みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
9.《ネタバレ》 強烈な印象に残る映画であり、あまりにも悲しかった。どうしてこのような悲劇が起きてしまったのだろう。元は言えば行政を司る郡のミス、いやミスではすまされないことなのだが、それを攻めてもどうにもならないだろう。 失って初めてわかるもの、あまりにも犠牲は大きかった。予告編で求めていたのはHouseでなくHomeだった(予告編でネタバレ)と言えばそれまでだが・・・。 人を脅し従わせる銃、自殺をするための銃、大切な人を守る銃、そして危険を除去するため射殺する銃、米国の銃社会、それはいつか大きな不幸を呼ぶと声を上げて叫びたい。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-12 14:30:00) 8.「呪われた家」とでも形容したくなるようなストーリー展開で、ひとつの家を巡る泥臭い利害の対立を、美しい背景映像に対比させて描いた秀作です。俳優の持ち味を生かしたキャスティングも見事で、特にジェニファー・コネリーが美しい。 【windance】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-25 18:40:32) 7.本質的な意味は私にはわかりませんが、作品の構成には隙がありませんし、映像も美しく良い作品だと思います。伝統的な威厳をもった国(社会)と、歴史は浅いけれど世界の警察官に成り上がった、ややはすっぱなアメリカ社会とを比較した作品なのかなあ(前者の代表がベラーニ大佐で、後者の代表がレスター警官ですよね)。その中に家族の関係も入ってきて、国家・文化と家族の関係を融合させて深みのある、美しい作品に仕上がっていると思います。 【ひよりん】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-11-04 12:42:50) 6.前半は、誰が特に悪いというわけでなく、降りかかってきた不幸という感じだったのが、あの保安官のせいですべてが台無しになってしまった。アメリカの税の書類なんてあんまり見てもわからないし放置しがちなものなので、起こりうる不幸という目で見てしまった。まあ家を持っていないから差し押さえられる心配はないんだけれど。それにしてもあの親子は24でも親子だったということを忘れないようにしたいな。 【HK】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-07 22:42:50) 5.かなりこなれた映画じゃないですか?!クロウと受けしそうですね。僕は 女もベラーニも悪くないと思う。 お互いの主張はしごく当然だし、ただしインゲマル?!だっけか?アメリカナイズされてスケボー小僧だし、警官はまさにコンサーンレスのアメリカ人そのもの。現在の中東アメリカの関係に、アンチテーゼを鋭く突き立てているような、素晴らしい映画ですね。お互い後悔するぐらいなら、お互いがもっとしなやかに為るべきだったね。詰まるところ銃(武器)と言う存在が、悲劇を生む切欠になっている。憲法9条、靖国問題、我々も襟を正さねば、同じように悲劇を生む事を、学習しなければならないね。 【Pizz】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-21 03:34:20) 4.『ダンサー・イン・ザ・ダーク』以来のやるせなさで、しばらく涙がとまらなかった。体力・気力ともに充実してるときに観ないときつい作品。 【ぷっきぃ】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-05-29 22:04:58) 3.宗教的な慈愛と尊厳、懺悔と贖罪。そういった感覚に満ちた素晴らしい映画。何の前知識もなく見たが、よもやこんな展開になるとは。後半、展開が急な気がしたがよく考えると細かい複線が山ほど張られていたように思う。例えば、DVの夫をハメる保安官の話とか、コネリーがヤク中だったと示唆する態度であるとか。イラン人夫婦の演技は素晴らしく、ジェニファーコネリーの腐りっぷりも良い。音楽も、最後ベラー二が軍服に着替えたときの中東旋律などはたまらん。職人的映画。 【笹】さん 8点(2005-03-23 18:10:02) 2.重く深い映画、登場する人物それぞれが何らかの事情が有り、その彼らが一軒の家を巡って争う、誰も悪くないのに展開が悪い方向に向かってしまう。あえて悪を探すとすれば、郡と頼りない弁護士。決してハッピーエンドにはならないが、わざとらしい終わり方をしないところが良い。レスターの下心ありありの行動には疑問を抱くが、自分が同じ状況なら同じ行動をするかも知れない(相手がジェニファー・コネリーならしょうがないでしょう?)と思うと非難はしにくい。ベン・キングスレーの演技は素晴らしい、同年アカデミー賞主演男優賞を取ったショーン・ペン(ミステック・リバー)よりも上だと思う。 【みんてん】さん 8点(2005-03-21 08:38:21) 1.重い悲劇だけれどいろんな問題提起がされているようで興味深く、見ごたえのある作品だった。 一つの家を巡って対立することになる女性とイランからの亡命者一家。 失意の日々で怠慢から家を失うことになった女性も、かつての栄光ある誇り高い大佐もそれぞれ家にこめた思いや切実な事情がある。双方とも悪意はないのだが、どちらにも肩入れできないというところもある。 解決するにはお互いによく話し合って双方が譲り合うしかないと思うのだが、私情で女性側に立つ副保安官が絡んできて事態をこじらせてしまう。 この人物のとった対応がアメリカという国を示唆してるようでもある。本人には悪意というより正義感からなのだろうが、事態をよく理解しようともせず一方的な感情で銃で脅しつけて介入したことで思わぬ悲劇を招くことになる。 非常事態で大佐が息子に言う「臆病だから銃で武装する。臆病者は刺激しないように冷静に振舞おう」といったようなセリフも印象的だった。言葉も文化も異なる者が利害で対立した時何が大切か、どういう対処をすべきなのかといったことを考えさせられる。両者をイスラム社会とアメリカの現在の姿として見るととても興味深い。 J・コネリーやベン・キングスレーなど出演者もとても良かった。 【キリコ】さん 8点(2004-11-16 21:20:39)(良:1票)
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