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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 これはびっくりしました。序盤のビーチのシーンで手際よく登場人物を整理し、しかもその時点で全員に個性と背景を与えている。そこから相互に徐々に絡みながら展開し、最後には自然に一点に収斂。実に洗練された脚本です。●そして何より、役者陣の充実ぶりが際立っています。まずは、手塚理美さんの出番多めなのが嬉しい(水着シーンまで!)。20代の頃の彼女の映画出演作は貴重です。しかも、ジュリーとの共演シーンも多いんだけど、この2人って、その4年前のNHK大河「山河燃ゆ」では、チャーリー田宮&マリー田宮の兄妹だったわけじゃないですか。もうニヤニヤが止まりません。一方で、柄本明&尾美としのりの、コメディアンとしての息の合い具合にもびっくり。ぴりぴりした登場人物も多い中で、この2人が絶妙なタイミングでほっとさせます。高校生の彼も、大げさではないけど無表情でもないという難しい役回りをこなして、話の流れ三本柱の一角を支えています。高部知子がちょっとだけ出てくるのも見逃せません(実に今さらですが、この人、演技凄く巧くないですか?)。●そして、エンドクレジットに乗せて、台詞もナレーションも字幕もなしで登場人物のその後を全部描き切る、という演出も凄いね。●唯一のキズは、南條玲子の扱いが今ひとつなこと。あんな「ずれた人」設定にするよりも、むしろ大人しい控えめな一般人キャラにしておいた方が、ラストのインパクトもあったと思いますし、少なくともあの変な眼鏡はいらなかったと思います。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-05-24 00:14:38)
2.佐藤正午の同名小説の映画化作品。これは映画を先に観た(のが良かったかな)。わりと雰囲気のある作品だったと思う。柄本明と尾美としのりのコンビはなかなか味があって、スリリングな展開中にも妙に間の抜けた空間を創り出し、事件に知らず知らずに関わっていく過程においても彼らの日常性には全く変化がないことによって、事件そのものを相対化してしまう。それは突然やってきて、すぐに去っていくのである。事件を柄本・尾美コンビの横において見てみると、事件そのものすら間の抜けた喜劇のように思えてくる。この辺りは原作と同様の展開だが、ある意味で確信的な物語のずらしであり、事件と傍観者の関係を実に正確に捉えた作品であると思う。ただ、如何せん、全体的に力が抜けすぎたきらいが無きにしもあらず、それは原作の味なのか、藤田監督が永遠に捉えられた「やりきれなさ」の終着なのか。確かに藤田敏八氏の最後の監督映画作品でもあるか。<あ~ん、先にレビューされてしまったw。哀しい。。。←冗談ですw> 【onomichi】さん 8点(2004-06-19 11:14:31)
1.あらっ、誰もレビューしてないぞ。この映画、中々隠れた名作ですよ。出てくる登場人物が結構みんないろんな人生背負っていて、まあ一種のロードムービーなんだけど、尾美としのりと柄本明のコンビなんて最後どう絡んでいくのかと思っていたら、意外な結末で笑わせてくれます。あんまりヒットしてないんで、レンタルも難しいかもしれないけど見てください。 【きつま】さん 8点(2004-06-13 23:39:48)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
8人 |
平均点数 |
7.62点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 25.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 1 | 12.50% |
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8 | 3 | 37.50% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 2 | 25.00% |
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【その他点数情報】
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