みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
52.《ネタバレ》 ドラマ版「ハンニバル」を観終わった勢いで、本作も久し振りに鑑賞。 シーズン3の6話分ほどを掛けて「レッド・ドラゴン」を映像化したドラマ版に比べると流石に薄味とか、でも「刑事グラハム/凍りついた欲望」に比べれば原作にも忠実だし濃厚な作りとか、どうしても他作品と比較して論じたくなるのですが…… その場合はドラマ版「ハンニバル」の事ばかり語ってしまいそうなので、以下は、なるべく映画単品としての評価を。 まず、ウィル・グレアムを演じたエドワード・ノートンは、文句無しで良かったです。 脇役陣も豪華だし、特にハーヴェイ・カイテルがウィルの上司役で登場した際には、思わず声が出そうになったくらい。 出番が少なめなウィルの妻子に至るまで、しっかりと良い役者が揃っており、安心して鑑賞する事が出来ました。 二時間ほどの尺の中で「レッド・ドラゴン」という物語に必要な事は、大体やってくれているのも嬉しい。 冒頭にて「ハンニバル・レクターの逮捕劇」を、僅か八分ほどでスピーディーに描いてるのは見事だったし「ウィルにクリスマスカードを送ってる」「自分達は似た者同士だと語る」などの場面を挟み、レクターがウィルに抱く感情は、単なる憎しみではないと、自然に描いているのも良いですね。 物語のラストでウィルに送った手紙からしても、レクターは「自分を捕えたウィルに復讐した」というだけでなく、彼なりのラブコールを送り、そして振られたのだと感じさせるような作りになってる。 家族を守る為に傷付いたウィルと、黒幕として暗躍したレクターの二人、どちらが勝者で、どちらが敗者であったろうかと考えさせられる、この味わい深い決着の付け方は、実に好みです。 主犯となるダラハイドも丁寧に描かれており、凶悪な殺人鬼にも拘わらず(可哀想な奴だ)(盲目の女性と結ばれて、幸せになって欲しかったな……)なんて思わせてくれたんだから、お見事。 作中最大のトリック「自殺したと見せかけて、実は生きていた犯人」の場面に関しても、文字媒体ではない映像媒体で表現するのは大変だろうに、自然な仕上がりになってたと思います。 幼い息子を人質に取られたウィルが、ダラハイドのトラウマを刺激して息子を救う場面も良いですね。 ウィルの恰好良さは勿論、ダラハイド側の「こいつだけは許せない」という怒りも伝わって来る、忘れ難い名場面です。 難点としては…… 「暗い部屋で電灯を点けると同時に血痕を目撃する場面」なんかは、ちょっと古臭い演出に思えた事。 それと、終わり方が微妙だった事が挙げられそうですね。 クラリスがレクターに会いたがってるという「羊たちの沈黙」に繋がる場面で終わったのですが、ファンサービスが露骨過ぎるというか…… (これは「レッド・ドラゴン」が好きな人じゃなく「羊たちの沈黙」が好きな人の為の仕掛けだよな)と思えて、どうも喜べないんですよね。 クラリスよりウィルが、そしてレクターよりダラハイドが好きな身としては、ちゃんと「レッド・ドラゴン」の物語として完結させて欲しかったです。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 8点(2023-05-10 02:07:12)(良:2票) 51.「羊たちの沈黙」パート3というよりは、舞台が過去にさかのぼっていることもあり番外編というニュアンスが強い今作であるが、クオリティは極めて高かったと思う。何よりも今作における主役であるレイフ・ファインズの演技が物凄い。緻密に大胆に役作りをこなした彼の様は、まさにレクターを演じたアンソニー・ホプキンスに匹敵するものだと言って過言ではない。それにエドワード・ノートンの安定した巧さが加わることで、非常に濃厚な競演が楽しめる。前二作の戦慄のサスペンステイストから一転してレッド・ドラゴンの人物像を掘り下げた人間ドラマ的な要素が強いことも良かった。まさに大抜擢となったブレット・ラトナー監督は重圧を跳ね除ける良い仕事をしたと思う。 【鉄腕麗人】さん 8点(2004-01-30 15:36:46)(良:2票) 50.レクター博士を中心に見たい方には期待はずれかも知れないが、わたしは3作の中ではこれが一番いいと思う。まず登場人物達の背景、人間がよく書き込まれている。猟奇犯のR・ファインズは早々と登場して、その生い立ちから現在の彼に至る過程まで分かり、ワルの悲しみにも多少の感情移入する。彼が唯一大切に思う盲目の同僚、E・ワトソンはさすがの演技力でピカいち。彼女の存在が彼に人間らしい感情の一部を失わせずにすんだのだと納得させる。E・ノートンの捜査官、A・ホプキンスのレクターの役作りもいい。