驚きました。ほんと脚本がいいんだろうね、こんなにバカバカしい話が整合性がきちんとあるおかげでサイコーにおもしろい。しかしラストの着陸のシーンは何人か死んでるはずだ。 カリプソさん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-18 02:57:35)(笑:1票)

85.娯楽映画の真髄がここにあります。スタイリッシュさは皆無ですが、そんなものは誰もこの映画には求めないでしょう。カッコ悪くてカッコいい映画です。 Kさん 8点(2004-06-28 21:17:41)(良:1票)

84.《ネタバレ》 真実を明かされたときのマセザーの気持ち、それはウルトラマンの背中にチャックがあると気付いた時の気持ちのような気がする。あれは作り物なんだと気付いた時の悲しい気持ちと。そしてあのヒーローがヒーローをやめて(番組終了して)から何かのドラマでヒーローをやった役者を見かけたとき、頑張ってるんだなあって嬉しい気持ちになる。ウルトラマンにチャックがあろうがライダーベルトがただの風車だろうが、雄姿はいつまでも忘れられないものなのさ。そんな「昔の子供たち」の気持ちがこんな映画になってしまった。傑作であり高評価に異論はないが、断腸の思いで一点ケチをつけさせていただく。それはシガニー・ウィーバー演じるグエンが顔を手で覆った時に見えてしまった薬指。あのリングはジェイソンからのプレゼントでしょうか?確かにジェイソンとはいい感じだけど、エンゲージリングをもらうほどの仲なのか??映画だけだとそこまで行っているようには見えない。となると、リングの相手は誰なんでしょう?それじゃあラストのお熱いキスは・・・場合によっちゃあ大スキャンダルですぞこれは。左手の薬指にこだわらない人は現実にはいるけど、映画ではそれなりの説明がなければ結婚あるいは婚約指輪に思えてしまいます。大人も子供も楽しめる内容だからこそ、そこはしっかりと線を引いて欲しかったと思う。色々と芸が細かくて(ラストでの「Tシャツも好評販売中!」ってのがいいんだよなあ)それが決してくどくなくぴったり作品にはまっていただけにこの点だけは詰めが甘くて本当に残念。しかしアラン・リックマン、自宅にいる時くらいヅラ取ればいいのに(笑) 合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さん 8点(2004-06-04 22:01:21)(良:1票)

83.娯楽映画の見本のような作品。全体的に非常にテンポが良く、最後まであっと言う間。「誤解と勘違いで話が進んでいく」という共通点で、個人的には「エンジェル伝説」を思い出した(漫画ですが傑作なので、未読の人はお奨め!)。感動を押し付けることが目的化したような作品とは違い、各キャラのコンプレックスが、誤解によって祭り上げられながらも宇宙人を助けていく過程で、自分の自信を取り戻す自然な動機になっている。その描き方が秀逸。また作品内映画が現実化するというB級映画の体で撮る事によって、本来なら最初の頃のクルー達と同じような冷めた目でしか見られなかったはずの着ぐるみの敵宇宙人も、「本物の宇宙人」であるという前提で受け入れることが出来てしまう。ラストも「ご都合主義的に転送装置で何事も無かったように地球に戻ってハッピーエンド」と言うようなマネはせず、そのまま大気圏からイベント会場に突入していくという痛快な終わり方!見ている観客の視点ではイベントの一環として映りながら、実は命がけの戦いが行われているという部分にも色々な含蓄が受け取れる。時間が短めで無駄なシーンが少ない編集の仕方も上手い。たいした意味も無くダラダラと二時間枠を超え、観客を飽きさせたり疲れさせたりしてしまう最近の「本末転倒大作映画」に見習ってもらいたい。 PS.この作品を見た後、元ネタとされる「サボテンブラザーズ」を見ました。基本構成はほとんど同じでしたが、単なるパクリに終わらず、より人間描写に深みを持たせたり、娯楽映画としてテンポが良い点で、オリジナルよりも高い完成度に仕上げた事を評価します。 FSSさん 8点(2004-04-09 13:55:29)(良:1票)

