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バラバ

Barabbas
1961年【伊・米】 上映時間:145分
ドラマ歴史もの伝記もの小説の映画化
[バラバ]
新規登録(2018-03-19)【S&S】さん
タイトル情報更新(2023-01-15)【イニシャルK】さん
公開開始日(1962-08-31)


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監督リチャード・フライシャー
キャストアンソニー・クイン(男優)バラバ
シルヴァーナ・マンガーノ(女優)ラケル
アーサー・ケネディ(男優)ピラト
ケティ・フラド(女優)サラ
ハリー・アンドリュース(男優)ペトロ
アーネスト・ボーグナイン(男優)ルシウス
ヴィットリオ・ガスマン(男優)サハク
ジャック・パランス(男優)トルヴァド
ヴァレンティナ・コルテーゼ(女優)ユリア
アーノルド・フォア(男優)アリマタヤのヨセフ
マイケル・グウィン(男優)ラザロ
ダグラス・フォーリー(男優)ヴァサシオ
ジョー・ロビンソン(男優)剣闘士
フリードリッヒ・フォン・レデブール(男優)将校
シャロン・テート(女優)(ノン・クレジット)
石田太郎バラバ(日本語吹き替え版)
弥永和子ラケル(日本語吹き替え版)
阪脩ピラト(日本語吹き替え版)
沢田敏子サラ(日本語吹き替え版)
小林勝彦ペトロ(日本語吹き替え版)
富山敬サハク(日本語吹き替え版)
青野武トルヴァド(日本語吹き替え版)
秋元羊介(日本語吹き替え版)
仁内建之(日本語吹き替え版)
藤本譲(日本語吹き替え版)
峰恵研(日本語吹き替え版)
塚田正昭(日本語吹き替え版)
大山高男(日本語吹き替え版)
丸山詠二(日本語吹き替え版)
小関一(日本語吹き替え版)
広瀬正志(日本語吹き替え版)
鳳芳野(日本語吹き替え版)
鈴木れい子(日本語吹き替え版)
伊井篤史(日本語吹き替え版)
石塚運昇(日本語吹き替え版)
稲葉実(日本語吹き替え版)
島香裕(日本語吹き替え版)
喜多川拓郎(日本語吹き替え版)
滝沢ロコ(日本語吹き替え版)
音楽マリオ・ナシンベーネ
エンニオ・モリコーネ(アレンジャー)(ノンクレジット)
撮影アルド・トンティ
製作ディノ・デ・ラウレンティス
制作東北新社(日本語吹き替え版)
美術マリオ・キアーリ
編集レイモンド・ポールトン
スタントフリードリッヒ・フォン・レデブール(ノンクレジット)
その他バッド・スペンサー(アシスタント・プロダクション・マネージャー)(ノンクレジット)
フランコ・フェルラーラ(指揮)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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1.《ネタバレ》 「キリストが身代わりに死んでくれた男」盗賊バラバの数奇な運命を描いています。原作はノーベル文学賞を受賞したペール・ラーゲルクヴィストの傑作小説、映画化に挑んだプロデューサーはディノ・デ・ラウレンティスで監督はリチャード・フライシャーだけど実質イタリア映画です。当時のマカロニ映画界では“サンダルもの”とバカにされていた古代ギリシャ・ローマ帝国の歴史スペクタルが一ジャンルを確立していましたが、この映画はそういう駄作・凡作とはとは明らかに一線を画する良作だと思います。これもリチャード・フライシャーの力量がなせる業かもしれませんが、とにかく丁寧に撮られた作品です。 新約聖書に出ているお話しに沿った前半部分は、イエスに命を助けられたのにちっともイエスの教えを理解しようとしないバラバの姿が描かれます。もっとも無宗教の私にもイエスの復活なんて信じられませんし、大部分の人にもバラバの観方はしごく合理的だと思うはずです。逆に一度恩赦を受けたから盗賊稼業に戻ってまた捕まっても死刑にならず、硫黄鉱山に送られて20年奴隷労働をしても生きている、「死にたくても死ねない男」となってしまったバラバの苦悩が浮き彫りとなります。アンソニー・クインが好演しています。物語が大きく動くのはバラバが剣闘士になるべくローマに連れていかれてからです。このローマのシークエンスがカネもかけて大掛かり、この映画の大きな見どころかと思います。特に剣闘士の生活とコロセウムの描写は素晴らしく、これは『スパルタカス』を超えていると思います。それがセットなのか現存する遺跡なのかは判りませんが最上階までエキストラで埋め、「なるほど、ローマ帝国はこうやって民衆にショーを見せていたんだな」と納得できる再現力でした。 まあ間違いなく言えることは、この当時のキリスト教信仰は中世以降そして現代の私たちが知っているキリスト教とは、別物だということでしょう。ペトロの言葉を真に受けてローマに放火してしまうバラバの行動には、これからどんどん血生臭くなってゆくキリスト教の行く末を暗示しているようにも思えました。原作小説のおかげかもしれませんが、思った以上に奥が深い映画だったと思います。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-03 21:09:56)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.67点
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