みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
9.《ネタバレ》 日本の戦争映画の中で、最高だと思います。 まず、マクロ的な視点で当時の日本の立場、なぜ戦争をしなければならなかったか、そして全体の戦略の中で旅順がどういう意味を持っていたかを描き、なおかつ大本営、満州軍、第三軍のそれぞれの立場を書き、誤りは誤りとしっかり描いているのが秀逸です。(自分は今まで乃木さんを一方的に批判する史観に立っていたので、今回じっくり見て大本営にも落ち度があるのがよくわかりました。) そしてミクロな視点は、洋画の戦争映画にありがちな盛りだくさんのエピソードを描くのではなく、一つの小隊に視点を絞って、その小隊長と四人の新兵達をじっくり描きこむことによって、命の尊さ、それを簡単に奪っていく戦争の惨さ、そして周りの人にまであたえる苦しみが、ものすごくはっきり表現されてました。 人殺しは嫌だから戦争は嫌とか、世界の人と仲良くすればいいなんてことを言うのは、簡単ですけど、恐らく人類の歴史が続く限り、戦争というものはなくならないと思います。だったら、戦争というものにどう向き合うべきか、あるいは悲惨さを少しでも軽減する手段はないのか? そういったことをじっくり考えさせてくれる映画です。 今は亡き夏目雅子さんの美貌に+1 最後に「美しいロシア」と書きかけて、どうしても書けないシーンは泣けました。 DVDを購入したのを機会に再見。ものすごく真面目で誠実な人が無能さのゆえに批難にさらされ、後悔に苦しむ姿は悲しいなあ。 それでも国家の運命を握り、なおかつ時には大勢の兵士の命を虫けらのようにすりつぶさなければならない軍人にはこれくらいの厳しさを求めるべきだと思う。 立場は全然違うけど山本五十六に児玉源太郎のような厳しさがあったらと考えずにはいられない 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-11-08 20:54:43)(良:1票) 8.《ネタバレ》 平和な何気ない日常の尊さを訴えている映画。その1点から脚本のピントがボケていないのが良い。無名の兵士のセリフ程力強くなっている。元ヤクザの佐藤充の演技も良い。映像も美しい。ただ、旅順の地形と陣地配置が分かりづらいので中盤のジリジリした展開がダレてしまっていると思う。 それにしても、夏目雅子の歩くしゃがむといった体の演技は絶品。この映画を観るのは3回目だが、エンドロールの松尾佐知が妊娠していることに初めて気が付いた。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2020-06-23 12:00:47) 7.日本が総力を挙げてギリギリ勝った日露戦争を良く描いていると思います。突撃に散った兵士に涙。 【東京ロッキー】さん [地上波(邦画)] 8点(2013-11-10 17:16:46) 6.《ネタバレ》 素晴らしい。旅順制圧の意味をキチンと抑え、日露戦争の必要性を強調しながら戦争の悲惨さを教えている。ただただ反戦だけを唱える邦画は数あるがここまで中立に立ってる作品は意外に少ない。しかも演じている俳優達の豪華なこと。日本人なら見なければならない作品の一つだと思う。 【関白宣言】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-11-06 18:27:40) 5.キャストがとても良かったです。仲代達也と丹波哲郎がエクセレント。三船敏郎・森重久彌・稲葉義男がベリーグッド。夏目雅子と永島敏行あたりもプリティグッド。あおい輝彦と新沼謙治は・・・まあ、あんなもんでしょう(^_^:) 【ねこ住職】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-01 19:03:51) 4.戦争とかに特に興味ない中学生の時に、TVで観た映画。 お袋がジッと食い入るように観てたのが印象的。 SFとかアクション以外に興味ない頃なのに、俺も釣られて見てしまった。 もう、兎に角主題歌がダメ。 この歌で号泣しちまう、マジで。 さだまさしの「防人の唄」…アレで泣かない人間は居るんだろうか? 真っ暗な部屋で両手を広げ…迫るように歌ったら、甥っ子は泣いたが。(爆) 【映画の奴隷】さん [地上波(吹替)] 8点(2005-11-13 13:24:58) 3.《ネタバレ》 随分昔にTVで見たのですが、その時は最後の明治天皇との謁見の場面が強烈に印象に残りました。で、最近レンタルでDVDがあったので借りてみたんですが、やはり自分が歳をとったのか、随分印象が変わりました。つまり、政治的手段である戦争と、それに巻き込まれる個人との対比を痛烈に感じました。政治的に見れば、ロシアとの講和の道も模索しながら開戦に踏み込まざるを得ない事情がある。しかし、それに参加せねばならない個人の悲惨さ、凄惨な戦場というものを見事に描いていると思います。様々な事情を抱えながらも戦わざるを得ない状況に追い込まれてしまうのは、今の我々からは想像もできない辛さがあったと思います。そうした先人の行いがあったればこそ、今の日本という国が維持されてもいるのだと思います。たとえ、その結果として、より大きなものと戦わなければならなくなったとしても・・・。 最後に、DVD版では流石に”五目飯”のシーンのセリフは変更になっていましたね。あそこも当時、相当に印象に残っていたので気づいてしまいました。 【しゃもん】さん 8点(2004-07-16 01:03:45) 2.戦史ベースの映画に恋愛はいらないなぁ・・・。けど省くと話が繋がらないか・・ 【亜空間】さん 8点(2004-04-13 22:10:20) 1.東映や東宝が競って出していた戦争映画でその中でも良質だと感じたのがこの映画でした。乃木将軍っていう人物が神格化するのがこの舞台になる日露戦争ですけど、あの当時としてはある意味、かなり現実的な人物化してるというのが出来の良さを挙げているんじゃないでしょうか。しかしあの映画のエンディングで「防人の詩」というのはやっぱりインパクトが強いですよね。 【奥州亭三景】さん 8点(2003-04-27 21:04:39)
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