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シッピング・ニュース

The Shipping News
2001年【米】 上映時間:111分
ドラマロマンス小説の映画化
[シッピングニュース]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-07-02)【Olias】さん
公開開始日(2002-03-23)


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監督ラッセ・ハルストレム
アンドリュー・モンドシェイン(第2班監督)
助監督スティーヴン・P・ダン(第1助監督)
キャストケヴィン・スペイシー(男優)クオイル
ジュリアン・ムーア(女優)ウェイヴィ
ジュディ・デンチ(女優)クオイルの叔母 アグニス
ケイト・ブランシェット(女優)クオイルの妻 ペタル
ピート・ポスルスウェイト(男優)タート・カード
スコット・グレン(男優)ジャック・バギット
リス・エヴァンス(男優)ナットビーム
ジェイソン・ベア(男優)ジャックの息子 デニス・バギット
ケン・ジェームズ(男優)新聞社社主
ゴードン・ピンセント(男優)ビリー・プリティ
寺杣昌紀クオイル(日本語吹き替え)
勝生真沙子ウェイヴィ(日本語吹き替え)
塩田朋子ペタル(日本語吹き替え)
川田妙子バニー(日本語吹き替え)
堀勝之祐ジャック(日本語吹き替え)
麦人タート(日本語吹き替え)
谷育子アグニス(日本語吹き替え)
桐本琢也ナットビーム(日本語吹き替え)
原作E・アニー・プルー「港湾ニュース」(集英社)/「シッピング・ニュース」(集英社文庫)
脚本ロバート・ネルソン・ジェイコブス
音楽クリストファー・ヤング
編曲ジョン・キュール
撮影オリヴァー・ステイプルトン
アンドリュー・モンドシェイン(第2班撮影監督)
製作アーウィン・ウィンクラー
レスリー・ホレラン
スティーヴン・P・ダン(製作補)
ミラマックス
ロブ・コーワン
製作総指揮ハーヴェイ・ワインスタイン
ボブ・ワインスタイン
メリル・ポスター
配給アスミック・エース
美術デヴィッド・グロップマン(プロダクション・デザイン)
グレッチェン・ラウ(セット装飾)
ランドール・バルスマイヤー(タイトル・デザイン)
編集アンドリュー・モンドシェイン
字幕翻訳石田泰子
その他レナ・オリン(very special thanks)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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13.《ネタバレ》 暗くて重い映画ですが、人間が家を引っ張って移動するシーンが頭から離れません。実際にこういった引越し風景をニュース映像で見たことがありますが、もっと和気藹々と、大騒ぎして楽しそうでした。それに比べると、この映画では、まるで人生の重みそのものを引っ張っているようです。そして、暗くいつも俯き加減の主人公が徐々に殻を破り、少しずつ胸を張っていく様は、観ていて、失いかけていた夢をもう一度見たくなるような気分になりました。 ソフィーの洗濯物さん 8点(2004-02-17 18:32:51)(良:2票)

12.過去(祖先)の呪縛からの魂の解放と新天地での再生。これはおそらくハルストレム監督としての終始一貫したテーマで、家の解体(炎上)がひとつのモチーフとして描かれている点は今回も変わらない。原作はまさに彼にぴったりの素材だと言えるが、新しい生活を目指すための手段としての船をも失ってしまうという、相反する描写にも興味深いものを感じる。それぞれ過去を引きずるワケありの登場人物たちのいたわりあいが心に染みる作品で、K・スペイシーの賞狙いを超えた自然な演技も好ましい。「何十年も建っていた家が一夜のうちに崩れてしまったように、また死人が再び生き返ったように、いつか我々にも癒される時が来るのだろうか・・・」と言うセリフが、いつまでも頭の中を廻っている。 ドラえもんさん 8点(2002-04-13 23:24:34)(良:1票)

11.原作は未読だが、とにかく映像もストーリーも文句がない。自分に自信を持てないしがない人生を送る男が、行った事もない先祖の土地に戻り(一種のIターンかな?)、チャンスを掴んで人生をやり直す。この監督「やかまし村」の監督だそうだが、素晴らしい才能を持っていると確信した次第。どうしようもない自分が過去の自身の先祖の教育や経済活動の結果である、というのはまぎれもない事実。普段我々はそれを意識せずに生きている。どうして自分の人生はこうなんだろう?「親の因果が子に報い」という言葉があるが、西欧文学の傑作の法的式である聖書的な題材も踏襲している。過去の親や先祖の邪悪な行状を知り、だからと言って主人公はなおさら自身の殻に閉じこもったり逃げ出すのではなく、町の人々と時には葛藤しながらも誠実な隣人関係を結んで行く。(もっとも彼にチャンスをくれる新聞社への雇用も、彼の出自を全て知っているオーナーのトップダウンという所が因縁めいている)彼の人生のやり直しは、親や先祖の邪悪な歴史からの解放と密接に結びついている。この映画のラスト、一夜の嵐で粉々に吹き飛んでしまった先祖代々の家を前にして彼と愛娘は呆然と立ち尽くす。彼は新しい彼の家を建て、娘がそれを引き継いでいくのだろう。万人共通のテーマを孕んでいるのだが、観る人に(一般的な)宗教的感受性がないとなかなか理解して貰えない映画かも知れない。 lafishさん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-23 23:56:27)

