みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
21.《ネタバレ》 自分は大昔に少しビリヤードをやったことがあったけど、おそろしく下手くそでつくづく才能がないと凹んでしまった記憶があります。この映画では“プール”と“ビリヤード”という二種類の競技が登場しますが、競技自体にはほとんど焦点を合わせない撮り方をしているためにその違いはさっぱり判らない。ハスラーというのはどちらかというと裏街道の世界に属するプロで、日本で言うと雀荘に巣くうプロ雀士やパチンコ世界のパチプロみたいな存在みたいですかね。 60年代のハリウッドは中盤からはニューシネマの時代になるけど、この60年代の幕が開いたところで誕生した本作こそ、ニューシネマの先駆けとなったんじゃないかと自分は思っています。暗いながらも鮮明なモノクロ撮影で音楽もほとんどなしで淡々と進行し、ほとんどカタルシスを与えることのないラスト、50年代にはほとんど存在しなかったパターンの映画ですね。そして同じく60年代の特徴であるアクターズ・スタジオ出身俳優の活躍の掉尾でもあり、ポール・ニューマンも本作から演技派としての名声を高めることになってきます。またこの映画の凄いところは、ニューマン、パイパー・ローリー、ジョージ・C・スコット、ジャッキー・グリーソンという主要キャストが全員オスカー演技賞にノミネートされたということ。ジャッキー・グリーソンなんて本来はコメディアンというか芸人で、映画でのシリアスな演技は本作だけなんですからねえ。個人的にはやはりアクターズ・スタジオ出身のパイパー・ローリーのメンヘラ・アル中気味のヒロインに引き付けられました、彼女は本作以降76年の『キャリー』まで映画出演がなかったってのはほんと勿体なかったです。でもやっぱミネソタ・ファッツは、気が付いてみればほとんどセリフがなかったけど、渋すぎですよ。彼こそは映画史上最高のデブキャラだと確信した次第です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-11-12 23:12:46) 20.破滅ギャンブラーの典型的な物語。天才的な才能を持ち合わせるも、ギャンブルが止めれない、酒で気が大きくなり、そして女を泣かすという非常に判り良い。ニューマンはカッコいいがだらしない役を上手く演じていた。女が最後まで悲劇的。面白かった。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-04-29 08:50:21) 19.《ネタバレ》 モノクロの雰囲気のある男匂いのする映画。ニューマンが、良い。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-28 22:54:03) 18.男の哲学を描いたなかなか深い映画だと思う。ミネソタファッツのような寛容で物事に動じない男にも憧れるが、その時その時を全力で駆け抜けるエディみたいな刹那的な生き方にも憧れる。 【カタログ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-14 10:17:41) 17.「プレイヤー」がいて「元締め」がいて「女」がいる。ザッツオール。 【michell】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-28 23:47:24) 16.《ネタバレ》 この映画を観る前は、題名から考えてビリヤードの対決のみに 焦点を当てた映画なのかな、と思っていましたが、全然全く予想と違っていました。しかも良い意味で。人間の汚さや正直さ、色んなものが映画で表れていたような気がします。エディがゴードンと組んで大勝負に出て行く途中(大富豪の家のパーティー何かのところ)で、ゴードンが彼女に小声でものすごく酷い言葉を耳打ちするシーンが強烈でした。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-18 02:19:56) 15.ニューマンはバーボン飲みまくり。そら酔いますよ(笑)こう好きなものを映画にできるってやっぱいいよね。マックィーンにしろジャッキー・チェンにしろやる気がビンビン伝わってくるからなぁ。ビリヤードはあんまりしたことないけど見てて男の世界はやっぱすげぇと思います。球の色がわからんやんと言いたくなるけどそれはモノクロ映画を批判することになるからそういうのはおいときましょ。 【M・R・サイケデリコン】さん 8点(2005-01-05 11:47:02)(良:1票) 14.《ネタバレ》 女子学生との出会いと彼女の自殺による突然の別れが男の人生を変えると言ういわばありがちなストーリーですが、観たときにはやはり衝撃的でした。彼女の遺書がノートにペンでではなく、如何にも女性らしい方法(それが女子学生という当時で言えばインテリのらしからぬ)によってこそそれだけのインパクトが与えられたのでしょう。最後の勝負の前に「何故勝てなかったかやっと判った、根性が欠けていたのだ。俺はやっと根性ができた。サラが命を賭けて教えてくれた。俺に賭けろ、俺は負けんぞ。」(字幕じゃなかったけれどきっと「Guts」だと思う)のセリフには痺れます。ハスラーは映画の公開時にはB-58爆撃機の名称としてしか知られてなかったけれど、その後に外人監督が「ハッスル」とか言ったのが元でスポーツ新聞用語として流行ったけれど、メンタルにスマートに稼ぐやつと言うような意味なのでしょう。 【たいほう】さん 8点(2004-12-30 23:49:13) 13.ニューマンの男らしさなどはすでに散々既出ですので省略しますが、劇中のショットの数々。本当に撮影は大変だったでしょう。1回で決められたんだろうか…。おまけに、出演者も練習したんだろうなぁ~(少しフォームがゆがんでいるように思えるんだけど、私の画面がゆがんでいたのか?)しかし、ビリヤードで鴨られるとムカつきますよね…イギリス人の友人と遊んだ時に、そいつ自宅にスヌーカー台があるのを隠して私を鴨にしたんです。ゆるせん…今でも。エディに鴨られる一般人をみて、その友人のイギリス人を思い出しました。あの時はマジで自宅にビリヤード台を買って毎日練習してリベンジしてやると思ったものでした。 【クルイベル】さん 8点(2004-08-16 09:35:05) 12.ミネソタ・ファッツが渋くていいですね。 【しまうまん】さん 8点(2004-06-12 00:22:42) 11.白黒でしか出せない味が、この映画のレベルを更に上げてる。 【PAD】さん 8点(2004-06-02 11:08:50) 10.《ネタバレ》 ジャズ音楽に乗せて描かれるハスラーの世界。この裏社会では、人は生身の人間のままで生きて行くことは許されず、常にある種の「仮面」で自分自身を覆いかぶせることを宿命づけられてしまうのでしょう。ギャンブラーの持つ独特のクールさ、渋さ、格好良さは、むしろ、この「仮面」がもたらす非人間的なものに起因しているのかも知れません。ミネソタファッツとの死闘、サラとの恋、そして死別。挫折と苦悩を味わい、卓越した才能がありながらも、この「仮面」を持ち得なかったエディ。結局は闇から闇へと葬られてしまうことになるのですが、最後に残した「おまえこそ落後者だ」というこの一言こそが、まさにこの映画の真意でしょう。ギャンブラーの持つ「仮面」には確かに魅惑があります。そしてこれを身に付けた男は、渋く、クールで、格好良い。しかし、エディの最後の一言によって、この「仮面」は見事におとしめられることになり、逆に裏社会の不条理さが如実に浮かび上がってきます。これによってこの映画は社会派ドラマの様相をも呈し、さらに、この一言によって、非人間的な「仮面」を持ち得なかったエディこそが真の勝利者となり、見事なヒューマンドラマに仕上がっています。この「仮面」を徹底的に否定し死を選んだサラ、この「仮面」の持つ不条理さを理解しつつも闇の世界に留まり続けたミネソタファッツ。三者三様の生き様を哀れみを持って描いた秀作ドラマ。 実に奥が深く、その意味では『ハスラー2』はジャンルすら継承していないように思います。 【スロウボート】さん 8点(2004-05-15 13:24:03) 9.ミネソタ・ファッツが、かっちょエエです。実力も経験も十分。自分をコントロールすることも出来る。『麻雀放浪記』の出目徳のおっさんみたいです。出目徳のおっさんはあんなにダンディではないですが・・。てことはエディは、やっぱりドサ健ですね。向っ気の強いところも、そっくりです。そう、この作品『麻雀放浪記』と同じ色がします。とてもじゃないが堅気とは言えない世界で生きていく男たち。もちろん本作のほうが先に作られているのですが、洋の東西、時代をを問わず、男ってこういう世界に憧れるモンなんです。 【pony-boy】さん 8点(2004-04-24 21:25:53)(良:1票) 8.ポール・ニューマンのかっこよさがドカーンと爆発。オープニングから息をつくまもなくいつの間にやらエンディングへ。まさに芸術的ブレイクランアウト。というほどでもないが、ポール・ニューマンはマジでかっこいい。変に大げさな演出をしてないし、自分の腕のみを武器に戦いつづける孤独なハスラーの世界をていねいに描いている。ビリヤードファンにとってはマイク・シーゲルの華麗なテクニックを堪能できるという意味でもかなりお得。これぞ名作クラシック。 【ぷりんぐるしゅ】さん 8点(2004-03-28 14:06:20) 7.ビリヤード・プレイヤーとしてはこれぐらいの点数は確定でしょ。確かに、How can I lose にはしびれました。言ってみてぇ。。。 【ブチャラティ】さん 8点(2003-12-12 13:31:41) 6.何といってもミネソタ・ファッツ。ビリヤードの腕はよくても、精神的に幼いところが目立つエディとは対照的に我慢強い人だなぁ~。ビリヤード勝負で負けがこんできたとき、顔を洗って爪を整え、胸にカーネーションをつけて戻ってきたミネソタ・ファッツに威厳を感じた。私も何か勝負をするときは、ちゃんと爪を切って身だしなみを整えて挑もうと思う。さて、私の人生でそんな時がくるのかどうかはわからないけれど。 【元みかん】さん 8点(2003-10-26 04:12:38) 5.男として、ビリヤードをプレーする者として、非常に愛すべき作品。ここまで男の勝負を描いた秀作は、なかなかお目にかかれません。疾風のエディと一度対戦してみたいけど、カモられるんだろうなあ(泣) 【SPEED】さん 8点(2003-07-22 05:33:31) 4.し、渋い。ストーリー、カメラワーク、出演者、セットの全てがイブシ銀な雰囲気を与える。特にポールニューマンの男の哀愁を感じさせる演技は絶品。派手さを売りにしてる映画監督は1回見るべきじゃないかな。 【コモドオオトカゲ】さん 8点(2003-05-17 22:04:59) 3.高校生のときにビリヤードが流行ってて、それで観たんです(ミーハー?)。なんだ白黒じゃーんと思ってたのは最初だけ。テンポいいし、なにしろリアリティたっぷりなので、どんどんひきこまれちゃいました。場末の酒場のいかにも日常の風景、ってのが(それが日常かどうかほんとは知らないけど)すごくいい。ビリヤードうますぎ。 【キャットス桜井】さん 8点(2002-03-12 23:29:52) 2.男の映画。ミネソタファッツがかなり格好良い。対して、2の単なる娯楽作品的軽薄さには本当に同じ原作者なのかと仰天しました。 【oikawa】さん 8点(2001-11-21 02:23:27)
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