みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
75.M.マンソン氏が一番マトモな人間に見えた 【NIN】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-10-07 13:06:44)(良:3票) 74.映画として映像になった以上、どんなに事実だとしても、ドキュメントだとしても、我々がいつも観ている「映画」と同じ土俵に乗るわけです。(これは実話ですという映画よくあるけど、それも映画を盛り上げるための演出効果でしかありません。そうでないと映画が映画でなくなります)この映画も映画としてみます。本物の事実や全米ライフル協会やマリリンマンソンを使った本物の作り物(=映画)。そう考えて、ラストの会長の、質問に答えずいなくなっていく後ろ姿はオスカーものだと思います。 【no_the_war】さん 8点(2003-12-16 14:24:40)(良:2票) 73.《ネタバレ》 マイケル・ムーア氏は、とても頭の良い人間だと思う。主張も斬新かつ的を得ていて、魅力的だ。(銃なんて、我々には関係ないわ、と思って見始めた本作。問題は「恐怖」である、という結論には、戦慄を覚えた。殺傷能力はともあれ、我が家の台所の包丁だって、人は殺せるのである。)だが彼に一抹の「うさんくささ」を持つことも、大切だと思うのだ。あの野球帽、あの語り口、あの強引さ。彼も「アメリカの白人」のひとりなのだ。わたしたちが彼に同調する必要はない。私たちは「日本人」として、独自の、アメリカなんかより長くて美しい文化を持っている。そして多くの殺戮を行った大日本帝国、ハラキリの侍文化を経ていながらも、平和憲法9条を制定し、少なくとは表面上は、平和で治安の良い国家を作り上げたのだ。そのことをムーア監督にもブッシュ大統領にもC・ヘストンにも、その他アメリカ国民にも、もっと胸を張って威張るべきなのだ。アメリカの属州になり下がることは、絶対に避けなければならない。この事を我々に明確に指し示したことが、この映画の最も大きな意義だと思う。 【ともとも】さん 8点(2003-11-09 23:22:36)(良:2票) 72.このドキュメンタリー(?)で語られる「銃の功罪云々」だけじゃなくてね、アメリカってのはつくづく馬鹿社会だなぁと思う。 なんでもかんでも極端に突き詰めなきゃ我慢できない国なんだね。 まあ、日本もそんな国になりつつあるのだが。。。 人間って、ほんとはもっと賢い生き物だと思うんだけどなぁ。。。 と、そんなことを考えながら観ていた。 アニメの部分が非常に秀逸だったのと、対カナダ比較論が興味深かった。 コロンバイン校事件を切り口にどんどん掘り下げていって色んなものを見せてくれる仕立てはよくできている。 「華氏911」でも思ったけれど、同じように「傍観者になるな」というメッセージを心に刻んでおきます。 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-15 19:58:38)(良:1票) 71.《ネタバレ》 映画中で黒人に対する過剰ともいえる差別的報道がありましたが、オレはこの映画を観る前から最近の多くのメディアの姿勢には辟易していました。だってそうでしょう?本来は起こった物事を事実だけありのままに伝えるのがメディアに関わる人の仕事のはずなのに最近では彼らの仕事は、「出来うる限り大衆の興味をひくこと(ひいては視聴率を得ること)」表面的に彼らにとって「悪そう」な人物をことさら本当に悪人のように書き立てることによって書かれた人たちは居場所を無くします。ちょうどいい例が年金問題で一番最初に槍玉に挙げられた江角マキコさんです。ほとんどのメディアは彼女の事を「自分の年金の支払い状況を確認もせずにCMに出るなんて」と批判していました。そして後々になって実は年金支払い制度そのものに問題があり、国会議員でありながら実際に年金が未納になっていたという事実が出てくると、最初に江角さんの不注意を批判していたメディアは一転し、「国会議員も未納になっているこんな状況でこれでは江角さんも可哀想だ」と江角さんを弁護する側にまわった。結果江角さんに残ったのは一時の騒ぎの為の仕事を失った無念とやりきれない気持ちだったのではないだろうか。上に書いたようなとってつけたような擁護の一言のみで散々迷惑がかかった江角さんに特にその後のアフターケアは無しである。なんと無責任な報道であろうか。少々話がこの映画のメイントピックである銃問題から離れてしまったが、なぜここまでメディアに関して批判するのかというとこの映画を観て銃問題に限らず黒人問題にしてもメディアの存在が大きな要因となっていると感じたからである。