みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
11.《ネタバレ》 カネの為に護送を買って出たダンが、仲間の死に際して下すのがひとつ目の「決断」。男には、命を投げ出しても貫き通すべきモノが確かに在るのだということ。ふたつ目の「決断」は、そんなダンを殺してはならないと思う悪党の一種の「諦め」というか。そしてそれは、ただ「借りを返した」と嘯きつつも、ダンの潔さと夫婦の愛情を直に見せつけられたことにより心に芽生えたものであろう。 その意味では、ダンの困窮ぶりと悪党の誘い掛け、頼りない飲んだくれのアレックスが相棒であったこと、嫁さんがワザワザ駅まで来ちゃうこと(私も正直「何しに来てんねん!」と思いました最初は)、等々、細かい所までわりかし良く工夫の効いたシナリオだったなあと思う。ただそれを踏まえてもやはり素晴らしいのが、見事に描き出される「男の美学」。それは彼ら2人がある意味、自分の身を捨ててまで護り抜いたモノだったのだなあと思います。このカッコ良さ、実に心地良い。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-10-09 22:27:46)(良:1票) 10.終始物静かなベンは西部劇悪漢キャラらしからぬ存在。ダンの心を見透かすように金で釣ろうとするネチネチぶりに血圧が上がる。甲斐性なしを突かれて金に転びそうになるダンを応援し続けて血圧が上がる「踏ん張れ!」 グレン・フォード、ヴァン・ヘフリンのキャスティングが絶妙 力が入りっ放しの展開を経た結末に釈然としないものを感じていたものがラストショットに消し飛んでしまった。乾いた心にまで沁み入ってくる雨模様が絶品。 異色であり上質の西部劇を堪能しました。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-06-10 22:04:53) 9.邦題からして西部劇とは知らずに鑑賞しましたが、ストーリーも後味もとても良いウエスタンでした。リメイクされたのも肯けます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-09-10 21:05:02) 8.《ネタバレ》 リメイク版を先に観てたのですが、ご縁あってオリジナルを鑑賞(ウレシイナ)。うーむ、これは両方とも甲乙つけがたいほどいいですね。こちらはリメイク版と違い抑えめな描写と押しつけがましくないあっさりめなテイスト。ちょっと薄味な感じはするけどラストはこちらのほうがいいかなぁ。流れが自然な感じだしね。しかしあれですな、今から50年以上も前にこんなストーリーを考えちゃう脚本家さんはスゴイね(感心)。手に汗握る男の攻防戦は見応えたっぷりでゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-30 09:44:43) 7.《ネタバレ》 緊迫感がすばらしい。ベンウェイドの存在感がすばらしい。 主人公がこの危険なミッションを受けるに至る、心理の変化、決断のようなシーンがないのが残念。 あてにしていた借金の申し出が却下されるや否や、この話に飛びつくのは唐突かなあ・・ 駅についてからのウェイドの心理攻撃に揺さぶられながら、ジリジリと時間が過ぎていくのが実に緊迫感がある。 終盤、嫁が出てきたところでは、正直「なんで~!?」と思ったが、主人公の最後の決断のシーンだったんですね。 ラストのウェイドの行動は、思わず惚れてしまうこと請け合いな名シーンです。 【kosuke】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-26 00:42:16) 6.リメイク版を観たのがきっかけで知った作品です。リメイク版にも感謝したいw。派手な打ち合いやアクションシーンがあるわけではないけど、「決断のとき」までハラハラドキドキしっぱなしでした。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-20 22:40:57) 5.《ネタバレ》 主人公ダン絶体絶命のピンチのまさにその時、予想もしていなかった悪党ウェイド意外で粋な行動に、思わず歓喜の声をあげました。でも不可解でした。何故悪党はダンを助けたのか?しかしその疑問も直後の彼の言葉で打ち消されます。「若造から命を救ってくれたお礼さ」。腑に落ちると同時に、邦題の「決断」が意味するところを理解してさらに感動。高い満足感を得てエンディングを迎えました。これだけ上質のカタルシスを得られる映画に当たったのは久しぶり。文句の無いハッピーエンドでした。それだけに、ただ1点残念だった部分があります。それは、宿屋から駅までの護送プラン。あれはダン本人も納得の負け戦でした。