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吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)

Nosferatu
(Nosferatu, eine Symphonie des Grauens)
1922年【独】 上映時間:62分
ホラーサイレントモノクロ映画小説の映画化
[キュウケツキノスフェラトゥ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-11-16)【S&S】さん


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監督F・W・ムルナウ
キャストマックス・シュレック(男優)オルロック伯爵(ノスフェラトゥ)
原作ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」ノンクレジット
脚本ヘンリック・ガレーン
撮影フリッツ・アルノ・ワグナー
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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7.《ネタバレ》 これは恐い。まずは何と言ってもマックス・シュレックというこの俳優が恐い。あの坊主頭にギョロッとした眼にあの長い爪、本当に恐いです。よくこんな俳優、見つけてきたものだと感心させられる。ノストフェラトゥが棺桶の中から出てきて、起き上がって徘徊する場面のあの恐ろしさ、全編モノクロのコントラストを生かした映像美に合わせるように動くノスフェラトゥ、顔付きがとにかく不気味です。そして、この映画、あのセットも凄い。窓と風にそして、立つ波とあらゆるものを駆使し、また、遠近感を利用してノスフェラトゥを巨大な怪物に見せようと、色々工夫されているのが観ていても解る。斜めからの構図、コマ落としなど今みたいにCGなど無いこの八十年以上も遥か昔に考えられる技術というものを全て駆使し、観ている者に恐怖を与えることに成功している。ヒロインの寝ている所を窓に張り付くようにして見ているノスフェラトゥの恐ろしさ、更にノスフェラトゥのシルエットが落ちて、寝ている男の前へと覆い被さっていく時の恐いこと。恐いこと。棺桶から沢山のネズミが出てくる場面も何とも不気味です。映像の美しさ、モノクロならではの、モノクロだからこそ表現出来ることの恐さ、これから映画を撮ろう。ホラー映画を撮ろうと考えている監督さんたちは見習うべきものがこの映画には沢山あるのではないだろうか! 青観さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-01 20:22:42)(良:2票)

6.吸血鬼映画がどうとか、怖さがどうとかの前に、創意工夫の素晴らしさに驚く。90年近く前のサイレントムーヴィー時代に撮られたワケで、CG全盛の現代から見れば機械技術的な表現技法など稚戯に等しい時代である。そんな中、どうすればより不気味に見えるか、より怖く見えるか、を工夫し、影やコントラスト、表情、動きなどで映像的不気味さを演出している。また、吸血鬼を単なる人型のモンスターとせず、ペストという厄疫を運んでくる存在にして潜在的な恐怖を喚起する手法も工夫の一端だろう。いやぁ、ほんっと人間(の工夫)って凄い。w 現代の、何かと言えばすぐにCG頼りの映画製作者どもに100万回くらい見て欲しいね。 TERRAさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-06 13:35:36)(良:1票)

5.《ネタバレ》 素晴らしいです。
冒頭から、暗鬱で重苦しい空気が漂っている。そして白黒のコントラストが美しい。
セリフがなんだかナルティシズムで、美しい余韻を残す。
大胆な身振りや表情が良い。狂気が伝わってくるようだ。
たとえば、本を投げつけるときの大胆な動きは美しいと思う。
食事を待っている時に、「早く食事を!」と激しく机を叩くが、その激しい動きにも何か歪んだ狂気が宿っているように思えて印象に残る。
表情にしても、レンフィールドの笑顔は凄まじいほど(あの人おかしいんです!)。ジョナサンは主人公であるがそのジョナサンの笑顔にでさえ狂気が宿っているように感じてしまう。
そして奥さんの背が高くて無表情な存在感も独特。
音楽もどこか欝で静かな感じで素晴らしく、居心地の良さを感じる(サイレント映画の音楽は基本的に良いです)。
怪物は鼻がワシ鼻で指が長くてノッポでとても人間離れしていて、
なんだかとてもシュールだ(そして不気味!)。
不吉な存在感でもあるが、メルヘンチックなグリム童話に出てきそうな妖精のような存在にも思えた(悪い妖精ですよ)。
なんだか森が深くて山が高い、その深い森林には神秘的なものを感じる。
僕は森を神秘的なものだと思っているから森がでてくる作品は好きなのです。
この作品には森に深い陰が存在しているように感じた。
その森に生息する「狼」がとても不気味に映されている。
病魔が町を埋め尽くし、太鼓叩きがそれを警告をする場面がとてもシュールです。
多分、この作品にはまともなものなんて一つも無いんです。 ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-22 00:17:11)(良:1票)

4.数多くのドラキュラ映画の中でダントツに怖い。というよりこれ以外はあまり怖くない。その怖さの要因にマックス・フォン・シュレックの容姿がまず上げられるのは言うまでもないが、その恐怖の容姿を纏った吸血鬼に人を襲わせて怖がらせるようなその場しのぎの恐怖演出などせず、ただ立っている、ただ歩いている、ただ向かいの窓からこちらを見ている、それ以外は想像させることで恐怖を駆り立てる。恐怖の想像を助長する影の演出が効いている。そして他の多くのドラキュラ映画は吸血鬼にスポットが当てられるが、この作品はこれほどの怖い容姿を有しているにも拘らず、人々の恐怖心にこそスポットが当てられる。町中が、国中が、死におびえ、窓を閉めて閉じこもる描写、運ばれる棺の列に見るその恐怖の現実性、ヨーロッパ人のペストの記憶とそれらを吸血鬼に結びつけるストーリー構成。怖い!そして巧い!と唸らされる一本。 R&Aさん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-22 13:18:35)(良:1票)

3.《ネタバレ》 ムルナウというと「サンライズ」や「ファウスト」「最後の人」といった素晴らしい傑作を残してくれた監督で、この「吸血鬼ノスフェラトゥ」もまた退屈というものを感じさせてくれなかった。・・・しかし正直感想は微妙だ。
久しぶりに「今見ると大したことないな」という映画だった。
自分でもビックリだ。
これまで豊作続きだっただけに、尚且つ上で述べた作品で感動しただけムルナウだけに今作はちょっとガッカリと言えた。
ブラム・ストーカーの原作を下敷きに、ヘンリック・ガレーンといったドイツ映画家たちのアレンジを組み込んだホラー映画。
名前のアレンジはモチロン、ねずみ男のような不気味な風貌(実際ねずみだらけ)、原作とは違った結末など普通の吸血鬼映画ではない。
むしろブラム・ストーカーの世界観をまともに映画化したのがトッド・ブラウニングの「ドラキュラ」辺りからだったし、それまではカール・テドア・ドライヤーの「吸血鬼」みたいにまったく別物の吸血鬼映画が量産された。
屋敷までのやり取りが40分もあるのは展開の遅さを感じた。丁寧すぎる印象を受けた。
つうか馬車のスピード早すぎバロス。
原作にある程度沿ったストーリー、ただ少し違うのがヒロインだ。
原作は伯爵がヒロインを誘惑する。
ただ今作は「かかって来い」と言わんばかりに伯爵を呼び込む。
食虫植物の授業をする教授も真っ青なくらい。
つうか教授がマジで使えねえ。杭を伯爵にねじ込むとかそんな能動的な事はまったくと言って良いほどしない。
「血は生命なり!血は生命なり!」と叫ぶ伯爵の部下はいつも通り。ハゲ具合も教授と双璧だ。
いやー次から次へとブラム・ストーカーのファンが発狂するようなシーンばっかりだね。伯爵のハゲ具合とか。
自分の棺桶を一生懸命に運ぶ伯爵が面白い。
墓場が並ぶ海岸とか、崩れそうな古屋、影、吸血鬼=ペストとなって押し寄せるという演出も不気味だ。
ラストはぶったまげた。
何せヒロインが「身をもって」伯爵を誘い込む。
己の肉体と引き換えに伯爵を消し去る・・・こういう「ドラキュラ」もアリだと思った。
コッポラの「ドラキュラ」なんかヒロインみずからドラキュラ殺りに行くんだぜ?
凄すぎてドン引きしたよ(監督を)。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-04 23:17:38)

2.今を去ること約80年前に、既に吸血鬼映画、いや恐怖映画の決定版的作品が登場していたという事実に先ず驚かされる。冒頭のこけおどしの音響を使わずに白い文字で映し出させるタイトルにはこれからの出来事を予想させるような恐怖感を煽る効果があるし、いきなり手や顔が飛び出してくるような演出ではなく暗闇の中、白い顔、ギョロリとした眼、長く伸びた爪を持った怪物が淡々と歩み寄るという心理的恐怖を増幅させる演出で、見る者を恐怖の世界へと引きずり込むその演出の素晴らしさ。今の映画に登場する、恐怖の帝王としての威厳を捨て、宙を飛びよくわからん格好をして神に背く事もやめた似非吸血鬼と違い、真に恐怖を植え付け、闇を支配する邪悪の王としての吸血鬼を描いた正に正統派。恐怖映画とはかくあるべきというお手本を見せられた作品であった。 クリムゾン・キングさん 8点(2004-06-30 21:05:36)

1.「超自然」の薄気味悪さがジワジワっと迫ってくる、いやーな雰囲気がよく出てると思います。シュレックがフワ-っと起き上がってくるとこなんかね。説明よりもイメージの世界。 鱗歌さん 8点(2003-05-01 22:30:09)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 6.64点
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5310.71% line
6310.71% line
71035.71% line
8725.00% line
927.14% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.33点 Review3人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 9.66点 Review3人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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