みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
7.《ネタバレ》 シリーズ第1作。このシリーズは中学の頃によくテレビで見ていてかなり好きだった(今でも武田鉄矢といえば片山刑事のイメージが個人的には強い。)が、なぜかこの1作目だけは全く放送されず見る機会がなかった。それを今回、DVDにてようやく見ることが出来た。約13年ぶりの片山刑事との「再会」だったが、武田鉄矢演じる片山のキャラクターやハンガーアクションはとても懐かしかったし、基本的にシリアスなストーリーながら高倉健ファンの女刑事を演じる樹木希林や、西田敏行とのやりとりなどこの1作目から笑える部分もあり、それでいて、片山とヒロインである聾唖の女性との恋愛エピソードは切なく感動的で、この部分の武田鉄矢の熱演もそうだが、ヒロインを演じる有賀久代の演技が素晴らしく、彼女の演技がこの映画に深みを与えているのだと思う。片山が彼女から田中邦衛扮する恋人を紹介されるラストシーンが特に感動的で片山の涙いっぱいの笑顔が最高に切なく、本当にいいシーンで、以前このシリーズは「男はつらいよ」シリーズを参考にしていると聞いたことがあったが、このラストシーンはまさしく「男はつらいよ」を思わせているし、榊原るみ扮するマドンナが知的障害者という設定だった「男はつらいよ 奮闘篇」で養護教諭を演じていた田中邦衛を起用しているあたりにも「男はつらいよ」シリーズの影響が見られ、やっぱり相当意識して作っているのがよく分かる。全体的に見て映画の完成度自体はそれほど高くないと思うものの、じゅうぶんな佳作といえる映画になっていてとても面白かった。(主題歌の「唇をかみしめて」もやはり名曲。)続編も見直したいが、どうやら本作しかDVDが出ていないのが残念。ぜひ、続編4本もDVD化を願うところだ。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-10-22 15:18:39)(良:3票) 6.《ネタバレ》 武田鉄矢って、こうなんて言えば良いのか?どこから見ても冴えない男の哀愁が漂わせていて、改めて良い役者であることが解る。男は顔じゃないぜ!いくら顔が良かろうが、女たらしで二枚目気取りな男よりもこの武田鉄矢の片山刑事のように三枚目でも、人情に厚く、まるでどこか男はつらいよの寅さんに通じるものこそが男であると言いたくなるほど、格好良い。あの売春で歩道される少女への土下座、あれなんか女の人から見れば、バカじゃないの!てなるかもしれないけど、男からしたらあれが男の哀しさであり、刹那さであって、男の男にしか理解出来ないであろうバカ正直さがたまらなく好きだし、泣かせるではないか!マドンナ的存在の女性が出てくる辺りも寅さん映画のようです。それにしてもこのシリーズ、初めて見たけど、ここまで男らしくて格好良い武田鉄矢を私は初めて見たような気がする。そういう意味でもこれは武田鉄矢というこの俳優の良さを知る上で最高のシリーズの始まりであるように思う。武田鉄矢以外の俳優にしても西田敏行、田中邦衛に高倉健って、おう!なんて贅沢なキャスティング!色んな意味で正にこれぞ邦画の楽しさがつまった愛すべきシリーズ第1作!果たして傑作か?と言われるとけして、傑作であるとは思えないものの、こういう三枚目でバカ正直な熱い男が主人公の作品は私は好きである。これを機会にこのシリーズの残りの作品も全部観たくなってきた。最後にもう少しだけ言わせてくれ!世の女性達に!「男は顔じゃない」「性格である」 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-04-14 21:44:53)(良:2票) 5.《ネタバレ》 こら鉄矢!なんばしよっとかいな そげん沼津とか青森とか遠かとこまで行かんでよかけんくさ、さっさと博多に帰ってこんね 雑餉隈に帰ってこい。 してさ、なんね、好きな人ば邦衛さんに獲られちまったんやなかとかね なんばしよっとかいね てれ~っとしてからくさ、こーのバカちんがあー。 でもくさ、まあ仕方がないたい またこっち帰ってきてからでもよかおなごば探せばいいっちゃないね こっちにだってよかおなごはちかっぱおるっちゃけんがくさ、まあなんとかなるやろ ほーら、中州とか親不孝とかほうついてみときや がんばりいー。でもくさ、あんたくさ、もういい歳こいてくさ、いつまでもハンガー持ってあちょーとか こちょーとかやっとる場合じゃなかとよ ほんなこつとよ でもいいたい 許しちゃるたい かなり面白かったから。2でも3でもまた頑張りぃ また見てやってもいいけんさ 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-18 21:18:53) 4.中学生くらいの頃、武田鉄矢のアルバムをレンタルショップで借りて、武田鉄矢版の「唇をかみしめて」に巡り会い、以降しばらくこの曲はカラオケでのマニアックな十八番になった。 オリジナルである吉田拓郎版の同曲が、主題歌であることを知ったのは、もうすでにこの刑事映画シリーズのファンになってからだったと思う。 この第一作を観たことがあるかどうかも不確かなくらいに久しぶりに鑑賞した。 そして、ある意味圧倒的な映画世界に文句のつけようがなかった。 実際は、突っ込みどころは満載で、独善的でぐだぐだな映画である。 だけれども、結論として「素晴らしい」としか言いようがない。 すべては主演で原作者の武田鉄矢の“価値観”のみによって映し出される世界観であり、それに対して別の価値観は立ち入る隙がない。 観るのであれば、そのすべてを受け入れて、映画の世界観に包み込まれるしか許されない。 そういう、独善的かつ唯一無二のエンターテイメントが叩き付けられるような映画だと思う。 それはそうと、てっきりこの映画はジャッキー・チェンの「ポリス・ストーリー」の部分的なオマージュが入った作品だとずっと思っていたのだけれど、製作年を確認すると、今作の方が3年も早い。 なんと、ジャッキー・チェンが武田鉄矢をパクったのか…………ってまさかね。 とにかく、単純な点数だけでは表現しきれない問答無用の面白味に溢れた映画だと再確認した。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 8点(2003-12-18 17:08:34) 3.《ネタバレ》 「唇を噛みしめて」という曲が全てを浄化してくれる作品。売春組織としてのクリーニング屋と、ヒロインの因果関係の説明に舌足らずさは残るけれど、シリーズ黎明期としては及第点でしょう。 【柿木坂 護】さん 8点(2003-09-28 19:12:49) 2.何故か印象に残るシーンが随所にあります。でも障害者の描き方と受け止め方、特にラストの解釈には少し賛否を投げ掛けたい気も。ハンガーはやり過ぎですが、そうでもしないと映画として成り立たないのかも。主演の不恰好にホント映画として成り立つのか観るまで不安でしたが、案外好感を持って観させてもらいました。シリーズの1作目として、原点の匂いがする良い感じの作品です。 【イマジン】さん 8点(2002-05-21 12:32:55) 1.田中邦衛には脱帽!涙ボロボロもんじゃった!!。 【代打、八木!!】さん 8点(2001-12-06 22:20:14)
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