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ファム・ファタール(2002)

Femme Fatale
2002年【仏】 上映時間:115分
サスペンス犯罪ものミステリーエロティック
[ファムファタール]
新規登録(2003-08-25)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-06-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(2003-08-23)


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監督ブライアン・デ・パルマ
キャストレベッカ・ローミン(女優)ロール・アッシュ/リリー
アントニオ・バンデラス(男優)カメラマン ニコラス・バルド
ピーター・コヨーテ(男優)アメリカ大使 ブルース・ワッツ
グレッグ・ヘンリー(男優)フランス大使館警備担当者 シフ
ジョー・プレスティア(男優)ナポレオン
リー・ラスムッセン(女優)ヴェロニカ
日野由利加ロール・アッシュ/リリー(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
小山力也カメラマン ニコラス・バルド(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
山野井仁(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
岡寛恵ヴェロニカ(日本語吹き替え版【VHS/DVD/テレビ朝日】)
土師孝也アメリカ大使 ブルース・ワッツ(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
津田英三フランス大使館警備担当者 シフ(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
手塚秀彰(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
相沢まさき(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
田中敦子〔声優〕ロール・アッシュ/リリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大塚明夫カメラマン ニコラス・バルド(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
玄田哲章(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
三宅健太(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木勝彦アメリカ大使 ブルース・ワッツ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中村秀利(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ブライアン・デ・パルマ
音楽坂本龍一
撮影ティエリー・アルボガスト
配給日本ヘラルド
編集ビル・パンコウ
アンドリュー・ワイスブラム(編集助手)
字幕翻訳古田由紀子
あらすじ
カンヌ映画祭の会場から1000万ドルのダイヤが盗まれた。犯行グループのひとりロールは、仲間を裏切り逃走。途中偶然に知り合った彼女と瓜二つの女性リリーに成り代わり、アメリカへと渡るのだった。政府高官の妻の座を得た彼女は、何一つ不自由のない生活を送っているかに見えたが、夫が駐仏大使となりフランスへ帰ることとなってしまう。そこでパパラッチにより撮られた1枚の写真が、彼女を再び裏社会へと誘う。デパルマ監督によるエロティック・ミステリー。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2005-06-11)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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9.《ネタバレ》 テレ朝の温泉デカ(勝手に命名)並に挟まるお色気シーンを味わいまして、改めて映画監督をそこはかとなく妬みました。「そこもっといやらしくケツ振って―」なんて演技指導してるんですよ。手取り足取り。蛇の衣装も不必要だし、酒場でのお色気ダンスも意味無いし。リビドー満載です。後半の水野晴郎ばりの大どんでん返しにもおもわず仰け反りました。このファム・ファタールは超能力者なのかと。好き勝手に作っていていいです。この監督はそんなに好きではなかったけれども今作でお気に入りとなりました。それにしても最大の被害者はトラックのおっちゃんでしょう。娘がいるのに人身事故の加害者となってしまって……。(ビデオ) komatiさん 8点(2004-03-19 23:55:47)(良:1票)

8.《ネタバレ》 これはかなり面白いですね! もしあの時、こんな行動をしていたらという『if』の話、その表現手段が夢オチ・・・となると、普通はトホホな内容になってしまいますが、これはその類の映画の中でも群を抜いて面白いです!

窃盗団を裏切って仲間に殺されかけた女・ロールが、どうやら主人と子供を亡くしたらしい女性・リリーの家のベッドで目を覚まします。テレビのニュースが「夢で未来を見たら人生は変わるでしょうか」という、この映画の主題のセリフが流れ、そしてお風呂に入ると・・・。

その時の時間が3時33分。その後、結婚式が行われている教会の時計も3時33分、パパラッチが警察に捕まって取調べを受けている部屋の時計も3時33分。つまり、「これは夢の中のストーリー」であることを示唆しているのでしょう。また、窃盗団のリーダーが7年の服役を終えて出所すると、例の事件の日と同じ服で、シャツには血がついたまま・・・。これは、ロールが最後に見た彼の姿。これで明らかに「現実ではない」ことが示されています。
作り手が「これに気付く人はいるかな?さあ、これでわかったかな?」とニヤニヤしながら作っていた様子が手に取るようにわかります(笑)

ロールがリリーの自殺を止めた結果、リリーはニューヨークで新生活を送ることになり、引越しトラックの運転手にペンダントをプレゼントします。それが運命を大きく変えるラストへ。そして最後に、転んだロールをパパラッチが助けて「あれ?どこかで会ったような・・・」「夢の中でね」。映画におけるこういう遊び、大好きです! ramoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-12 22:02:30)

7.《ネタバレ》 レベッカ・ローミンとリー・ラスムッセンなんて、デ・パルマ先生あいかわらず女優を選ぶセンスがいいですねえ。久しぶりに私がデ・パルマに期待していた映画を撮ってくれたというのが実感です。時計、水、逆光、あとで思い起こすとこれほど濃密に映像の仕掛けが込められたミステリーも、ちょっと珍しいぐらいです。迷彩服を着た女が登場するシーンは二度ありますが、ここ良く考えると辻褄が合わないんですよ。でもこのシーンを含むラストの展開は、観客にデジャブを感じさせる見事な映像トリックになっているんですよね。ストーリー・テリングの腕前も以前より洗練されているし、やっぱりデ・パルマは現役映画監督の中でも最高のテクニシャンです。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-12 23:17:57)

6.《ネタバレ》 【注意!壮絶にネタバレしています。未見の方は絶対に読まないでください】これは物凄かったです。デ・パルマがその持てる技術の全てを駆使したトンデモない映画。お馴染みのカメラワークのみならずストーリーテリングの技術、さらには「どうせデ・パルマだし、いつもの犯罪サスペンスなんだろう」という自らのイメージすらも総動員してラスト10分にすべてを賭けるという、人生で一回こっきりの大オチを仕掛けてきます。ヒッチコックの真似ごとだと見せかけておいて、実はシャマランだったんですね。このオチには完全に騙されました。お見事です。。。前半はあまりに強引な展開の連続に「んなアホな」とつっこみまくりだったのですが、実はこの時点でデ・パルマの完璧な計算はスタートしていました。本作を二度鑑賞すると、実は序盤からデビッド・リンチ並の不条理劇だったことに気付くのですが、少なくとも初見でそれを見抜くことはできません。これこそがこの脚本の巧いところで、前半に「ありえね~よ」という展開をいくつも仕込むことで観客の価値観をシェイクしてしまい、映画のジャンルを勘違いさせているのです。ストーリーテリングにおいてこんな凄い技は初めて見ました。ヒッチコックも「サイコ」で似たような技術を使っていましたが、本作の方がより大胆で効果的です。とにかくこの映画、隅から隅まで計算され尽くされています。こんな凄い映画を作ってしまったら、デ・パルマは金輪際犯罪サスペンスは撮れなくなるでしょう。今後どうやって生きていくんでしょうか。 ザ・チャンバラさん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-01 22:07:28)

5.ものの見事にしてやられました。次に鑑賞するとしたら謎解きの為でなく、ストーリーを忘れた頃に見てまた驚きたい。 リンさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-25 08:03:39)

4.《ネタバレ》 これはやられた。ちゃんと観ていれば、あのオチを楽に予想できるだけの伏線・ヒントありまくり。私は1回目の鑑賞では画面の雰囲気に怪しさは感じていたが、“デ・パルマだしなぁ。”と全く気が付かず、情けないのなんの。その代わり、2回目鑑賞は非常に楽しかった!デ・パルマの映像に慣れてしまっている人ほど楽しめるが正常鑑賞眼を持っている人には“なんじゃこりゃ”で終わってしまうんだろうなぁ。 いわぞーさん [DVD(吹替)] 8点(2007-04-30 23:01:03)

3.作品の順番から考えるとこういうのが来るんだろーな、とは思ってました。もう何がなんだかわからんがとにかくすごい熱意と情熱がひしひしと伝わってくる作品ですねぇ!!!!!!!!!!
ナクサライトさん 8点(2004-05-22 18:27:36)

2.《ネタバレ》 デ・パルマ節全開!そして自らデ・パルマ映画全壊!!といったところか。ラストは賛否両論わかれるところだが、デ・パルマ節を知っている者を翻弄するオチとして評価したい。夢オチとはいえ、ここまでタイトル否定の内容だと「ヤラレタ」感倍増。ぐいぐい引きつけるストーリー・テリングも巧みだしね。ボレリッシュに関しては、きっと坂本龍一はデ・パルマのわがままに怒ったんだろうな。それでそっくりの作ったらそのまま採用されて、困惑しているような?! 恭人さん 8点(2004-05-05 15:12:17)

1.全体的な雰囲気がとてもおしゃれだった。おしゃれというか美しい☆バンデラスの「オカマちゃん」が最高だった!デ・パルマ監督は画面を縦割りにして2つの映像を同時に映すの好きですね。 いざ、ベガスさん 8点(2003-09-28 01:55:57)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 86人
平均点数 6.08点
011.16% line
100.00% line
233.49% line
333.49% line
455.81% line
51315.12% line
62326.74% line
72427.91% line
8910.47% line
955.81% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.71点 Review7人
2 ストーリー評価 6.50点 Review8人
3 鑑賞後の後味 7.62点 Review8人
4 音楽評価 4.77点 Review9人
5 感泣評価 2.42点 Review7人

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