10.《ネタバレ》 一見、何の変哲も無いような日常をつなぎ合わせているようにも見えるのですが、一つ一つのエピソードをよく考えてみると日常とはかけ離れたような出来事の連続。実は私たちも気づかないだけで、日常(または、過去に)信じられない事が自分の身の回りに起きている(または身の回りの人がとんでもない事を考えている)のかもしれない。自分自身を見つめ直し、様々な事を清算していくことで、新たな未来が生まれる。自分の中の出来事を振り返ってみると意外に「シッピング・ニュース」的な出来事は多いのではないだろうか。明日から自分の出来事にヘッドライン(見出し)を考えてみるといいかもしれません。ジュリアン・ムーアがフェリーの甲板の上でベンチに腰掛けている所を目立たないように、しかしとても印象深く映し出している所がすごい!<原作を見ていないので納得いかないところ・・・編集者の男が主人公の「ヒットラーのヨット」の話を取り上げたのは単に編集長に怒られるぞ・・といった意地悪のためなのか?そうでないと後のタンカーと美しい船の記事のやり取りが分からない。ブラジル出身のイギリス人の船を壊したのは単に酔った勢いなのだろうか。もちろん出来事としては主人公に祖先の行為を思い起こさせる出来事として挿入したのだろうが、集まった人々の意識はどういう意識だったのか> 蝉丸さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-16 07:45:43)

9.結構、厳しい意見が多いのにびっくりしました。私は結構楽しめました。生きていることに喜びを感じないトラウマを抱えたダメ男が、父親の故郷であり、一族の因縁を抱えた地、ニューファンドランド島で魂の再生をしていく。ある種、日本人にも共感できるテーマのような気がします。ケビン・スペイシーのダメ男演技は、前回作、「アメリカン・ビューティ」で培われたものでしょうか。ジュリアン・ムーア演じる未亡人の後半での告白は、女性のプライド、心の痛みをとてもよく表現しているような気がします。是非30歳以上の既婚者に見てもらいたい佳作です。 如月CUBEさん 8点(2004-08-10 14:24:26)

8.ニューファンドランドですか。
荒々しい風景やワイヤで拘束された家が僕好み。
一族の過去の描写や生首ゴロリは余計。
エピソードが多すぎます。もう少し整理すればなおよかった。
全体としてはよかった。 kazu-chinさん 8点(2004-01-26 00:46:15)

7.感動っていう気持ちとは違うけど、心に染みてくる物はあった。全員が抑えめ(ケイトは別)で良かったと思う。ケビン・スペイシーが前半ぬぼ~っとしてるのに、島に帰ってから表情が変わっていくのが面白かった。原作も読みたいと思う。 よっさんさん 8点(2004-01-13 09:46:35)

6.地味ですが、心に沁みる良作だと思います。 モモッちさん 8点(2003-10-26 16:59:13)

5. 先祖の悪行も現代人のそれも、人間を苛み打ちのめすのは同じなのだ.J. デンチが兄の遺骨をトイレに流すところが圧巻で、センチな癒しなどの入り込む隙もない.自らは人を傷つけることなどあり得ない、K. スペイシーと J. ムーアもそのまっとうさ故に傷つき貶められ、そして再生していく.ハルストレムの目線がそこにきっちりと据えられていて、私はよかった. C. ブランシェットがものすごい弾けっぷりで唖然. シャリファさん 8点(2003-09-28 21:50:41)

4.淡々とお話が進んでいった気がするけど、そこがこの作品は良かったなー。やっぱりハルストレム監督の作品は暖かいですね♪この島の自然もとってもキレイでしたー。 こゆさん 8点(2003-02-05 05:19:26)

3.始まって1時間はつまんないな~と観ていたけど、中盤からがすごかった!登場人物の過去とその精算が。いくつものテーマが織り込んでいて、静かだけど良い映画だと思った。 ひつじさん 8点(2002-12-10 05:05:36)

2.地味ですが、よかったです。先祖代々の呪縛みたいなものって、日本の地方の閉鎖的な村とかにもあるんだろうな、って思ったりしました。そういう限られた人間関係の中での悪いところ、良いところ、それぞれ登場人物が自分の背負っている過去を断ち切っていく様が前向きで好きでした。ストーリー前半の主人公のキャラがちょっと不可解でしたが、それ以外は、相変わらず主人公ひとりひとりの描き方が愛情にあふれているハルストレム監督の作風が、やっぱりよかったです。出来事にタイトルをつけてしまうところも笑ってしまいました。 KARINさん 8点(2002-09-16 17:48:49)

1.スペイシー、ブランシェットと来たら、皆さんの期待外れ感はわかる気もするけど、私はこの映画、好きです。堅実なキャストに支えられた深い作品だと思う。皆それぞれに重い過去のわだかまりを抱えたまま、折り合いをつけ切れずに、それでもそんな自分に懸命に向かい合いながら生きてゆく。弱い人間が、苦悩しながら絶望しながら懸命に生きようとする姿は、お手軽な「癒し」や「救い」がお膳立てされていない分、うんと現実的だった。そもそも何に癒され、何に救われるかは、傷を負った当人の問題であって、見ている私たちが決めることではないような気も・・・。映画が終わった後も、きっとこの人達の人生は続いてゆくのだろう、人間だもの(盗作)。 ぶんばぐんさん 8点(2002-09-04 13:53:49)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 127人
平均点数 5.26点
032.36% line
132.36% line
221.57% line
3107.87% line
42015.75% line
53426.77% line
61914.96% line
72217.32% line
81310.24% line
910.79% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.75点 Review4人
2 ストーリー評価 5.44点 Review9人
3 鑑賞後の後味 4.42点 Review7人
4 音楽評価 4.71点 Review7人
5 感泣評価 3.00点 Review5人

【ゴールデングローブ賞 情報】

2001年 59回
主演男優賞(ドラマ部門)ケヴィン・スペイシー候補(ノミネート) 
作曲賞クリストファー・ヤング候補(ノミネート) 

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