みんなのシネマレビュー

ライフ・イズ・ミラクル

Life Is a Miracle
(Zivot je cudo)
2004年【ユーゴ・仏】 上映時間:155分
ドラマコメディロマンス
[ライフイズミラクル]
新規登録(2005-03-29)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2011-05-18)【S&S】さん
公開開始日(2005-07-16)


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監督エミール・クストリッツァ
キャストスラヴコ・スティマチ(男優)ルカ
ミリャナ・カラノヴィッチ(女優)ナダ
ストリボール・クストリッツァ(男優)アレクシチ
脚本エミール・クストリッツァ
音楽エミール・クストリッツァ
製作エミール・クストリッツァ
アラン・サルド
製作総指揮ピエール・エデルマン
クリスティーヌ・ゴズラン
配給ギャガ・コミュニケーションズ
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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6.《ネタバレ》 それほど古くはない映画ですが、古き良き映画を彷彿とさせる雰囲気です。全体的に赤錆がかっていて、透明感がない、カーキー色の目立つ油絵的な絵づくりなんですよね。ロケーションもとてもシャレてるなと思いました。主人公の家はボスニアの片田舎の山を背にして建てられているのですが、家の前方には結構な傾斜で下る草原が広がっていて、そこに張り出して設置したテラスからは草原を俯瞰することができます。ここで驚くのは、家の真ん前、テラスとの間に鉄道の線路が走っていることです。山は、家の背だけはなく、左右にも迫っているようで、家の前を通る鉄道の線路は左右の山をトンネルで抜けていきます。さて、このボスニアの山奥の一軒家に、妻と息子と3人で暮らしているセルビア人の男が物語の主人公です。男は鉄道技師、妻はオペラ歌手で、息子はサッカー選手をめざしています。家の前を通る鉄道は昔オーストリアが敷設したものの開通しておらず、現在、開通に向けた作業が進められています。おそらくその都合で、鉄道技師として現場近くに引っ越してきたという設定なのでしょう(仕事らしい仕事をしてるシーンがないので謎ではありますが)。主人公家族を中心に、この地での生活が、コミカルに、かつ、丁寧に描き出されていきますが、その切り出し方と、つなぎ方に絶妙なセンスを感じます。そうこうしているうちに、ボスニア紛争が勃発し、片田舎とはいえその影響を少なからず受けることとなり、話は動いていきます。ただし、あくまでも紛争は背景であり、一貫して人の生き様を描くことに軸足を置いているところが、他のボスニア紛争を扱った作品と異なるところでしょうか。結局、紛争があろうが、人間やることはやるし・・・という人間賛歌みたいなものになっていて、見終わって、すがすがしい気持ちになりました。 camusonさん [DVD(字幕)] 8点(2024-05-08 19:17:27)

5.日常のなかの戦争、戦争のなかの日常。ユーモアとシリアスが共存する相変わらずのクストリッツァ節だけど、ラストがちょっと弱かったかな。ただ、隣り合わせで住んでいたはずの人々が「民族」の名の下で殺し合う戦争のなかで、敵も味方もいろんなものが通り過ぎていく線路とトンネルが指し示す意味はとてつもなく深い。分断を描いた『アンダーグラウンド』とは対照的なメッセージを感じました。 ころりさんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-10-12 18:01:34)

4.《ネタバレ》 動物、音楽、空飛ぶベッド、戦争、愛、エゴ・・・などなど、やっぱりクストリッツァワールド全開でした。ロバちゃんは、きっと最後に何か意味のあることをするはずだ、と思ってみていたら、案の定、ラストにご登場! でした。珍しく、音声に吹き替えの日本語版があり、オドロキ。思わず、日本語版で一部見てみたけれど、な~んか、違和感ありました。あの世界観を音声だけで再現するのは、いかな手練の日本の声優さん方でも難しかったのでしょうな・・・。ご苦労様です。 すねこすりさん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-27 13:57:19)

3.《ネタバレ》 我慢して最後まで見て良かった…脱落しないで良かった。クストリッツァはいつもスロースターターすぎる。話も人物も掴むまでに時間がかかる。そこさえクリアすればもっといい。シビアな環境を完全なるシビアでお涙ちょうだいに仕上げないところが、自身がシビアな社会環境に身を置いていた経験があるからこその本物を感じる。もちろん、クストリッツァ映画独特の音楽も◎そしてもちろん、あのロバに主演男優賞。 Leannán-Sídheさん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-29 14:56:45)(良:1票)

2.結構悲惨な背景なのに、とてものんびりしてて、バンバン空襲されてるのに、全然怯まないし、戦争のニュースをみても「嘘うそ」とか言ってしまえるところとか結構人間ってしぶといかも・・・って思った。何気なく小さいミラクルがいろいろなところにあって、だからといって現実離れしてるわけでもなく、あたたかいし、かわいかった。猫も犬もロバも全部よかった。 さらさん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-10 16:30:24)

1.相変わらずの世界観がまた見れてうれしい。音楽も良い、見ていて和む恋愛もコメディーも良い。この監督の映画の作り方は好き。一つ一つのシーンのつながりというより、一つ一つのシーンが個々のベクトルを持っていて、その場その場で完結したようなシーンを撮る。一貫性が無さそうな感もあるが、とにかく心に残るシーンがたくさん一つのフィルムに納まってる感じ。だから2回目を見たくなるし、大事にしたくなるんやろうな。線路をふさぐ失恋ロバちゃんも、離れた2つのベットで男が犬を抱いて、女が猫を抱きながら話すシーンも、抱き合って芝を転がるシーンも、バズーカ逆さに吹っ飛ばすシーンも、どれも良い。映画の楽しませ方を理解してるなぁ、って関心してしまう。時折、発想に脱線を感じるところもありますが満足。 ハッシーふりかけさん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-24 18:19:51)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 7.08点
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528.00% line
6520.00% line
7624.00% line
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9416.00% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.75点 Review4人
4 音楽評価 8.00点 Review3人
5 感泣評価 3.66点 Review3人

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