犯人がレクターを尊敬していて、意外な接触をはかるとかノートンの家族まで狙われるとか、脚本がとてもよく練られている。ラストも1作の羊・・につなぐシーンになっている。主な演技陣はノートン以外はイギリス俳優である。上手に見せた要因の一つかと思う。 【キリコ】さん 8点(2003-06-01 17:00:44)(良:2票) 49.あちゃあ~ またさ、ジョディ・フォスターにジュリアン・ムーアが見たくなってきたあ~ またさ、エドワードが見たくなってきたあ~ 一体、何処で区切りゃええんだ? キリがないな~ とかげのシッポやなあ~^^ 【3737】さん 8点(2004-07-28 23:57:11)(笑:1票) 48.やはり『羊たちの沈黙(沈没じゃないョ)』の成功、ってのが背景にあるんでしょうね。あの映画はベストセラーを忠実に映画化して第一級のサスペンスに仕上げた事で、原作ファンも映画ファンも見事に喜ばせてくれました。その影響か、コレも驚く程、原作に忠実。しかしまあ、第2,3作が映画化された後で第1作に遡る事自体、何だか見え透いた企画である上、も一つ難しいのは、この原作、ラストはさておき、中盤は、犯人ダラハイドの生い立ち、内面を掘り下げる事で、一種のメロドラマでもあるんですよね、その点では『羊~』を凌駕してるのかもしれませんが、映画化の際のバランスが難しい。結局本作も、ダラハイド幼少期の描写は割愛せざるを得なかった訳で、それでも(or それ故?)中盤の展開はやや妙なフンイキになってしまった感が。ま、しかしですね、ラストだけはアレンジして来たせいだか何だか知らんけど、結構興奮してしまい、観終わって、アレ意外と面白かったなあ、と思えてしまったのでした。途中を抑え気味にしたのが良かったのでしょう。ただコレだけは言いたい。全体的に音楽はちょいと下品ではないか?大したシーンでも無いのに、音量で人を驚かせているだけではないかね。 【鱗歌】さん 8点(2004-01-24 00:42:24)(良:1票) 47.羊~を超えてしまったら、そりゃもう歴史的な事です(いや人それぞれでしょうけど)。このくらいでちょうど良いのでは。レクターがあまり出て来ないとは言え、共にレクターに魅了されてしまったグレアムとDの対決がメイン。レクターは神にでもなったつもりで彼らを遠隔操作している。だが彼らにはそれぞれに女神の存在があった。すると当然心の葛藤が生じる。vsクラリスの時とは違った人間関係や狂人関係が新しかったと思う。ラストのセリフのサービスはちょっとイヤだった。ニヤリとしてしまった事は否定しないが(笑)。 【ちゃか】さん 8点(2003-12-18 15:25:45)(良:1票) 46.《ネタバレ》 素直に「面白かった」と言える作品です。レクター博士のアンソニー・ホプキンスは勿論のこと、レイフ・ファインズと盲目役のエミリー・ワトソンがとても良かったです。レクター博士にしてもDにしても一見普通の人に見えて目には狂気が感じられるんですよね。それを表現してるのがすごいと思いました。この作品ではレクター博士は完全なる脇役の存在ですがDと盲目の女性との絡みがとても良かったです。「羊たちの沈黙」にも私にとっては?と思える捜査のシーンがあったので、この作品が別に「羊・・・」よりも落ちるとは思えないけれども、レクター博士のインパクトはやはり前作の勝ちでしょうね。「ハンニバル」は全然別の物語のような感じがします。 【JEWEL】さん 8点(2003-10-05 22:30:11)(良:1票) 45.この映画の見所はなんといってもレイフ・ファインズの濃厚で繊細な異常ぶりだ。アンソニー・ホプキンスやエドワード・ノートンも持ち前の演技力を見せてくれるが、ファインズの役に対する徹底ぶりには脱帽だったに違いない。俳優陣の高い演技力だけでも充分見応えはあるが、ブレット・ラトナー監督は作品に対するイメージと期待を壊すことなく非常に上質なサスペンスに仕上げ、映画の価値を高めることに成功している。 【スマイル・ペコ】さん 8点(2003-06-09 14:04:03)(良:1票) 44.楽しめました。「羊たちの沈黙」に及ばぬまでも、怪獣映画となってしまった「ハンニバル」よりはよく出来た作品。プロファイリングもきちっと復活。解決に犯人自身の自滅的行動が絡んできてしまうのが少々残念。平然としてる犯人の意見を論破し、懲らしめる展開の方が私好みでした。レクターも死なないけど、エドワードノートンも死なないなぁ。 【チューン】さん 8点(2003-03-25 12:58:03)(良:1票) 43.《ネタバレ》 レクター博士の不気味さが復活。出番がやや少ないもの逆にいい演出。いつ、どこで、なにを仕出かすかに注意を反らしながら本題が進む。進行が実にスムーズで洗練されている。