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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 やっと見ること出来た。以前、CSで放送して録画してると言う親戚から借りて見たけど、フランキー堺が最初に筋トレしながら歌いながら出てくる所からノリノリで、そんなフランキー堺の魅力で通す映画て気がする。出世できる〜できる〜と歌うフランキー堺、フランキー堺に釣られる様に社長の見送り、お迎え、社長が戻ってからのミュージカルシーンで一斉に踊り出す会社の人達、良きハリウッド映画のミュージカル映画を見てるような気持ちになります。アメリカでは〜アメリカでは〜て、アメリカ人が見たらどう思うのか気になります。アメリカ人は本当にコカコーラで顔洗うのか?高島忠夫の歌も初めて聞いた気がする。アメリカ人を沢山乗せた観光バスでのやりとり、高島忠夫がアメリカの観光客2人に英語でサービスは無料と説明するも、社長の娘からは良い気にはされなかったり、何度も名前を間違えて言われたりとちょっと気の毒だけど、シャワー浴びてる最中に電話で呼び出されたり、しかも、そのままで良いからて言われた後のやり取りの楽しさや作品全体に漂うどうにでもなるみたいな雰囲気もこの映画の魅力です。最後までアメリカでは〜て頭から離れなくなってしまいます。日本ミュージカルながらハリウッド映画でも見てるんじゃないかて錯覚になるぐらい陽気です。フランキー堺の風邪引いた時の様な声の出し方がお相撲さんみたいで笑える。 【青観】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-02-18 19:01:44)
3.《ネタバレ》 自分は戦後日本映画界の最高峰ミュージカルは『狸御殿』シリーズだと思っていましたが、どうしてどうして、この東宝が放ったカルト・ミュージカルもななかのいい勝負してます。 まず、アニメーションのタイトルデザインがソウル・バスが関わったかと思わせるほど洒落て秀逸。舞台となる東和観光のオフィスは確かにシャレまくったセットで、色彩と言いデザインといいカネかけたなというのが良くわかる豪華さ。フランキー堺や高島忠夫を始めとして芸達者な役者と中尾ミエと雪村いづみといった本職歌手の女優をそろえた豪華キャスト、皆さんほんとスキルが高いですね。中でもフランキー堺のダンスというか身のこなしの華麗さ、ほんと天才的としか言いようがないです。でも浜美枝みたいにそっちの方の芸が劣る女優は歌わせないというのは賢明な選択、そういや有島一郎もほとんど歌ってなかったですね。しかし本作の浜美枝はキュートさが爆発状態、ピンクで統一された彼女の部屋のオシャレさは現代でもなかなか観れないセンスです(愛犬のプードルまでピンクなのは笑ってしまいました)。 この映画はアメリカ帰りの雪村いづみが登場してからの展開が本番です。二言目には「アメリカでは」と社員に説教する“アメリカ出羽守”ぶりが笑えます。この「アメリカでは」はメインスコアにもなっていて、なんと40年近く経ってピチカート・ファイブが雪村いづみを使ってカヴァーしているんですよ。どうりでなんか聞いたことある曲だなと思ったわけです。こういうバタ臭いコメディになると東宝の独壇場なんですけど、アメリカ出羽守・雪村いづみと対峙する高島忠夫のテーマソングは「あこがれのタクラマカン」、でもなんでタクラマカン砂漠なのかは理解不能でした(笑)。そしてワン・シーンだけですが植木等がノン・クレジット登場でフランキー堺と絶妙な掛け合いを見せてくれます。この二人の共演はたぶんこれだけなんじゃないでしょうか、貴重です。 しかし何といっても「凄いもの見せられたな~」とため息が出るのは、やはりクライマックスのサラリーマン軍団のモブ・ダンスで、邦画でここまでのミュージカル・シーンがあったとは、これはぜひとも大スクリーンで観てみたいものです。これがヒットしなくてカルトになってしまうという現実、やっぱ日本じゃミュージカル映画は根付かないのかなあ… 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-06-05 10:24:00)(良:1票)
2.《ネタバレ》 悲しいかな邦画ミュージカル屈指のこの名作でも、浪花節・演歌・盆踊り風土の日本では「邦画ミュージカルは所詮ハリウッドの二番煎じでしかない」事を感じる一抹の寂しさ。だがこの映画が後々の人々に愛されるのはやはりスクリーンからあふれ出る「幸福感」オーラが放出しまくりだからでしょう。中尾ミエとフランキーが星空の下泥だらけになって唄うあの美しさ・高島忠夫と雪村いづみの熱い恋心ふれあう瞬間/アメリカかぶれの社長令嬢=いづみが朴念仁忠夫の雰囲気に飲まれ踊り出すシーン。素敵じゃないか。最大の功労者は作詞/谷川俊太郎・作曲/黛敏郎の繰り出す音楽そのもの。特にしがないオフィスがあっという間に早変わり!の「アメリカでは~♪」これは必見。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-01-21 11:21:14)
1.しょせん本場のミュージカルにはかなわないという気持ちと、一生懸命やってるなあ、という気持ちとがこもごも交錯しつつ見て、結論として、よくやった、の方に加担する。空港で社長を送り出すときの「ニッポン、ニッポン、ニッポンポン」のナンバー、法華の太鼓が好きなのは岡本喜八だけでなく、東宝監督人共通の好みだったのか。高島忠夫の「タクラマカン」のバラードなどがあって、見どころは社長令嬢雪村いづみ中心の「アメリカでは」でしょうなあ。大きなオフィスを舞台に一番ミュージカルらしいナンバー。なにかというと「アメリカでは」と持ち出すことへの皮肉があり、しかしやはりアメリカを目標にして突き進まざるを得ない当時の日本の状況がベースだが、画面としては屈折のない明るさが満ちた。ミュージカルはこうでなくてはいけない。箱根での高島・雪村のデュエットも音楽として凝っている(黛敏郎)。酒場でカウンターの奥に植木等が座ってるってだけで場内に笑いが起こるのだから、大したものだ。酔っ払っての工事現場の路上での群舞も勢いがある。オリンピックで一等国の仲間入りをするんだ、という戦後の上昇期の日本の姿が、背の低いフランキー堺が飛んだり跳ねたりして頑張っている姿と重なり、いじらしい。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-08-04 10:27:07)
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【点数情報】
Review人数 |
9人 |
平均点数 |
7.44点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 2 | 22.22% |
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7 | 2 | 22.22% |
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8 | 4 | 44.44% |
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9 | 1 | 11.11% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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