みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
8.主人公の少年がヒロインの前で「テイク・オン・ミー」を歌った時は、この映画、ダメだろうと思ったのですが、使われたオリジナルソングが予想外によかったです。世代が私とピッタリなんです。1985年、14歳。当時はスリラーが流行り、バック・トゥ・ザ・ヒューチャーは誰もが知っていました。今とは違うんです。今はネットの普及が及んで、誰もが知っているという感覚が当時ほどないと思います。本作を見ていると80年代に青春時代を送った中年が、あの頃、こんな青春を送っていたら、きっと素晴らしかったろうなと思わせてくれるんです。あの当時、髪型、制服、音楽、恋愛。全てを校則で禁じられていた世界をぶっ壊してくれました。あの兄貴、最高ですね。私にもあんな兄貴がいたら、私の青春ももっと素晴らしいものになっていたでしょう。あんなに弟思いの兄貴がいたら最高だって思いました。夢物語だけど傑作です。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2017-09-21 22:54:27)(良:1票) 7.《ネタバレ》 ジョン・カーニー監督、この監督の描く世界は何時も何処か懐かしい。自分が監督同様、1980年代の洋楽が大好きで、辛い時でも音楽さえあれば何とかなるという気持ちになる。この映画でも音楽の力は大きく、勇気を与えてくれる。ロック=反抗、この映画の主人公である少年達は自分の気持ちを歌に変えて、未来に向けて喜びも悲しみも全てを歌で表現している。あのアホ校長を馬鹿にする歌、このシーンの爽快さ、それを見て楽しむ他の生徒達、色んな意味でこの映画は気持ち良い。馬鹿みたいにお金をかけなくても、良い映画は成立する。音楽の力は大きい。監督自身の体験に基づいたストーリーとのこと。それだけに説得力十分です。今のところこの監督の映画は全て標準レベル以上の作品として見る事が出来る。これからも注目していきたい監督の一人です。それにしても主役の兄貴の男としてのかっこ良さ、あんなにも弟想いの兄貴なら私も欲しい。そう思える程、本当に素晴らしい兄貴だ! 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-02-08 21:36:38)(良:1票) 6.ジョン・カーニーの音楽映画を見るのは本作が3本目。いずれもハズレが無い。本作もいい映画でした。 本作は過去の2作の落ち着いた味わいがある"音楽と大人のラブストーリー"とは異なり、 ベタな青臭さも魅力の躍動感あふれるロックと恋の青春映画の秀作です。 ジョン・カーニーの青春時代の実体験がベースになっているというこの作品、 キャメロン・クロウが同じく青春時代の実体験を映画化した「あの頃ペニー・レインと」のテイストが好きな方、 また、僕は40代のおじさんですが、80年代に洋楽を聴きまくった同世代の方にもぜひお勧めしたい作品です。 ジョン・カーニーもまた同世代。作品の至る所にロック愛がにじみ出ている。 台詞の中に次々とあの頃ヒットチャートを賑わしていたグループやアーティストの名前が出てくる。 The Cureの曲も挿入されていますが、主人公の少年のメイクした姿なんて、もろにロバート・スミスです。 また、主人公の少年が初めて出会うメンバーが何となくジョン・レノンを髣髴とさせる。 2人が作曲を始めるシーンは、かのレノン=マッカートニーもこんな風に曲を作っていたのかな?と思わせます。 こんな風にジョン・カーニーの思惑を想像しながら見るのも面白いと思います。 終盤のライブでの、ロック魂あふれる"校長に捧げる歌"など、オリジナルの曲も素晴らしい。 他のメンバーのキャラがほとんど立っていないのは残念ですが、主人公の少年の兄貴が実にいいキャラです。 ちょっと前のアメリカのロック映画ならジャック・ブラックがこういう役を演じて散々作品をかき回すところでしょうが、 ブッ飛び具合と落ち着き具合が絶妙で、この兄貴を演じた俳優さんを本作のMVPとしたいですね。 ラストは邦題"未来へのうた"の通り、希望を胸に未来へ向け、彼女と一緒に大海原へ飛び出していく。まぶしすぎる2人の姿。 そのラストに続く、エンドロール前の「すべての兄弟たちに捧げる」がなんか良かったな・・・。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-01-21 21:15:39)(良:1票) 5.とりあえずアイルランド人の音楽センスには脱帽させられます。 