みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 例えば『世にも奇妙な物語』の一篇だと言われても何ら違和感はありません。よくあるタイプのファンタジーラブストーリーです。ただし、俳優を使って映像化しても本作の魅力は再現できないと思われます。アニメの『特性』に、実写が太刀打ちできない要素があるからです。それは『リアリティの消去』。ちなみに、リアリティ放棄を良しとする漫画・アニメ作品の実写化がことごとく失敗するのは、生身の人間が発する『リアリティ』が邪魔をするからです。 本作を語る上でも『リアリティの消去』はキーワードになると考えます。例えば水溜まりを走行する大型車。毎度毎度、主人公は大波を受けてずぶ濡れです。でも実際は、水溜まりを徐行しない運転手などいません。港くんのキャラクターにしてもそう。イケメン公務員で料理が上手くて努力家でバリスタスキルバリバリで、将来の夢や希望も持っていて、欠点などありゃしない。あんな完璧な男が居てたまるもんですか。本作ではアニメの特性を活かして、意図的にリアリティを排除している気がします。その結果、普通ならお医者さんかお祓い案件となる『幽霊になって彼女を見守る彼氏』がラブストーリーとして機能するという寸法。とかく重要視されがちな『リアリティ』ですが、無いほうが好都合というケースもあります。整合性等を気にしなくて済む分、モノゴトの本質に目を向ける余裕が出ます。その最たる例が、クライマックスとなる高層ビルサーフィン。荒唐無稽過ぎて興ざめしても可笑しくないはずなのに、素直に目の前の出来事と向き合えました。ダイナミックなアングル、躍動感ある波。現実と非現実の境目を行く主人公のライドには、『人生を、世界を、楽しめ』という強いメッセージがありました。これが湯浅監督のアニメーション。台詞に勝る『映像力』で訴えかけてきます。こんな一撃必殺みたいなシーンを見せられては、心が震えぬはずがありません。 アニメの特性を最大限活かした作品づくりがアニメーション作家に求められる仕事であり、湯浅監督が支持されている所以と考えます。これは処女作『マインドゲーム』から一貫しており『夜は短し歩けよ乙女』や『夜明け告げるルーのうた』にも引き継がれています。私は未見ですが『日本沈没』が賛否を呼んでいるのは、こんなアニメーション作家の性が裏目に出ているのかもしれません(観てもいないのに憶測で余計なことを言いました。すみません。と謝っても削除しないのは、私の意見など全て憶測以外の何物でもないからです)。 【目隠シスト】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-01-15 19:24:35) 3.画風がちょっと独特だけど、悪くないですね。 アニメーションならではの水の演出が良かった。 青春と、恋愛と、ドラマと、ファンタジーとがちょうどいいバランス。 全体的にとても澄んでてキレイな透明感&爽快感&清涼感。 まさに水のイメージがぴったりな映画。 95分という短い中に色々と要素が盛り込んであって満足。 物語の着地点どこにもってくるかなぁと思いつつ観てました。 ソコに来たか、って感じでした。 不安だったけど、主人公の声に違和感がなくてgoodでした 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-06-05 22:24:02) 2.期待せずに 鑑賞..思ったほど ひどくなかったかな..それなりによく出来ている.. しかしながら 作画が思いのほか下手..「ルーのうた」のときより 随分下手になっている..スタッフの違いなのか、場面設定 レイアウト 作画アングル 素人っぽいところが散見され頂けない..人物の首が長すぎるし..良いところもたくさんあるけど 気になってしまう... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-05-23 13:54:11) 1.《ネタバレ》 主人公の女の子が一途で良かった。 波や水、光の描写がとても美しくコーヒーや玉子料理など日常アイテムの使い方もいい。 ストーリーは捻りの少ないメロドラマだが、「水」の使い方にオリジナリティがある部分も多く、陳腐さは感じなかった。 刺さる台詞やキャラ作りもしっかりしてて、完成度の高いピュアな大人のラブストーリーだと思う。 【Nig】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 8点(2020-01-06 02:11:14)
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