そうではなく、結果ダメでも自らが生き残るための努力を主人公にはして欲しかった。捨て鉢のヒロイズムではなく、男の信念に裏打ちされた賭けに共感出来たら最高でした。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-10 18:42:23) 4.《ネタバレ》 撃つか、撃たれるかという緊張感ももちろんあるが、それだけではない独特の緊張感溢れる作品に仕上がっている。 強盗団のボスと、貧乏な牧場主という出会うはずのない二人の人生が交錯するという点が面白い。 出会うはずもない男の人生を知り、お互いがそれぞれの人生を振り返っているようにも感じられた。 強盗団のボスのベンは金だけは死ぬほど持っているだろう。 しかし、逃避行を繰り返しているので、もちろん妻や子ども達とともに幸せで安定した家庭などを築けるはずがない。 確かに女には不自由しなくても、それは一瞬一瞬の出会いでしかない。 自分を助けてくれる仲間もいるが、満たされないモノを抱えていたのではないか。 一方、牧場主のダンは妻や子ども達と幸せには暮らしているが、裕福な暮らしをさせることができず、苦労を強いている。 子ども達に父親らしいカッコいい姿を見せることはできず、いつ降るか分からない雨を待ち望むという不安定な生活を送っている。 ひもじく情けない人生に対して疑問を感じているはずだ。 お互いがお互いの人生を知り、自分の人生が果たしてこれで良かったのかと考えたのではないか。 牧場主のダンが諦めずに、あれほど移送にこだわったのは、この点にあったように感じられた。 もしボスを諦めて簡単に逃がしてしまえば、自分の人生を否定してしまうと思ったのではないか。 楽をして金を得ることもできるが、そういう人生を選択することなく、苦労しても貧乏をしても正直に生きるという人生が間違っていないことを証明したかったように思える。 自分の生き様を示すことによって、妻や子ども達にも「間違いではない」と伝えたかったのだろう。 強盗団のボスのベンは、自分の築けなかった家庭を壊すようなことをしたくなかったのではないか。 また、買収にも応じないダンのオトコの心意気にも感じ入ったことがラストの行動に繋がったように感じられる。 二人の苦悩、そして二人の生き様が見えたような思いがした点を評価したい。 計算し尽くされたムダのない脚本・演出も見事である。 意味のないように見えて、見終わってみると、何もかも全てが繋がっているように感じられるレベルの高い作品だ。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-16 01:49:25)(良:3票) 3.フランキー・レインの主題歌がいいですねぇ。西部劇らしいドンパチが溢れるわけでもなく主演のカッコイイアクションがあるわけでもないのに惹かれる今作品、脚本とキャストのカッコよさでこんなに面白くなる西部劇を久しぶりに見たように感じますしこれほどハマった邦題も久しぶりに。グレン・フォードとヴァン・ヘフリンの心理を擽る戦いに加え二人のかっこよさ、くぁーたまんねぇ!!オッサンのイメージが強かったけど間違ってました、ごめん。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-12 02:34:44) 2.《ネタバレ》 まあいつもは映画の嗜好がオイラと異なってる元みかんさんのレビューですが、ここまで熱く語られると手に取らないわけには行きませんにゃあ(笑)。で、ここのレビューを読まなかったら存在すら知らずに一生を終えた (詳細はブログにて) 【エスねこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-07 20:17:22)(良:1票) 1.とにかくグレン・フォード演じる悪者の親分、ベンがかっちょいい。そして、ベンを見張る牧場主のダンもかっちょいい。前者はスマートでかっこよく、後者は誠実でかっこいい。こんな男同士(念のため言っておくけれど、決して顔がいいわけではありません)が、各々の考えに基づいて心理戦をする。かたや捕まりながらも悠然と過ごす男。かたや200$のために命をかけて慎重に見張る。もともとダンは金のために見張り役に志願したんだから、ベンはダンを買収しようとする……。この二人の一挙一動を、私たちはただみつめるだけ。この均衡が崩れるのはどこなのか……それを、ただじっと待つのです。ダンが仲間を集める。ベンの手下がやってくる……。どこで動くか、乞うご期待!ってな映画です。 【元みかん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-13 00:11:51)(良:4票)
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