みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 ヴァンサン・ペレーズさんが監督された作品と聞き、興味を持ちました。 ヴァンサンさんは出演されておらず、そこは残念でした。 恵まれたとは言えない境遇、胸が痛くなるエピソードが続いても、主人公アンジェルはひるまない、めげない。 その時その時を前向きに頑張るのです。 少しのことでヘコム私は、アンジェルは偉いし、彼女みたいに生きたいと思いました。 それによってとても爽やかな作品に仕上がっている。 クレゴワールに対してもアンジェルはここまで出来るなんて!と驚きました。 描き方が自然体で、すんなり受け入れられるところがこの作品も魅力です。 細かいことを言えば、それぞれのエピソードの繋がりが唐突だったり分かり難いところもありました。 私はそこを考えても、作品の雰囲気をとても楽しめました。 幸福とは何か?と考えさせてくれた作品。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-05 20:36:33) 1.映画の作りとしては荒さを感じる。もっと余韻を残して欲しいシーンは多々あるし、唐突な印象をぬぐえない流れやセリフもある。でも、心を惹きつける瞬間がいくつもちりばめられていて、監督の感受性の強さを感じられる。主人公アンジェル役のモルガン・モレはモディリアーニの絵の少女のようで、一見地味な印象を受けるがうなじから肩までのラインや薄いブルーの瞳が見事なほど美しい。沈んで重たい印象のドパルデューも包み込んでいた。なんだか納得のいかない前半も彼女の存在で乗り切り、刑務所での面会シーンからラストまでは、さらに自然体になった彼女に泣かされた。アンジェの持つ優しさや芯の強さに心洗われるようだった。彼女が、生き続けることに迷う男に一輪の花を贈るような話に思えた。恋心をメインと見せかけ、実は生命を語っている映画だ。色遣いやカットもなかなか美しく、ヴァンサン・ペレーズ監督に期待を込めてこの点数。 【のはら】さん 8点(2005-01-22 03:12:41)
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