私達が情報を得るツールは主に新聞、そしてTV。最近ではインターネット。しかしそれらの全てが上のような無責任報道に侵されています。そしてそれはいつも確証も無くただ一番疑わしいものを次々と糾弾していき、見ている人たちはそうなのかと思い込まされていきます。TVや新聞でしか情報を得られないのにそれが最初っから見てる人がこう思うようにと操作されて作られているなら私達はどうしたらいいのでしょう?大人は言います、「ニュースや新聞に毎日よく目を通しておきなさい」。しかしオレはそこにもう少し付け加えたい、「でも決してそれをありのままには信じないように」と。「あくまでそこで何が起こったかだけを見つめ、そこから自分なりの意見を持ってほしい」と。 【TANTO】さん 8点(2004-08-05 04:59:48)(良:1票) 70.飛び交う情報の中で、もはやぼくたちはどれを信用するべきか分からない。それが今現在の全世界中での混沌に直結すると思う。アメリカを愛し、アメリカを憎み、アメリカを軽蔑し、アメリカが大好きなこのひとりのアメリカ人が作り出したドキュメンタリーは、核心であると同時にそれすらもただひとつの「意見」に過ぎないのかもしれない。だから、この映画を観たことのみで「反銃社会!」、「反アメリカ!」と言うことは非常に安易で愚かであるし、作り手も決してそんなことを望んでいるわけではないと思う。必要なのは、ただ単に「まず知ること」だ。外国でどんなにショッキングな事件が起きても、所詮多くの人たちにとっては日々のニュースの一片にすぎない。もちろんその一つ一つを己の身をもって感じろというのは無理なことだ。しかし、もう少しぼくたちは、自分たちのまわりを覆い尽くしている混沌を見つめるべきではないか。そのためのひとつの術として、このドキュメンタリー映画は非常に有意義に存在すると思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-07-31 08:14:55)(良:1票) 69.《ネタバレ》 ドキュメンタリーとしては稚拙。しかし、中盤でマリリン・マンソンとマット・ストーンを出し、最後でチャールトン・ヘストンを引っ張り出した時点でマイケル・ムーアの勝利。ドキュメンタリーとしては二流ながら、一級品のエンターテイメント。最後に。自分からも合衆国大統領に「Mr. Bush, Shame on you!」 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-03-23 21:28:58)(良:1票) 68.攻撃ポイントがずれてるのが笑えるね! 【k】さん 8点(2004-02-25 12:21:24)(良:1票) 67.《ネタバレ》 多少、独善的にもなってるけど、自分が知らなかったことを飽きさせず重くなりすぎず見せてくれてよかった。問題提起をすることは誰でもできるでしょうが、そのひとつの答えを導き出すのは難しい事・・・感心した。・・・日本のワイドショウも、評論家もやっちゃってますね無駄な”恐怖の喚起”。ヘストンさんは猿に捕われてから銃が手放せなくなったわけじゃないよね? 【ウメキチ】さん 8点(2003-11-14 14:15:24)(笑:1票) 66.全編をアメリカにおける銃社会と政府・メディアに対する皮肉に満ちた笑いでまとめていて、肩肘張らずに観る事ができたのは、取り上げたテーマのみならず映像作品としてもクオリティが高いと思う。誰だって理想と違う社会の姿に戸惑う事はあっても、それを提唱し実行に移すのは非常に難しい。しかしそれを恐れず積極的に働きかけるジャーナリストとしてのマイケル・ムーアの姿には心動かされるものがあった。何より大事なのは、今作を観て少なくとも何かを感じて考える事だと思う。今作を観たからと言ってそれを鵜呑みにするのは危険だと思うけど、銃犯罪や偏ったメディア社会をひとつの問題として捉えるのは大事だと思った。 【びでおや】さん 8点(2003-09-09 23:48:48)(良:1票) 65.《ネタバレ》 “世帯数が1,000万のカナダには700万丁の銃が存在するが、銃による殺人は米国の百分の一である”この映画の中ほどとラストのチャールトン・ヘストンのインタヴューで言及される事実だけど、この驚愕の数字こそがマイケル・ムーアがこの映画で訴えたかったことの核心なんじゃないでしょうか。さすがに彼にもあからさまには言えなかったけど、要は「俺たちアメリカ人はちょっとおかしいんじゃないか?」ということなんです。先住民たちを殺しまくって国土を拡大させてきた上に国内にいる多数の元黒人奴隷とその子孫たちが怖いので銃が手放せないんだ、と言うのは通説なのかもしれないが、そもそも“市民が武装する権利”なんてものを憲法に明記している国家なんて他にありますかね?