82.タイトルといいビデオパッケージといい子供だましの映画かと思いきや大人だましの映画でした。↓【veryautumn】さんが仰っているように『バック・トウ・ザ・フューチャー』のようなチョッと前の良いアメリカ映画の香りがします。 中岩無洋さん 8点(2004-03-10 17:32:09)(笑:1票)

81.この映画に好感を持てる最大の要因はやはり製作者が真剣に映画を作っているからだと思う。少なくとも彼らの熱意が観ている側にも十分、伝わってきた。いくらコメディとはいえふざけ半分に映画を作られたら観ている方もいい加減うんざりしてくる。「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」の製作関係者たちはこの映画を観て少しは反省して欲しい。「遊び心」と「手抜き」は違うのだ。 Copperfieldさん 8点(2003-12-24 21:48:23)(良:1票)

80. 例によって前評判を一切シャットアウトして観たのが吉と出た。イヤ実に上手い、よく出来ている!!私ゃ熱狂的な「トレッキアン」でも何でもないが、劇場版「スタートレック」も何作かは一応観るには観ていた。しかーーーし!本家より遙かに本作の方が面白いと感じたね。序盤は「宇宙大作戦」のパロディ?系のB級SFコメディと思わせておいて、実はジョン・ランディスのお馬鹿映画「サボテンブラザーズ」を巧みに換骨奪胎した逸品。監督のディーン・パリソットってヒトは全然知らなかったが、緩急織り交ぜたナカナカの手腕でお見事!!しかし、MVPは練り込まれたデビッド・ハワード&ロバート・ゴードンの脚本だろう。出演者も全員イイ味出していると思うが、矢張りティム・アレンが最高!!ウィリアム・シャトナー風の演技が実に上手い。本家に対するリスペクトも随所に感じられる為、決して嫌味になっておらず、トレッキアンぽい少年と交信して助けを求める場面なんてのはオタクにゃ涙モノの嬉しさ。当時50歳とは思えぬシガーニーのブロンドグラマーぶりも良かった。リプリー度全くナシ!!アラン・リックマンも「ダイ・ハード」以来久々に存在感をアピールしてたし。大爆笑とかいう程のモノじゃないけど、この「ほのぼの」感は近作では可成り貴重。日常生活にふと疲れを感じたら、サーミアンの疑うコトを知らぬ純朴さとキャプテン・タガートのアノ言葉を思い出そう。”Never give up! Never surrender!!” へちょちょさん 8点(2003-03-10 03:15:14)(良:1票)

79.何気なくDVDを借りて見たのだか、
あまりに面白いので、ビックリした。
どこかで見たシーンがいくつも出てきたので、
パロディと納得。
私は気づかなかったシーンもあったのかもしれないが、
SFファンにはたまらない作品なのだろう。 プエルトガレラさん [ビデオ(字幕)] 8点(2020-10-23 12:18:55)

78.色々なSF映画のパロディが散りばめられていて、終始ニヤニヤしながら楽しめる作品。特にシガニー・ウィーバーの露出がどんどん増えていくのとか最高。
惜しいのは本編が終わった後の、キャスト紹介&エンドロールで おふざけが無かったこと。こういう映画だと、そこでも楽しませてくれるものが多い気がする。 くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-19 16:49:55)

77.B級映画(風)の笑い・涙・スリル・感動、全部入り映画。 雲の上からさん [DVD(字幕)] 8点(2016-12-12 01:21:44)

76.文句なしに面白い。観て損なし。 la_spagnaさん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-23 00:02:39)

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【点数情報】

Review人数 296人
平均点数 7.93点
000.00% line
100.00% line
210.34% line
341.35% line
451.69% line
5124.05% line
6258.45% line
73812.84% line
89532.09% line
98227.70% line
103411.49% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.76点 Review13人
2 ストーリー評価 8.46点 Review32人
3 鑑賞後の後味 9.03点 Review31人
4 音楽評価 7.00点 Review14人
5 感泣評価 6.88点 Review17人

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