みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 【秀吉のマドンナ探す旅。だけど、寅のマドンナは五月みどりのほうじゃなくてよ ちゃんと若いほうだよ 秋吉久美子さん。五月みどりさん、この時、48。秋吉久美子さん、この時、33。】 満男に裏ビデオを勧める源公や、交番の前をうろつくホームレス。それをハエのように追い払う一警官。そして背中一面に般若の刺青入れた極道もんだという般若のマサという男の説明、酒・女・博打に溺れ借金まみれだったというマサという男の説明、挙げ句、妻の髪の毛を鷲掴みにしてブン回すほどの今でいうDV男であったというマサという男の説明。 満男にエロを勧める源公の姿は要らなかった。ホームレスを追い払う警官の姿は要らなかった。生々しいDV男の説明は要らなかった。惜しく思う。 ついでに言わせてもらえば、五月みどり演ずるお母さんの登場シーンと息子との再会シーンにおいて、その演技や演出や撮り方にかなりシラけたものを感じてしまった。引っ張りに引っ張って母親出してきた挙げ句に これかいな てな感じに思えてしまった。だから締まり悪い。 ただ、厳しい意見は述べさせていただきましたが、全体的には嫌いではなかった今回作。 マドンナについては、今回、マドンナというほどの出演時間ではなかったですが、一晩一昼限りの出会いと馴れ合いながら、隆子を演じた秋吉久美子の存在が暖かくもあり淋しくもあり、寅との相性の方も良さげですごくよかった。少なくとも彼は、あわよくば隆子と秀吉と三人で暮らす事などシュミレーションしていた瞬間もあったわけなだし、「父さん」~「母さん」と呼び合う姿がひじょうに心地良かった。それだけに惜しい出会いであったと思ってしまいましたね 寂しい別れです。そして寂しいといえばですよ、美保純さん。今回でお役ゴメンとなってしまったようです こちらもすごく寂しい(ほんとに心底寂しく感じる) さようならです あけみさん。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-07-24 21:36:39)(良:2票) 1.前作「知床慕情」に続いてシリーズ後期の僕のお気に入りの作品です。ドタバタ劇もほとんど無くかなり淡々とした異色作。 マドンナは秋吉久美子演じる”母さん”。旅先で寅さんと出会った次の日にはもう別れてしまう。恋と呼べる関係に発展する事も無く、寅さんが首を突っ込む若い二人の恋も無い。しかし旅の中のごく短い間でしたがこの二人の関係はいい味がありました。 笑いドコロも少なく、寅さんが旅先から電話をかけてきた時の”父さん”、”母さん”の所は面白かったけど、これが初期の作品ならとらやはもっと大騒ぎになっていただろう。 さくらとの別れ際台詞「働くってのはな、博みたいに一生懸命真っ黒になって家族のために働く人のことを言うんだ。俺たちなんて働いてる内に入らねえ」そしてラストも幸せそうなお筆さんと秀吉の姿を見つけてそっと身を隠す。若い頃の寅さんなら「よう!みんな元気そうじゃねえか」ということになっていたかもしれない。こんな寅さんの言動がいいなあ、と思う半面寂しくもある。 ずっと昔初期の作品「純情篇」でヤブ医者を演じた老いた松村達雄さん(2代目おいちゃん)の人情味ある田舎の医者に、前作に続き人のいい船長を演じたすまけい、旅館の主人の笹野高史といった脇役のおじさんが皆いい味を出しています。また、シリーズはこの後間もなく満男の成長と共に満男とおじさんの関係がメインになっていくのですが、満男が進路や人生の事で悩み始め、少しずつ満男とおじさんとの関係も描かれ始める作品です。 【とらや】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-10-13 22:39:05)(良:2票)
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