みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 人は死に対してどうあるべきか。この映画は幸せな死に方とは何かを教えてくれる映画であった。残り6ヶ月の命。人間としての死を覚悟したとき,思い残すことがないように人に,思い出の人に何十年かぶりに会いに行く。初恋の人,けんかした友人。ひとつひとつ,心に整理をつけていく主人公。その主人公に最も会いたくない人に病院で会うことになる。自分の大会社が,倒産に追い込んだ会社社長である。主人公はここで,その会社社長が倒産して,離婚,そして病気で死んで行くという境遇を知る。別れ際,雨の中,主人公は土下座して謝罪するのだが,倒産させられたその社長は主人公に3回蹴りを入れて黙って立ち去っていくのだった。けられたことで,主人公は禊ぎをすませた気持ちになって言う。「許してくださったのだ」役所広司の演技が本当に巧みで,セリフのひとつひとつが自分もこうありたい。そう思わせる模範となるようなものであった。子どもや,妻に対する語りが,まさにお手本である。この映画は幸せな映画であり,死にゆく境遇に立った者が,どう死んでいくのが理想なのかを示した教育映画といえる。そして,死にゆく境遇の者を送る子どもや妻がどうあるべきなのかを示した幸せな,本当に幸せな映画だ。 【なかがわ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-01-08 05:52:53) 1.《ネタバレ》 この映画、あまり点数良くないみたいですが、私は良いと思いました。 肺ガンなのにタバコを吸い続け、愛人を作っていた主人公は決して良いとは言えませんが、 人生を悟りあえて延命治療を控え、死ぬまで生きると言った主人公を、 涙しながらも最後まで支える家族の絆はとても綺麗でした。 残りの短い人生をどう感じ、どう生きるか、大切なものが伝わってきました。 しかしやはりガンが徐々に進行して、やつれていく姿は見ていて胸が痛かったです。 泣かせるシーンは当然のごとく涙が出てしまい、自分の親がもしこうなってしまったら・・・と想像すると、更に涙が溢れて悲しくなりました。 それと、主題歌のケミストリーの「最期の川」は、この映画にとても合っていて良い曲です。 【ひまわり】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-08-02 17:50:29)
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