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私は告白する

I Confess
1953年【米】 上映時間:95分
ドラマサスペンス法廷ものモノクロ映画犯罪もの戯曲(舞台劇)の映画化
[ワタシハコクハクスル]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-08-18)【TOSHI】さん
公開開始日(1954-04-12)


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監督アルフレッド・ヒッチコック
キャストモンゴメリー・クリフト(男優)マイケル・ローガン神父
アン・バクスター(女優)ルース・グランドフォート
カール・マルデン(男優)ラルー警視
アルフレッド・ヒッチコック(男優)長い階段の頂上を横切る男(ノンクレジット)
宮本充マイケル・ローガン神父(日本語吹き替え版【PDDVD】)
鈴木貴征ミラーズ神父(日本語吹き替え版【PDDVD】)
仲野裕ウィリー・ロバートソン検事(日本語吹き替え版【PDDVD】)
川久保潔ラルー警視(日本語吹き替え版【NHK】)
谷育子アルマ・ケラー(日本語吹き替え版【NHK】)
八木光生ミラーズ神父(日本語吹き替え版【NHK】)
糸博ベノア神父(日本語吹き替え版【NHK】)
家弓家正ピエール・グランドフォート(日本語吹き替え版【NHK】)
北村弘一(日本語吹き替え版【NHK】)
杉山佳寿子(日本語吹き替え版【NHK】)
高村章子(日本語吹き替え版【NHK】)
田村錦人(日本語吹き替え版【NHK】)
緑川稔(日本語吹き替え版【NHK】)
上田敏也(日本語吹き替え版【NHK】)
富山敬(日本語吹き替え版【NHK】)
水鳥鉄夫(日本語吹き替え版【NHK】)
音楽ディミトリ・ティオムキン
レイ・ハインドーフ(音楽監督)
撮影ロバート・バークス
製作アルフレッド・ヒッチコック(ノンクレジット)
ワーナー・ブラザース
制作東北新社(日本語吹き替え版【NHK】)
配給ワーナー・ブラザース
美術テッド・ハワース
ジョージ・ジェームズ・ホプキンス(セット装飾)
衣装オリー=ケリー
編集ルディ・フェア
その他ディミトリ・ティオムキン(指揮)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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5.《ネタバレ》 ヒッチコック作品を観るのは、本作で24本目。
特別有名とはいえない本作ですが、今までに観た24作品の中では一番でした。

序盤から時間の経過を忘れさせる緊張感、限界まで洗練されたモノクロの映像美、冒頭で観る者に犯人を周知させた上でのジリジリする展開・・・相当にハイレベルのラブ・サスペンスでした。

しかし、他の方が書かれているように、偶然の犯行と言っておきながら、神父でない人間が法衣を纏って犯行に及ぶなど、ミステリーとして本作を捉えると不満が残るのも事実。

ただ、サスペンスとして観るならば、余りある緊迫感を持った傑作ですね。

そしてラストの法廷シーン。
これはかなり手に汗握りました。
巷で評価の高い法廷サスペンスなんかよりも、よっぽど楽しめました。

又、根底に流れるラブ・ストーリー。
これもなかなか良かったですね。

幼馴染じみ→戦争で離れ離れ→その間に片方が結婚→戦争からもう片方が帰還→背徳の逢引き

ベタな流れではありますが、ラブ・ストーリーとしても、しっかり楽しめました。

以上の様に、様々な要素を併せ持つ、非常にバランスのとれた傑作ヒッチ・ラブ・クライム・サスペンスです。 にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-01-05 17:58:34)(良:1票)

4.主役のローガン神父は、まさにモンゴメリー・クリフトに当てはめ、創造されたようなキャラクターですね。常に思索にふけり、懊悩している端正なマスクのこの神父役、当時全盛期を迎え内面的演技に磨きをかけていた、クリフトにはうってつけの役どころだったと思います。地味な題材ゆえに、ヒッチコックのフィルモグラフィーの中では特に黙殺されがちなこの映画、果たしてこの神父は教会の戒律をあくまで固守し、告白された罪を白日の下に晒す事はないのか?クリフトの一挙一動演技に真実味があるからこそ、クライマックスまで緊張感が保たれ心理的サスペンスの佳作として成り立った作品のような気がします。・・・ただクリフトファンのはしくれとしては、こういう陰性な役柄より陽性なクリフトの姿を映画でもっともっと観たかったっていうのが正直な気持ち。フレッド・ジンネマン監督『山河遥かなり』を観ると、コメディにも十分対応可能な役者だったような気がするんだけど・・・。 放浪紳士チャーリーさん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-05-21 13:52:13)(良:1票)

3.《ネタバレ》 告解は「人殺ししました」であっても絶対他言しない。神父の掟を守り抜こうとするローガンが濡れ衣を着せられて追い詰められてゆくのを固唾を呑んで見守る。恩を仇で返す犬畜生にも劣るケラーのお蔭で、鑑賞翌日歯が浮いてしまって困った事に。ケラーとその妻とルースの告白を聞くローガンの胸の内をモンゴメリー・クリフトが魅せてくれる。タイトルの「私は」はケラーの妻を指しているように思えるもので、そのシーンに堪らず大泣き。何時もの洒脱さが影を潜める監督らしからぬ、それでいて見応えある秀作。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2018-08-26 01:07:46)

2.《ネタバレ》 最後まで一気に観てしまうほど、息もつかせぬ展開で良かったなぁ 犯人と神父さん、そして元恋人の関係が絶妙で各俳優さんも素晴らしく、かつ内容構成に無駄がなく最後も追い詰められた犯人の行動には意表をつかれつつも「ああ、そうなるかも」と思わせる結末で…納得な内容でした。 そんなにまだヒッチコックの映画観てないのですが、かなり上位に入るなぁこれは。サスペンスとして上質な映画だと思いマス Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-01 16:59:45)

1.久しぶりのヒッチコック作品の鑑賞!でもって、やはり上手い。冒頭から正にヒッチコックらしい、モノクロの映像のセンスが漂っていて自然と作品に釘付けとなる。あの斜めからの角度による教会の映し方、下から斜めからとそのアングルによる撮影により緊張感というものが効果を得ているところなど流石はヒッチコック!映像の魔術師と言われるだけのことはあります。あの不安定な建物がモノクロの映像と共に忍び寄る恐さ、教会の中での会話の場面と外の風景とを交互に素早いカット割りで映すことで生まれる心理的恐さ、教会の上に流れるあの雲などただそれでけで恐い。そして、この映画では主人公、殺人の罪をかぶせられる男を演じているモンゴメリー・クリフトの表情から感じられる苦しみ、怯える姿などは正しくこの俳優ならではのものを感じることが出来る。「陽のあたる場所」で見せた何かに怯えているような表情こそこの俳優の持ち味ではないかとここでもまたそんな素晴らしい演技が見られる。サスペンス映画として見たら確かに少し弱い部分がなくもないが、人間の心理というものを捉えた一つの作品として観ると凄く面白い。やはりヒッチコックの作り出す世界は私は好きだ。これも私にとっては満足のいく仕上がりになってます。 青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-06-01 13:38:29)

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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 6.71点
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