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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 50年にマキノ雅弘監督が発表した同名作品のリメイクで、昔ながらの殺陣師である段平の芸根性もの。「新国劇」を旗揚げし演劇にリアリズムを求める沢田正二郎に「おまえの殺陣はリアルじゃない」と追い返された段平はふてくされ、泥酔してケンカ。ボコボコにされながらも、助けに入った沢田には「殺陣の研究してたんや!」と言う段平。この出来事を取り入れた立ち廻りが評判になって「新国劇」は人気を得るが、どんどん演劇の幅を広げる沢田に対して段平は殺陣一筋。やがて蜜月は終わり段平は一座を去って行く。殺陣に一生を捧げた段平の最期が迫力。布団に半身を起こし、迫り来る死と闘いながら「老いた国定忠治の殺陣」を沢田につけるのだ。刀がわりの衣紋竹を握りしめたまま死んで行く段平の壮絶な最期に「男」を見た!雷蔵目当てで見た本作だが、鴈治郎にすっかり参ってしまい、お坊ちゃんな雷蔵がマヌケに見えてしまった映画だった。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2004-02-03 16:30:23)(良:1票)
2.時代劇の華殺陣に命を懸ける男の物語。大映作品じゃよくあるけど雷蔵よりクレジットが下の中村鴈治郎が完全に主役です。雷蔵は4番目くらいの役どころ。こういう大阪が舞台で鴈治郎、山茶花究、浪花千栄子とくればやはり面白い。雷蔵がかっこいい眼鏡かけてて、当時でもあんなすっきりしたのあったのねと思った。これを見ると50年の段平:月形龍之介、沢田:市川右太衛門って想像しにくい。月形さんだから相当渋い映画なのかな・・・。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-07 21:01:48)
1.王将と同じように殺陣師一筋の夫をけなげに支える妻。その妻の田中絹代も これが初見のハンサムな雷蔵ももちろんいいけれど、なんといっても変化自在に軽妙かつ重厚に殺陣師段平を演じる鴈治郎のうまさ、存在感が圧倒的ですばらしい。死の間際にあって「これがリアルや」と最後まで死の殺陣を見せる鬼気迫るシーンは圧巻。一方東山千栄子との息の合ったやり取りでは「ラブレターやなくてヤブレターやね」と笑わせたりするのもなかなか楽しい。 最初から最後まで正に名優と言うにふさわしい鴈治郎を堪能できる。これで今まで見た以上に魅了され感服してしまった。 【キリコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-10 21:26:53)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
8人 |
平均点数 |
7.38点 |
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7 | 5 | 62.50% |
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8 | 3 | 37.50% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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