こんな狂気を秘めた国家を攻撃したらどんな目に遭うかは日本は身に染みているはず、なんせ真珠湾を空襲したために最終的には三百万人近くが殺されて原爆を二発も落とされたんですからね。奇しくも9.11の犠牲者と真珠湾で死んだ兵士はほぼ同数、その結果アフガンと巻き添えを喰らったイラクは国家が消滅するほどの攻撃を受けたってわけです。 『進め!電波少年』のネタ元となった取材方法で一世を風靡したマイケル・ムーアですから、彼のそれまでの突撃アポなし取材の集大成として彼のキャリアのエポック・メイキングとなったのは周知のとおりです。ドキュメンタリーといっても彼の問題意識と怒りが軸となっていますから、やらせとまでは行かないまでも後に問題視された編集があることも確かです。まあ社会問題を扱ったドキュメンタリーは、観る者がその問題にどのような関心があるかで感想が違ってくるものですが、巧みな語り口なのでとくに米国人以外の観客には共感を得やすいんじゃないでしょうか。確かに自分にも「なるほど」と納得さてくれるところが多々あり、とくに全米ライフル協会とKKKが同年に設立されたという事実には、なんか背筋が寒くなるところがありました。 悪意のある編集をされたみたいだけど、言ってることはともかくとしても堂々とマイケル・ムーアのインタヴューを受けたチャールトン・ヘストンの姿勢は評価したい。でもムーアがヘストン邸を去る際に門脇に置いた学校で射殺された六歳女児の写真がどうなったかと考えると、ちょっと胸が痛みます。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-10-28 21:59:25) 64.《ネタバレ》 マイケル・ムーアという映画監督は、ただありのままを映そうとするタイプのドキュメンタリーは撮らないらしい。 あの芝居がかった行動の数々で映画のようなやり取りを見せつけ、一つの事件を通してあらゆる要因を羅列し引きずり出して注目させようとする。今回は銃社会のアメリカに潜む問題のようだ。 自ら俳優のように出まくり映画を引っ張る肥えた肉体。 オーソン・ウェルズのように悪の権化としてずんぐりむっくりの体で威圧感を出すワケでもなく、西部劇で偉そうにのしとのしと歩く腹の出たガンマンの如くムーアは登場してくる。マイナスイメージをあえて前面に出すことそのものが壮大な“当てつけ”なのだ。当てつけしないと死んじゃう病なのかも知れない。だから意地でも痩せないんだと思う。 表情はコメディアンのようにどこか微笑みを称え、銀行で得たライフルを抱えて買い物を済ませる“日常の光景”を映す。 時にインタビュアーとして執拗に問い詰める時もあれば、手を肩にやって同情するような場面も物凄くわざとらしーく見せつけたりする。当事者の目の前でそれをやるのだからつくづく胆の座った奴だわ。 インタビューをした人々の顔もこれみよがしに見せる。銃に狂った老人のギラギラした眼、銃を握りしめ高々と掲げる演説者チャールトン・ヘストンの笑顔、無責任なマスゴミや報道陣の笑み、恐怖に怯える顔、失望と怒りの顔。 幼きムーア少年はおもちゃの拳銃の引き金を引きまくり、現在のムーアはけして銃弾を発射せず、銃を撃つ市民や銃弾を喰らう人々の姿を映しまくっていく。 映像が得られなかったものの代わりに何かを映し、得られた映像の使い方も強烈だ。 ボウリングのピンの件でハワード・ホークスの「暗黒街の顔役」についても語られるかと期待したがそんなことはなかった。あの映画のようにデカデカと書かれた文字が語る社会の矛盾、ピンと人が薙ぎ倒され横たわる光景が幾度も映される。 事件現場の校舎や街、弾痕、道、事件当時の一部始終を捉えた監視カメラ、殺人者と殺害者を明確に示すように光が人物を覆い、助けを求める悲痛な叫びは机の下に伏せる人々の叫びを聞かされるようだ。 「マトリックス」を守るエージェントの「Non!」、「駅馬車」やウィリアム・S・ハートといった西部劇、「國民の創生」の人種描写、「サウスパーク」の冬、企業コップのイメージに何コレ超見てえ、アニメーションで描かれるよくわかる人種差別&銃社会アメリカの歴史に爆笑、細い男の服の中から次々に銃が出てくる瞬間の戦慄。 様々な国で引き起こされた虐殺、銃のゲーム、まばゆい光の中に突っ込んでいく“買物”、当事者たちのすべてをぶつける闘い、ダイナミック営業妨害、毒には毒で、極端には極端で、メディアにはメディアで殴りつける。 右足をソファーに突き付けてインタビューに応えるマリリン・マンソンの職人意識。 彼が取材を受けるのはどんな時でも己を貫く姿勢を示すため。ムーアも黙ってそれを受け入れたのだろうし、一人去っていく者へ黙って写真だけでも置いて去っていく。