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-02 23:08:09) 42.前作より、レクター博士が抑えめに扱われいて、羊たちの沈黙に近い雰囲気に感じます。前作のようなグロさはほとんどなくなってますが、緊張感は冒頭から終盤まで途切れることがなくつづきます。また、最後の羊たちの沈黙へのつなぎ方もいいです。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-09 22:56:24) 41.《ネタバレ》 サスペンスって面白いですねー。2時間映画に引き込まれっぱなしでした。しかも死んだと思ってたDが生きてたっていうムチャ。ムチャだよありゃ。ラストシーンは羊好きとしては嬉しい一コマでしたね。 【TK of the World】さん [地上波(字幕)] 8点(2007-05-06 16:30:26) 40.《ネタバレ》 面白かったです。エドワード・ノートン演技上手すぎ。彼の演技だけでも観る価値は充分あると思います。レクター博士出番あまりないですが、ハーヴェイ・カイテルの渋さとレイフ・ファインズの気味悪さで充分補われてます。。しかし、パンツ一丁で焼き殺されるホフマンが主演男優賞獲るんですから、何が起こるかわからないものですね。好きですけど。 【新】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-22 12:25:37) 39.《ネタバレ》 なかなか面白かったです。犯人のしょぼさがが少し気にかかりましたが、、、なーんで最後犯人復活したんだ? 【maemae】さん [地上波(吹替)] 8点(2006-10-06 13:25:17) 38.《ネタバレ》 羊たち…より前の話ではあるが、レクター博士が年老いてるのはご愛嬌。あの最狂の博士がなぜ刑務所にいるのか?のエピソードが語られる作品。原作も面白いが、この映画もなかなかまとまっていると思います。 【きいろくま】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-24 00:16:29) 37.よくわかんないんだけど、電話のフックカタカタやってると好きなとこにかけられるものなのかな? 【虎尾】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-25 20:43:09) 36.結構みんな周りの人間もあまりイイ評価付けてなくて残念なんだけど僕は楽しかった! 【゜。☆゜゜。愛す・ラテ。゜゜。★゜】さん 8点(2004-09-27 01:15:59) 35.《ネタバレ》 重厚でドラマも面白く、レクターは脇役だけど面白かったですねぇ~。メンバーも凄いし、金かかってますよ~!っていう上品な演出もさることながら、個々の演技もさすがです!見事に「羊たちの沈黙」に繋ぐ終え方も無難で◎! 「ハンニバル」のようなあからさまなグロを見せられると結構冷静に引いちゃう自分がいて。でもこの作品では「羊たちの沈黙」に近い緊張感を感じる事ができます。最後の「死体はDじゃない!」って所からは特に怖いですねー。第一級のサスペンス映画だと思います。エミリー・ワトソンの盲目役も上手かった!犯人の幼少時代の人となりを考えると同情もしたくなるし、少し人間的な部分を取り戻した部分も複雑でしたが、やっぱり死ぬしかないでしょうね。 でも出来ればレクターを捕まえる序盤、もう少し苦労して捕まえたって部分を尺をかけて見せて欲しかったかな?と思います。その方が更にレクターの大物ぶりを感じる事ができたのではないでしょうか? 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-09-22 17:41:19) 34.いやいや、面白かった。ハンニバルが“うぇ~”って感じだったので、しばらく観るのに躊躇がありましたが、一気に観てしまいました。レクター博士を主人公だと期待して観るとダメでしょうが、最初っから脇役として割り切ってみると(存在感でかすぎですが)良いと思います。格調高く、大変高貴な映画を堪能致しました。 【ふじも】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-09-04 12:33:57) 33.ハンニバルと一緒にレンタルしました。ハンニバル見て、失敗したと思いましたが、こちらはだいぶ楽しめました。 【よしふみ】さん 8点(2004-09-03 00:17:20)
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