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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.映画を見てこれほど日本の伝統芸能の美を強く感じたのは初めて。能の舞台とか生で見たくなりましたから。能を映像で観た経験はないわけではないのだけど、正直今までたいしていいとは思えなかった。しかしこの映画では現代のJポップ(つまり僕が普段聴くような音楽)からはかけ離れた歌声が、素直に美しいと感じられる。その文化に馴染みのない人間まで感動させるというのは、生半可なことではありません。 とくに終盤、お袖の舞がきっかけとなって離れ離れになっていた人々が運命的に結び付けられるシーン。震えましたね、寒気がして。いつもとぼけている次郎蔵が突然真剣な目になって鼓を構えるのもかっこよかった。喜多八の「真に努力して身につけた芸は人の心を打つもの」(←うろ覚え。絶対間違ってる…)という言葉、その通りです。芸に身を捧げる人の想い、映画という芸(?)に込められた成瀬監督の想いを感じました。美の追求の果てに生まれた作品は、時代を超えて胸を打ちます。 【no one】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-25 23:31:55)(良:2票)
1.芸と芸とのぶつかり合いの迫力。新派を支えた花柳章太郎と、同じく新派出身の山田五十鈴の素晴らしさ。花柳章太郎の端正な面持ちは、戦後同じ役を演じた市川雷蔵にも負けてない。彼は、同じ芸道もので溝口健二の『残菊物語』でもいい演技をしていた。戦後の衣笠貞之助版の方が20分くらい長くて、その分ドラマの展開もしっかり描き込まれているが、でもこの戦前の成瀬版も、負けず劣らず素晴らしい。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-03-18 23:26:21)
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【点数情報】
Review人数 |
14人 |
平均点数 |
7.50点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 7.14% |
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4 | 1 | 7.14% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 7.14% |
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7 | 4 | 28.57% |
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8 | 2 | 14.29% |
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9 | 2 | 14.29% |
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10 | 3 | 21.43% |
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