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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 まずしっかりと見失ってならない事は、彼らのやっていることは人道的に社会的に良くないことであるということ。これだけメモって置けばすごく楽しめる映画である。やってみると分かると思うが、障害者のフリをすることはとても楽しい。松尾スズキなんかはそれを演劇にして儲けているくらいだ。しかもそれでタダでご飯が食べられたり、周りが同情してくれるのであればすばらしいことではないか。しかし彼らは苦悩する。健常者からの偏見に屈辱を感じ、ついに分裂する。(維持できている方がおかしいよっていうツッコミだがそれをごまかすのがあの独特の撮影法であろう)。偏見を持っていたのは彼らであったのだろう。偶像崇拝ともいえる。内なる愚かさにすがってても、他人から認められていないと人間はダメになっちゃうわけです。一番かわいそうなのは主人公の女性カレンだ。子を失い、失意の中で内なる愚かさに救済を求めた彼女は、イディオッツ分裂の危機に実家に戻った。しかし迎えられなかった。イディオットを振舞ってもだれも抱いてくれない。そろそろラースフォントリアーの後味の苦さにもおいしさを覚えてきました。相変わらずラースフォントリアーの映像は運動会のお父さんハンディカム状態であるが、今回はとくに徹底している。僕は強烈にリアリティを感じてしまう。ダンサーインザダークもう一度観直して見ようかと考えている。 【no_the_war】さん 8点(2004-11-14 14:51:39)
1.《ネタバレ》 「イディオット(Idiot)」は「愚か者」とか、「ばか者」、「白痴」の意。さて、映画の中のイディオッツ・グループは「正常」であるにもかかわらず、社会に上手く適応できず、社会から排除されてしまいました。「精神異常な人は社会で守らなければならない。」という社会的規範を逆手に取って、彼らは精神異常の振りをして無銭飲食を繰り返し、働かずに生きています。僕は正常な人間であるイディオッツ・グループの人たちが自分を精神異常に装うことで、「自分は精神異常のふりをしているんだ。だから自分は正常なんだ。」と社会に適応できなかったという現実から目を背けようとしているように思いました。また、イディオッツ・グループは食事中にヨダレを垂らしたり、とんでも無い行動を取っているのに、一般の人は平静を装って対応します。そんな一般の人の「私は精神異常の人を差別をしませんよ」という偽善をイディオッツ・グループは裏でバカにしたりもします。そういう彼らの姿勢は、「正常」であるはずの自分たちがどうして社会から排除されてしまったのに、「異常」と判断されている「精神異常」の人たちがどうして社会から守られるのか、という「社会」、「現実」に対する皮肉なのだと思います。人間社会の不合理を鋭くえぐり、何が「正常」で何が「異常」なのか、人間とは何かという疑問を観客にぶつけた後、フォン・トリアー監督は答えを示さないまま、中途半端に映画を完結させてしまいます。何を感じ、何を思ったのか、監督に試されているような映画です。 【もっち~(←にょろ)】さん 8点(2004-02-19 09:53:11)
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【点数情報】
Review人数 |
7人 |
平均点数 |
5.57点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 14.29% |
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3 | 1 | 14.29% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 3 | 42.86% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 2 | 28.57% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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