それ以上の追及をあえてしないのだ。 アメリカとカナダの同じ銃社会でも意識の違いがハッキリしているのは興味深い。 日本も昔は日本刀だの槍だの鉄砲だの世界有数の銃社会だったからなあ。日本人も黙って見過ごせない問題ですよ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-01-30 00:38:46) 63.《ネタバレ》 「ハリセンボンでのお仕事お疲れ様です」「マイケルムーア監督だよ!」 のネタでお馴染みの監督のドキュメンタリー作品を久々に見ました。 ムーア監督の視点はユーモラスでありながら鋭く、 アメリカ社会に蔓延する“恐怖”が銃社会と深いかかわりにあること、 そしてその恐怖の出所を探ります。 さらにマリリンマンソンがアメリカ人の抱く恐怖の正体を(ムーアとは違った切り口で) 知的に的確に語っているところが印象深いです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 8点(2015-01-06 00:07:36) 62.初めて見たドキュメンタリーでしたがクオリティが高いです。 他のムーア作品も見たくなります 【pillows】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-02 17:57:38) 61.《ネタバレ》 マイケル・ムーアの映画を見ていて毎度驚かされるのはその行動力。事柄を映画として盛り上げ、より面白くさせるための行動力は世界一なんじゃなかろうか。取り上げる題材への皮肉を聞かせた勝利を毎回勝ち取っています。今作はウォルマート相手に戦争を仕掛け見事勝利するわけですが、その痛快さたるやとてつもない。ラストの対チャールトン・ヘストン戦のスッキリしない決着も映画としてとてもいい余韻を残しています。娯楽的な面と娯楽的な面を併せ持つドキュメンタリー映画の傑作だと思います。 【カニばさみ】さん [地上波(字幕)] 8点(2013-10-10 01:45:59) 60.《ネタバレ》 アメリカの銃社会へ問題提起をしている映画。銃が悪いのか?人が悪いのか?はたまた、銃犯罪が起こる原因は何なのか?そこに因果関係はあるのか?たくさんの問題を提起するが映画の中では何一つ解決はしない。ただ、そこに問題があることは事実で、その問題は決してアメリカ人だけの問題ではない。アメリカから遠く離れたこの日本でこの映画を観た時間はとても有意義であったと思う。できるだけたくさんの人に観て欲しい映画。それぞれが、投げかけられる問題に答えを出す必要もなく、ただただ考えるだけでも意味は大きい。 【いっちぃ】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-12-19 23:46:32) 59.随分偏った見方で作られているけど、映画としての構成や見せ方はすごくうまい。 【アフロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-18 02:39:38) 58.《ネタバレ》 非常に良質なドキュメンタリー映画。現代アメリカの抱えている一種の社会的狂気をじわりと浮き上がらせている作品。作品内でアメリカの銃社会の背景となる歴史をアニメで紹介しているが、目からウロコが剥がれた。アメリカ人の歴史観は浅く、価値観は狭いと考えていたが、この作品のムーア監督のように、客観的に自分たちアメリカ人をみることのできる人種が増えることが、この問題の唯一の解決策だと思う。その為には、客観的でかつ広い視野に立った教育が急務だ。 【camel】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-14 02:17:42) 57.結構おもしろかった! 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-26 19:22:05) 56.《ネタバレ》 すごく偏った見方をしている映像ですが、白人のアメリカ人がアメリカの体制を批判するって言うのは勇気がいる事なのにそれを全世界に公開したムーアはすごいと思う。アメリカが正義じゃないって知らしめれたと思う。でもサウスパークが悪いマリリンマンソンが悪いだの真実を受け止めようとしない世論はテーマは違えど日本にもある問題だなと感じた映画でした。 【ビバ!ロック!】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-20 13:21:27)
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