序盤は有り勝ちな学園ドラマかと思わせておいて、音楽の力でぐいぐい物語に引き込んでく。 好きな子の気を引くためにバンドを組むというだけの平凡な物語なのにね。 登場人物のそれぞれが変化していくのが感動的で、どんな境遇にあっても人は変われるんだというメッセージを感じた。 物語の本筋はコナーとラフィーナのラブストーリーだけど、何故だかエイモンに惹かれた。 天才が1人加わるだけで、バンドは成立しちゃうんだなって納得させられた。 【もとや】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-02-15 14:32:11) 4.主役2人のカップルがなんと可愛らしいことか。たぶんあの二人は、海を渡って夢を叶えたのだ、と思うことにしている。 気が付いたのはルーシー・ボーイントンは声が異様に若い。顔はどう見ても20歳過ぎだが、声は10代で全然通用すると思った。あれでイギリス英語全開で喋られると、確かにモテるだろうな。ヒロインがモデル志望のませた女の子ということを考えると、意外に良い人選だったのではないか。 物語も良い。劇中曲も良い。不満点はといえば、ラストの貧相なCG、あとお兄ちゃんの描き方をもう少し深くできなかったのだろうかと思う。確かにいい兄ちゃんなのだが、どうもこの手の物語にありがちな人物像な気がして、あまり惹かれなかった。 ラストに表記される「すべての兄弟たちへ」の一言は、とにかく粋である。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-01-21 22:02:58) 3.《ネタバレ》 80年代、洋楽がもっとも華やかだった時代を過ごした人は必見。自分はその時代、この業界に就職した当時の話でとても懐かしい。ラフィーナ役の娘は少し老けていたかな(失礼!) クロエちゃんならハマった気がします。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-01-20 23:28:34) 2.《ネタバレ》 さすがの安定感と言いますか、ジョン・カーニー監督の映画は外さないですね。今回、オリジナルの曲もよいのだが、やはり私の年代にとっては80年代の音楽の数々が懐かしくて、曲が流れるたびに当時を思い出して心弾みました。特筆すべき点として、音楽をテーマに、"大人たち"を多く描いてきた監督ですが、今回は少年を主人公にすえてきました。少年と音楽(ロック)とくれば当然、自由、権力に対する反抗、束縛からの解放、これなんです!規律厳しい学校。ちょいワルな仲間たちとキュートなあの娘。校長先生は世俗的な(つまらない)大人の象徴。そして、、規律とは破るためにある(笑)。未来に向かって漕ぎ出すラスト。そのすべてがあの有名な映画を彷彿させます。そうです、本作を僕は勝手にジョン・カーニー版"小さな恋のメロディ"と思ってます。本気で音楽に生きる覚悟は、長く険しい荒波に挑むようなものでしょう。その覚悟が本気であればあるほど、途中で後戻りはできません。ラストは二人の心境になって、、いや、それはさすがに図々しいので、兄貴側の心境で二人の船出を見守っていました。(それにしても何てカッコいい兄貴だ!)若さと情熱と愛があれば。自分はもう、二人のような若さはありませんが、あの頃の気持ちと音楽はいつまでも心に忘れずにいたい。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-09-16 23:39:30) 1.《ネタバレ》 いやぁ~、可愛い、可愛い!主人公の魅力とご機嫌な音楽で8点です! 細かいことは気にせず、若いということの魅力を楽しみ、うらやましがる映画。心の洗濯ですかね。 無謀な旅立ちをする二人のラストは、今時珍しい余韻の残し方で沁みいるものがありました。曲もいいし。 ほど良い長さですが、音楽シーンがたっぷりあるのでキャラの掘り下げは無理な話です。 貧しい割には小奇麗な両親、目立たない姉貴、悪役なりに憎めない…とはいかない校長、もう少し見たかった他のバンドメンバー。 もろもろの少し物足りなさを、主人公の男の子が見事にチャラにしてくれます。 もうじき閉まるパルコのシネクイントで見られたのも良い思い出です。 1980年代のブリティッシュロックに詳しくて大好きだったら、数倍楽しめそうです。 【LOIS】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-08-03 21:15:21)
【点数情報】
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