みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
5.《ネタバレ》 死んだ者との思い出を語る時、はにかむような笑顔になる。ラストシーン泣いてしまいました。最初から最後までセンスがいいなと思った。余計なところはカットして想像させる。加瀬亮は幽霊だけど英語上手でした。懐かしのレーダー作戦ゲーム、「HIT」は「撃沈」じゃなくて「命中」でしょう。 【ピチクン】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-01-14 16:10:58)(良:1票) 4.《ネタバレ》 両親を事故で亡くしてしまったショックから精神的に不安定となり、学校も辞めて今や見ず知らずの人たちの葬式に勝手に参加することだけが生き甲斐の孤独な青年イーノック。重度の癌を患い余命数ヶ月であることをただ淡々と受け入れ、詩や渡り鳥の絵を描きながら残された日々を静かに過ごす少女アナベル。太平洋戦争中に遂行したカミカゼ特攻によって見事に玉砕し、いまやイーノックにだけ見える幽霊となってしまった日本人青年ヒロシ。社会のどこにも居場所を見つけられないそんな2人と1体の幽霊の、今にも壊れてしまいそうな危うげな日々をリリカルな映像と美しい音楽とで瑞々しく描き出す青春ラブストーリー。昔からこのガス・ヴァン・サントって監督、僕の中では毀誉褒貶がほんと激しくって、これまで駄作から秀作まで本当に色んな作品を撮ってくれる人。でも、この末期癌に苦しむ可憐な少女と鬱屈した日々を過ごす孤独な青年との刹那的な恋というともすれば極めて陳腐になりかねないテーマを、彼お得意のセンス溢れる美麗な映像や若者たちの心の闇に鋭く迫る深い視線等によって、観終わった後も切ない余韻がいつまでも心に残る青春ラブストーリーの逸品へと仕上がっておりました。いやー、けっこう良かったですよ、これ。もうこれでもかってくらいの美男美女が手を繋ぎ肩を組み肌を触れ合わせ何度も唇を重ね、そして誰も居ない夜の山小屋で…キャー!という観てるこっちが腹立ってくるくらいこっ恥ずかしい青春ドラマが延々と続くのだけど、もうここまで徹底的にやられたら反対に潔さすら感じて素直に良かった!俺もこんな青春送りたかったよ、こんにゃろー(笑)。そして、この作品の胆となるのは、やっぱりあの元特攻隊員の幽霊ヒロシの存在でしょうね。本作が、決して単なるベタなラブストーリーにとどまらない普遍性を得ているのは、やはり彼が「人間は死ねばそれで終わりなんかじゃないはず。きっと…」という誰もが願う想いを体現しているからだと思います。賛否両論あるだろうけど、そんな難しい役どころに日本の特攻隊員を持ってきたその発想が凄い!彼が本当に幽霊なのか、それともイーノックの妄想に過ぎないのかを最後までどちらとも取れるように描いたところも深みがあって良かったですね。うん、久し振りに「あぁ、良い映画観たな~、自分」と素直に思える映画に出合うことが出来ました。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-09-30 19:30:25) 3.《ネタバレ》 本作、いきなりオープニングの音楽がビートルズのTwo of Us! 全編音楽も私の好きな感じ!ものすごーく繊細なガラス細工のような、いや、気を付けて触れないと壊れてしまいそうな飴細工のお菓子のような映画です。 私はお涙頂戴な病ものの映画は苦手です。ましてや、人間の死を扱ったような映画というのは難しいと思うんですよね、題材として。軽々しく取り上げてはいけないテーマだと思っています。この映画は、まさしくその「生と死」がテーマで、あらすじだけを事前に読んでしまえば、もしかすると手にすることがなかったかもしれない映画でした。ところが、この映画はそういう難しいテーマを実にうまく、さらりと描いています。イーノックの葛藤やアナベルの不安感も、ねっとりと描かず、さらりと通り過ぎるように描いているからこそ、胸にぐっとくるものがありました。 アナベルの衣装も、映像もとてもおしゃれでかわいい!ラストのイーノックのふっとみせる笑顔。いいです。 【longsleeper21】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-23 18:44:14) 2.《ネタバレ》 アニー、ヒロシ、10代の死は辛い。。。この先もっと楽しい事があっただろうに。。。残酷な映画でした。 アメリカ映画らしからぬおしゃれな衣装がよかった。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-01 23:01:35) 1.《ネタバレ》 ガス・ヴァン・サント監督は「グッド・ウィル・ハンティング」といいこの作品といい透明感のある青春映画を撮らせると天下一品ですね。この作品もオープニングのあの映像にビートルズの「TWO OF US」を重ねてきた時点でよい作品であることを確信し、実際素晴らしい作品でした。 「死」という概念に憑かれた主人公が「死」を運命づけられた者と出会い変わっていく展開など全体的に「ハロルドとモード」のオマージュが散りばめられていて非常に興味深く観賞できました。 生きることができる、生きていけるということの素晴らしさを教えてくれる作品でしたね。 【TM】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-01-10 20:38:40)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS