みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
8.《ネタバレ》 無駄な説明を省いて、映画が始まって直ぐに「ヒロインを誘拐してからの逃走」→「主人公と警官達のカーチェイス」という流れに突入するのが気持ち良い。 こういう構成の場合「面白さのピークを序盤に持ってきたせいで、途中からダレてしまう」って形になる品も多いのですが、本作に関しては最後までピークを維持出来ていたし、その一事だけでも傑作と呼べると思います。 基本はコメディでありながら、程好くシリアスな要素を織り交ぜているのも見事であり「安心して楽しめる娯楽映画なんだけど、結末は読めない」ってバランスに仕上げてあるのも良い。 本作の元ネタって、恐らく「パティ・ハースト事件」(お金持ちの令嬢が誘拐され、犯人と恋仲になってしまう)じゃないかと思うんですが、それがまた「悲劇的な結末」に辿り着くのを示唆しているんですよね。 あの事件を知っている観客であれば、単純なハッピーエンドにはならないだろうと考えるし、それゆえに主人公が追い詰められ、物悲しい音楽が流れる「ニュー・シネマ的な射殺オチ」を見せられても、納得出来ちゃう。 ところが、この映画はそこで終わらせずに、更に一歩踏み込んでみせたんです。 上述の射殺シーンは主人公の妄想(=目を瞑った間に考えていた未来予測)だったと判明し、底抜けに明るいハッピーエンドに着地する。 この「実際にあった事件をハッピーに変えてみせる」という手法は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年)でも用いられているし、本作が先駆的な品であった事を証明してる気がします。 劇中にてThe Offspringの曲が使われているのも嬉しかったし、マスコミが事件を面白可笑しく報道する様を、皮肉たっぷりに描いてる点も良いですね。 そういったマスコミ連中や、ヒロインの父親が適度に憎たらしい存在であるからこそ、彼らを出し抜いて主人公カップルが逃亡成功するのに喝采を送れる訳であり、本当に上手い作り。 チョコバーを銃に思い込ませた事が伏線の「もうキミを人質には出来ない。銃を食っちゃったし」って台詞も洒落てるし、カーチェイスだけでなく、会話劇としての面白さもあったと思います。 難点を挙げるとしたら……主人公が無実の罪を着せられた「ピエロ強盗」の真犯人の顛末が不明なので、モヤモヤが残っちゃう事が挙げられそうですね。 あそこに関しては「実は交通事故で死んでいた」とか「他の事件で有罪になって服役中」とか、そんな情報を主人公の弁護士が伝えてくれていたら、よりスッキリとした結末になっていたかも。 チャーリー・シーンは好きな俳優さんだし、誰もが知ってる名作映画にも数多く出演されてる方ですが…… そんな彼の「隠れた傑作」を教えて欲しいと言われたら、本作を紹介したくなる。 オススメの一本です。 【ゆき】さん [地上波(吹替)] 8点(2022-11-15 02:54:26)(良:1票) 7.おかしかったぜよ。こんなの好きやな~~参ったぜい。そして、民放のテレビ局放送だったので、吹き替えは残念だなって思っていたら、これが大間違い!誘拐犯役のチャーリー・シーンがビバヒルのスティーヴで、人質役があのダーマの声でした!この2人の声キャラには大満足でした。 【3737】さん 8点(2003-12-27 08:10:00)(良:1票) 6.意外に・・・って感じです。カーアクションというよりコメディが良かった。 【腸炎】さん 8点(2003-10-30 17:45:20) 5.カーアクションだけど、いろんなコメディー的なものがあり軽い感じに見ると面白い!! 【ジョン・マクレーン】さん 8点(2003-06-22 23:27:06) 4.楽しく見れました。でもラストがちょっと・・・・・・。 【サラエボの銃声】さん 8点(2003-03-25 14:07:06) 3.ハイウェイで車から死体が次々と落ちてくるシーンなどおバカなところが面白かった。 【クロ】さん 8点(2003-02-18 18:16:03) 2. 車中の会話もマスコミへの皮肉もおもしろい でも食事中には向かないかも 【nb】さん 8点(2002-07-14 01:21:08) 1.うん?アレ?と思ってる間に映画が終わっちゃいました。ありきたりなB級だと思ってたら、予想外にかなり面白かった。現代アメリカの病めるところを痛烈に皮肉った快作だと思います。 【チャーリー】さん 8点(2001-03-03 20:21:35)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS