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2.めくるめく混沌の中、「どうする?」と問われた北野武は銃を放つ。今の僕にはできそうもありません。 【njld】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-24 23:58:04)
1.《ネタバレ》 とても面白かった。初老期に達したエンタテイナーの厭世感が根っこにある。北野武という人は、ホントは木賃アパートに住んで、コンビニで店番して、レートの低い麻雀打って、センベイ布団でふて寝してたいんだろう。今さらそういう境遇に落ちるのは怖いけど、それが自分の青春だったんだから、そこへ戻りたくもある。っていうか、戻ってみんなを撃ち殺してやりたい。でも、そういう甘ったれを許さないのが岸本加世子。彼女は、要するにオカンですね。あらゆる場面に顔を出して、タケシのたくらみを必ずくじく。この映画は、全知全能のオカンに見守られて緩慢に死んでゆくタケシを、ホントはそうなってたかもしれない色々なシチュエーションで見せているわけだ。功成り名遂げた男の厭世感を、映画のキャラでなく現実の「ビートたけし」を使って表現した点が、欠陥と言えば欠陥だろう。だから「ビートたけし」という日本限定のポップ・ヒーローを知らないと、映画の意図が分からない。でも、そういうやり方で「ビートたけし」こと北野武が、ヨーロッパのTakeshi Kitanoファンを切り捨てた映画とも言える。すべての虚像を切り捨てたいという気持ちが根本にある。痛ましいくらい分かりやすい映画。 【哲学者】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-11 19:11:29)(良:2票)
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【点数情報】
Review人数 |
66人 |
平均点数 |
4.11点 |
0 | 4 | 6.06% |
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1 | 8 | 12.12% |
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2 | 7 | 10.61% |
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3 | 11 | 16.67% |
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4 | 7 | 10.61% |
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5 | 12 | 18.18% |
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6 | 2 | 3.03% |
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7 | 9 | 13.64% |
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8 | 2 | 3.03% |
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9 | 3 | 4.55% |
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10 | 1 | 1.52% |
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【その他点数情報】
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