みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 オペラでいう所の父親(ジョルジュ・ジェルモン)の役割がかなり簡略化されており(その代わりバロンというキープレイヤーが追加され、2幕中盤から決闘の流れが自然になっているが)、主役2人の関係性はより純粋かつシンプルに描かれている様に思う。流石にオペラよりも演技の次元は高いものになっており、特にマルグリットの繊細な心理表現が見もの。しかし、マルグリットの男扱いの上手さというか、常に男を立てつつ粋にあしらうその立居振舞いのエレガントさは実に素晴らしい女っぷりで、これはもう演技と言うよりは女優グレタ・ガルボ自身の女性としての品格なのではないかと思う。恋愛映画としての見せ場はラスト(オペラの3幕)に集約される感じだが(2幕の描写の色々は大分駆け足な感があり)、そのラストはもう涙しか無かった。恋愛映画の古典にして、オールタイムベストのひとつとまで言える傑作。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-12-07 23:59:16) 3. 最近CGばかりが目立つ映画を観て失望の連続でしたが、やはり古典映画はセリフ一つに奥の深さを感じますね。 私が一番訴えたいのは、愛に対して情熱的なのは、やはり男性の方が強いのかと 女性は理想ばかり追求する生き物のようしか感じませんでした。 男性は悪く言えば未練たらしい。しかし、そこには命を掛けた愛が本作に込められていると思います。 勿論、グレタ・ガルボ演ずる娼婦にも愛を感じます。しかし、それは男性から求められた影響が強く響いてくるのです。 最近は、年収400万円以上でないと女性は結婚対象として男性を見ることが出来ないと聞いています。そういう女性の方には是非、自分に適した男性と出会えるといいですねと言いたい。勿論、皮肉をたっぷり込めて言ってるのですよ。 この映画は、三輪明宏さんの書籍の紹介で知ることが出来ました。とても感謝しております。 最近は、心の淋しさを不特定多数の男性とセックスすることで解消する女性が増えているようですが、この映画を観て、少しでも考え方を変えていただければ「幸福」は一歩づつ近づいていくのではないかと思います。 私も現在失恋したばかりで、人にアドバイスを言える立場ではありませんが、これから先も、純粋な愛を相手に訴えていく人生を送りたいと思います。 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-10 02:22:04) 2. えと…先ず、コレって1937年の作品なんで(35)てのは如何なモノかと。アベル・ガンスが映画化したバージョンは1934年だしナァ…。ま、ソレは措いといて本作だが、原作はヴェルディのオペラでも知られる小デュマの同名小説。グレタ・ガルボの魅力を余す所なく存分に引き出した女性映画の巨匠・ジョージ・キューカーの腕の冴えが堪能できる傑作である。33年の「若草物語」といい、文芸映画とはかくあるべきという格好のテキストと言えよう。アルマン役のロバート・テイラーはひたすら美男!なだけでどうということもないが、男爵役の名優ライオネル・バリモアは流石の存在感。今は完全にいなくなったよナァ、こういう品格のある演技派は…。キューカーの鮮やか過ぎる職人技に…8点!! 【へちょちょ】さん 8点(2003-03-22 13:12:16) 1.ファンの間では、『ニノチカ('39)』と共にかなりの人気があるようですが、グレタ・ガルボ本人としては、演技をするということに対して“いちばんツライ想いをした作品”だそうです。彼女の人柄に最も近かったのは『クリスチナ女王('33)』だったと言われていて、本人としてもかなり充実した演技が出来たそうですよ。それでもボクは、『椿姫』は彼女の代表作と言っていいと思います。 【Charlie'77】さん 8点(2003-01-01 17:28:16)
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