みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.《ネタバレ》 前作に引き続き、その世界観は遥か彼方の惑星で実在するかのような説得力を持ち、没入することが出来た。ストーリーはスターウォーズのような政治色は持たず、あくまでも古代人(原始人)と未来人(侵略者)との闘い。そこにはもちろん自然破壊への警鐘が含まれる。傍若無人なスカイピープルと、ただ復讐に燃えるだけのクオリッチ大佐の憎らしさと言ったら、どんなに今回のマ・ジェイクが中途半端だとしても応援したくなるのは必至。想像力も創造力も人間を超えるトゥルクンの髄液は500ml程度で8000万ドル、金持ちどもの老化を止める薬になるなんて、何だか本当にありそうな話だ。金だけが生きる目的みたいな人間に対しナヴィや自然生物の尊さは、古(いにしえ)より不偏のものだから。助けちゃったアイツを、次回作はどう活かすか、楽しみにしています。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-08-26 12:53:19) 5.映像の進化に圧倒される。ナヴィ族たちと実写の人間との違和感が全くなくなっている。ストーリー展開には強引なところが見受けられるが、展開が1作目より速く、飽きない演出がなされている。「アビス」「タイタニック」に続いて、キャメロン監督の海に対するリスペクトも含まれていて、好印象の作品だった。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-03-11 23:09:48) 4.映画を観たときの、面白い、面白くないの判別は、当然のことながら鑑賞者一人ひとりの「価値観」に委ねられることが普通だろう。 どんな映画であっても、その是非を判別し支配するのは、個々の鑑賞者だ。 もちろん、本作も一映画作品としてその立ち位置は変わらないはずだけれど、私は鑑賞中、その立ち位置が逆転しているような感覚を覚えた。 圧倒的な映画世界が、個々人の小さな価値観や人生観なんて一旦意識の範疇から弾き飛ばし、文字通りのその世界観に「支配」されている感覚を覚えた。 そうして映画世界の中を巡り巡って、最終的には、彼方に追いやられていたはずの鑑賞者一人ひとりの精神世界にたどり着く。 そういう「映画体験」を、ジェームズ・キャメロンは、また私たちにもたらしてくれていると思えた。 しかし、映画作品としての評価は賛否両論で、酷評が多いことも十分理解できる。 本作鑑賞後に、改めて13年前の前作を再鑑賞してみたけれど、続編である本作の描き出したストーリー性は希薄と言わざるを得ない。 敢えて意図的なことだとは思うが、ストーリー展開は前作の焼き直し的な要素が多く、親子関係や環境問題(捕鯨問題)を描いた全体のテーマ性もありきたりであり、新鮮さや、新たな価値観の発見はほぼない。 前作においては、主人公ジェイク・サリーが、身体的にも精神的にも不遇の状態の中で、“アバター”を介してまさしく「再誕」していく様が、ストーリーの核心であり、ドラマ性を生んでいた。 だがしかし、本作のジェイクは、複層的な意味ですっかりナヴィ族の「顔」となっており、彼が元地球人であることの葛藤や苦悩がまったくと言っていいほど描かれていない。それが主人公のキャラクター的にも希薄さに繋がっていたと思う。 その一方で、新登場するジェイクの4人子どもたちのキャラクター造形には、それぞれドラマ性があり、魅力的で、今後の可能性も期待できた。 生物の“種”を超えたハーフであることや、出生が明らかではないという“特異性”を持った彼らの存在性は、多様性極まる現代社会にも通じる要素だったと思う。 同世代の地球人“スパイダー”も含め、彼らの今後の生き様が、次作以降の本シリーズの価値を決定づけるのではないかと思える。 というわけで、傑作とは言い難い脆さも多い超大作ではあるが、Web配信も入り乱れる昨今の映画産業の中において、本作ほど映画館での鑑賞が「必須」な作品もなく、少なくとも、192分の上映時間の間、“異世界”にトリップできることは間違いない。 そして、ジェームズ・キャメロンが追求し続けるその映画表現の可能性と価値は、やはり揺るぎないものだと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-01-08 23:44:06) 3.《ネタバレ》 前作の復習はせずに臨んだため、アバターってこんなにSFアクション映画だったっけ?というのが感じたことでした。メカスーツが出てきたり、一斉出動シーンが出てきたり、船が丸ごとやられたり、なんだかマトリックスレボリューションズやらスターウォーズやら(あとエイリアンとかも)のアクション重視のノリで途中からストーリーは気にしないということにしました。とにかく映像のきれいさは秀逸で映画館でみないとそのよさは際立たない。アクションも(ご都合主義が過ぎるが)まあいいか。