みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 ゆったり、ゆっっっ、、、たりと流れるストーリー。100分にも満たない、映画としては短めの時間ながらも、良い意味で時間の流れがゆっくりと感じられる映画。 小さな町の小さな銭湯、小さな映画館、小さなラーメン屋、小さなエチオピア料理店、それらのお店に少しずつ関わる澪という女の子を中心に話は回ります。とても内気でお世辞にも社交性があるとは言えない澪ちゃんですが、作中でコミュ障が治ってめっちゃ元気に!なんてことは起きません。基本的には初めのキャラクターから変わらず、しかし段々と「芯」が通ってきたような印象を与える、とても繊細な様子を描いていました。 できること、小さなことから始めた銭湯の仕事。思ったより自分に合っていて最終的には自分で別の銭湯を開くまでに。何が自分にとって「ハマる」のかなんて誰にも分かりません。だって自分でもわからないのに。だからこそ、立ち止まるのではなく、失敗してもいい、不器用でもいい、少しずつでも前進しようとする様の必要性・重要性をしっかりと教えられた気がしました。 そしてそういった全てをひっくるめて一つのドキュメンタリーとした上映会。私もあの観客の一人だったんだなと実感しました。実際に住んだこともない知らない町のドキュメンタリーであれなので、もし直接深く関わった町のそれであれば、もっと気持ちが入って何も言えなくなるだろうな。感動できました。心にスッと、しかししみじみと沁みる、良い映画でした。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-07-08 00:45:54) 1.カネコアヤノの「光の方へ」が主題歌という理由だけで鑑賞。 「四月の永い夢」の中川龍太郎監督作品。 物語自体はよくある話というか、リアルな人間ドラマが展開されていたのが良かった。 退屈な人には退屈だと思うけど、ゆったりと過ぎて行く時間がとても心地良くて好き。 寂れた商店街の風景や、昭和情緒溢れる銭湯の風景がなんとも懐かしく、癒される。 しかし、それらも段々と失われつつあるという現実。 シャッターが降りたままの商店。 次々とやめていく飲食店。 劇中のドキュメンタリーという設定で描かれたそれらの光景はとても寂しさを感じさせる。 松本穂香のぼーっとした演技がとても良い。何を考えているのかわからないようでいて、段々とその優しさが理解できるようになり、最後はとても応援して見ていたように思う。 渡辺大知のキャラクターもとても良かったんだけどいつの間にかフェードアウトしてしまっていたのが勿体無い。 光に反射した湖とか、自然の情景などの映像がとても美しい作品だった。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-01-19 14:13:16)
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