みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.なんか寝れんのでレビュー。 ビデオ出た時に借りて観ました。ゴシックな太陽のデザインにすっかりヤラレた。DVDも出てすぐに買った。 他に観た押井作品は評価しないけど、これは評価できる(職人度は低いが…そこは問題じゃない)。 押井作品を評する時、よく(原作の)再構築という言葉が使われる(ゴダール張りに脱構築とも)。けど、実際は再定義という言葉の方が似合っていると思う。彼は自分の視点で世界を定義し直す。そういう行為にはある種の暴力が伴うんだけど、本作はいろいろ商業的な制約を完全に取っ払って製作したせいで、限度ないまでに暴力的になっている。被害者はもちろん観客だ。 創作には多かれ少なかれそういう面がある。木の葉の一枚までクリエイターの手になるアニメーションの場合は、特にそうなりがちだ(ぶっちゃけノルシュテインなんて一種のノスタルジー暴力だよ)。その上映リスクを承知でこういう絵を作る態度は、観ていてすがすがしくもなる。 彼の原作つきの作品の場合、ここまでの世界再定義は望めない。 少なくともこんな太陽は…。 【エスねこ】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-08-21 04:38:37) 3.天野喜孝の絵をこれだけ表現しただけでもすごい!…と思う。でも、それよりも自分は押井守のただ歩くだけ…てくてくてくてくてく………がずっと続くような、一緒に見ている人が寝てしまうあの、たる~い感じが大好きなのです。すごい和みます。個人的には10点付けたいくらいだけど……マニアック過ぎるので-2点します。 【魚弱】さん 8点(2004-04-26 04:53:04) 2.やばい・・・マニアックだったんだ(滝汗、滝汗)。昔凄く好きで何度も何度も見たんです。 【ジマイマ】さん [地上波(邦画)] 8点(2004-01-30 20:41:39) 1.押井守監督によるアニメーション作品です。まず映像表現についてですが、これは本当に美しいです。『GHOST IN THE SHELL』でも見られた重厚な(重みのある動きの)表現を見ることができます。それと舞台となっている、雨ばかりが降っているヨーロッパ風の街の廃墟の、終始一貫重苦しくダークな雰囲気が個人的に好きです。次に物語の内容については、これは「難解」の一言に尽きます(「詩的な難解さ」というのが僕の印象です)。主要な登場人物は10代前後の少女と20代前後の青年(声は何と根津甚八が当てています)の二人だけで、しかも最初の25分ほどはセリフらしいセリフもありません(その代わり素晴らしいアニメーション表現を堪能することはできますが)。僕自身も一回見ただけなのではっきり言って解釈らしい解釈もできないのですが、どうも僕が見た限りでは、押井守が世界をいかに(閉塞的に)見ているのかと言うことは、この作品から汲み取れるような気がします。なおこの作品は公開当時に大コケしたらしく、好き嫌いがはっきりわかれる作品かもしれませんが、僕自身はこの作品が大変気に入りました。 【マーチェンカ】さん 8点(2002-07-12 17:27:24)
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