ただ、いかんせん長すぎる(くどい)。退屈することはなかったが、「こんなすごい映像撮ったんだぜ」「だからとことん長くするぞ」みたいな感じだと観客がついていきづらい。多額の撮影費は間違いないのでしょうが興行成績度外視ということなのですかね。もっと削れるところあるはず。あと、あの親子?の関係はちょっとなー。あまりにも薄っぺらい(全体的なストーリー展開も)。ただ次作につなげるためのオチとしか・・・。1作目が森、2作目が水、と、作品ごとに舞台が変わるのもなんだかどこかで見たことがあるような? 【jcross18】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-01-03 21:19:06) 2.《ネタバレ》 映像については文句なしです。超立体的にヌルヌル動きます。本当にため息が出るレベルです。 しかしシナリオについては、13年もかけてこれかよ、という印象です。メトケイナ族にとってサリー一家は災厄以外の何物でもなく、それを受け入れる部族にも、それを要求するサリー一家にも、いまいち感情移入できませんでした。元も子もないことを言えば、ほとぼりが冷めるまで、誰もいない場所に隠れていれば済む話です。それにクオリッチ大佐の続投は不要だったでしょう。確かに前作のスティーブンラングは素晴らしかったです。いかにも軍人らしい怒りの顔芸は最高でした。しかし今回はCGのため顔芸が不発で、おまけにキャラも軍人というよりダースベーダーのようになってしまいました。今後の登場が不安でしかありません。さらに長男は死んでしまうわりに、それほど丁寧に描かれておらず、部族に受け入れられるためのネタにされたようで釈然としませんでした。「ロアクはジェイクと同じ境遇を辿るのだ」と言いたいのでしょうが、そのために子供を死なせるのはいただけません。それに子供が繰り返しさらわれる展開も疲れます。 もう映像と音響を楽しむ映画と割り切って鑑賞しましょう。技術に対するこだわりは凄まじいを超えています。それを体験するだけで3時間はあっという間に過ぎます。私は2回観ました。 【54dayo】さん [映画館(吹替)] 8点(2022-12-30 11:22:28) 1.《ネタバレ》 粗探して、批判しようと企んで見に行きました。 が、意外に面白かったかも。 ただ、満点作品かというと、そこまでではないですね。 長すぎるのは無論、 自然破壊する人間側の描写が、環境保護テロリストの影響すら感じる違和感。 拍手喝采しても空しいものが残るかも。 人類にも救いが欲しかった。 冒頭の地球軍の戦艦が、森を焼け野原にしてから着陸するシーンが、痛すぎる。 大佐達も、処刑は見送ったものの、村は焼き払うし、鯨の知性を持ち上げといて ハンティングで母子抹殺のシーンなど、地球人の悪魔の所業を列挙してて、物語の 印象を勧善懲悪的に単純化してしまっている。 「人類サイテー」のストーリー。 更に頂けないのは、大佐がキリを人質にしたのに対抗して、ネイティリが大佐の子供を人質に してしまうのは、止して貰いたかった。アングリして萎えてしまった・・。 この辺の事を、前評判で知っていたので、批判する前提で見に行ったのですが・・ とにもかくにも最新CG映像の凄さに圧倒されました。 自分、基本CG映画は嫌いです。 本来ゲームに興味もなく毛嫌いする側に属してますが、この映画の人物や動物の 描写には違和感や拒絶反応が起きません。 既存のCGより品質がいいからでしょう。 アナログレコードの時代から、デジタル録音やМD・CDに移行の初期に、拒絶や批判の 嵐が吹いたのは、その品質が及ばなかったからであり、その後の技術の向上により 大半の消費者に受け入れられて行ったのと同じなんだろう。 実写映画と同じ土俵に、CG作品が上りつつあるのかも。 だからと言って、シンセサイザーがあれば、オーケストラは要らなくなるわけじゃない。 実写の映画が無くなる事はないと信じたい。 それを踏まえて安心して観ていられました。 まあこの先、いくらでもイケメンイケジョが作り出される事で、これからの実在の俳優さん達には すこし窮屈になるかもでずが、2次元アニメでも通ってきた道だし・・享受の方向ですかね。 総評としてはこんなもんでしょ。 絵的には満点。ストーリーが足引っ張ってしまい8点かと。 養女のキリの声って・・ホントにシガニーウイーバーがやってたの? ちょっと信じがたいです。 あと、3時間15分もトイレ持たない同志の皆様へ提案、大佐の部隊が捕鯨船で迫ってきて 子供たちが海中で潜水艇に追われるシーンのあたりが、トイレに行くチャンスです。 延々追いかけっこしてて、予想通りの展開になるので見逃しても大丈夫でしょう。(笑 【グルコサミンS】さん [3D(吹替)] 8点(2022-12-30 10:07:52)
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